2007年07月28日

2007 クラセンU-18 グループリーグ1日目 vsガンバ大阪

2007/7/28 15:00 @Jヴィレッジ ピッチ5
グループリーグ1日目
コンサU-18 0-3(0-1、0-2)ガンバ大阪ユース(40分×2)
試合の公式記録はこちら →PDFファイル

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今年もやってきました、J村。
センターハウス正面玄関前の大会看板です。

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玄関ホールの中には、大会の結果ボードが置かれています。


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今年の大会ポスターはこれ。
U-18大会とU-15大会の共通です。
今年のU-15大会はコンサユースの応援ができなくて残念。


J村に着いたのは午後1時ころだったのですが、やっぱり今年も暑いです。
じりじりと日が照って日なたにいるのは辛くなる感じ。思わず「ふー、暑い」と言ってしまいます。
毎年のことながら、気温差がある札幌の選手たちにとってコンディション調整が大変だろうと思います。

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選手入場の前に、恒例の全員での円陣。
・・・歌ってません。(←がっかり)

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さあ、始まります。

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前半キックオフ前のコンサの円陣。
・・・歌ってません。(←がっかり)
でも気合いの入ったかけ声が聞こえます。キャプテンの涼くんかな?

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こちらはガンバの円陣。

<前半のメンバー>

  9横野 10大西
19玉岡      20竹内
   18明生 8鶴野
3怜大 4熊澤 5大己 2山川
     1平加

(控え)16岩田、7岩月、11能登、13福田、14古田、17打矢、25金子

もしかするとJ村でのクラセンに限らないことかもしれませんが、例年クラセンでコンサは、立ち上がりに苦労して尻上がりに調子をあげてくることが多いように思います。前半序盤よりも後半、1日目より、2日目、3日目、というように。
そういう視点からすると、今日の試合の立ち上がりはまずまずでした。むしろ上々と言ってもいいかも。相手が強いはずのガンバだという先入観があるせいかもしれませんけれど。

試合の立ち上がり15分くらい、ボール支配は五分五分よりはガンバの方が多いかなとは思うものの、コンサもパスをつないでボールを前に運ぼうというチームの連動がうまくいっているし、ガンバに攻めてこられてもDFが落ち着いた対応をしてピンチを作らせません。熊ちゃんもひろきくんも足もとに自信があるのか、ボールをもって攻めてこられて見ている方は焦る気持ちになっていても、慌ててクリアするのではなく、するっとボールを奪い取って味方へのパスへつなげてしまうんですよね。落ち着いているなあと感心。
でも正直に言うと、見ている方が内心焦る気持ちになるのは、なんとなくコンサの選手の方がガンバの選手と比べてプレイが遅い感じがするものだから。
例えば、パスを受けるとき、コンサの選手はトラップしてボールを弾ませてしまい、ボールを落ち着かせるために1秒とか2秒とか間合いが必要で、その間に後ろから相手選手に詰め寄ってこられちゃうシーンがあるけど、ガンバの選手はすとんとワンタッチで足もとに収めてすぐに蹴るモーションに入るような気がします。もちろんそれだけじゃなくて、どこにどうやって蹴ろうかという判断自体のスピードも違うのかもしれない。受け手の足もとにそっと置こうとするようなコンサのパスのスピードも、ともすれば相手にとってカットしやすいものかもしれない。
こういう差は、毎年全国大会に出るたびに感じることのように思うけれど、やっぱり普段から慣れていないと難しいものなのでしょうね。

・・・と、かすかに不安を感じる部分はないでもないけれど、全般的にはユースくんたちはよく動いて、そこそこボールを支配して、どっちが勝ってもおかしくない試合展開をしています。
ガンバは強いだろうと思っていたけれど、そうでもない?という気持ちと、もしかしてガンバは前半は省エネモードでスタミナを温存しているのだろうか?という半信半疑の気持ちで見ていました。
コンサのCKも2本くらいあって、右からも左からもCKを蹴るのは両方とも清弥くんなんだなあと見守っていた前半19分。
コンサゴール前の守備のときに交錯した怜大くんが出血(鼻血?)でもあったのかな、一旦ピッチの外に出されて治療を受けます。その間にガンバのCK。
蹴られたボールを涼くんがジャンプして一旦はつかもうとしたものの、地面に倒れたときにボールを押さえ込みきれずに横にこぼれ、それを蹴り込もうとするガンバ選手よりも先にコンサの選手がクリアをし、、、でもそれがまたガンバの選手の足もとにいって、とうとう押し込まれてしまいました。
先制点を奪われて0-1です。
不運な失点だけに選手たちはがっくり悔しそうですが、まあでも崩されての失点じゃないからね、時間もたっぷりあるし、これからこれから。
前半21分ころ、治療を終えた怜大くんがピッチに戻り、これで人数が揃います。
ここから前半30分ころまでの間、コンサは優勢にボールを回すのですが、なかなかチャンスまでは作れず、シュートで終わることができないという時間帯になりました。
このあたりで目立っていたのは詩音くんの走りと大己くんのパスカットかな。
詩音くんは長い距離をいとわずによく走り、守備でも攻撃でもチームをよく助けていました。ひろきくんは位置取りがいいのでしょうか、少し前目の位置でよく相手のボールをカットしてピンチの芽を摘み取っていました。
前半33分の涼くんのキャッチもよかったな。
ロングシュートだったのかゴール前に長めのボールを入れられて、それを涼くんがジャンプしてキャッチしたのだけど、風にのったボールに勢いがあり、押されて涼くんが着地したのはゴールラインの外。あわやCKになるところでしたが、涼くんは倒れ込みながら体は外でもボールはラインの中をキープしたのですぐ近くで見ていたサポはやんやの喝采でした。

ゴール近くまでボールを運んでも最後のところでチャンスまでは作れないのは、ガンバのDF陣が大きかったことも影響しているように思いました。
ガンバの選手は全般的にコンサの選手よりも体が大きいように見えましたが、中でもDF陣は背が高く、いつもなら純貴の長身を生かしてボールを前線に収めるところが、純貴がガンバ選手の中にふつうに埋もれてしまう感じになっているのです。

結局一進一退の攻防のまま、0-1で前半は終了。

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(試合中の遠景)


後半開始と同時に、ヨングンに代えて剛くんがイン。剛くんはそのままヨングンのいた左サイドハーフの位置に入ります。

ハーフタイムでうまく修正して、後半はフィニッシュまでいけるようになるといいなと思っていたのですが、前半でほんの少し見えていた差がじわり、じわりと広がっていくような展開になってしまいました。
コンサは疲労がたまりつつあるのか、連携の調子がうまくいかないのか、セカンドボールを拾えなくなっています。競り合ったボールがどこに落ちるのかの予測がうまくいっていないのかな。ガンバがことごとくボールを拾う感じになって、そうなるとかなり苦しい。
相変わらず詩音くんはよく走り、怜大くんも鋭いインターセプトとあがりを見せるのですが、途中でどうしてもガンバの選手にパスを分断されて奪われてしまいます。
後半10分には、パンパンパンとあっという間にコンサゴール前までボールを運ばれ、シュートを打たれます。ああもうダメだ・・・と思ったけど、ボールはポストのわずかに外に転がって失点を免れます。ふぅ。
その直後に怜大くんが左サイドを駆けあがって中にクロスを入れ、少し距離のあるところから明生が思いきってシュートを打った(でも枠上)のが、コンサの初めてのシュートらしいシュートだったかもしれない。
そうこうしているうちに後半12分ころ、再び失点。ゴール前でクリアがうまくいかずごちゃごちゃしていたところを中央からズドンと破られて、きれいなゴールが突き刺さりました。

後半18分ころ、明生に代えて古田くんイン。そのままボランチの位置に入り、鶴ちゃんと古田くんのダブルボランチです。
後半19分ころ、鶴ちゃんの惜しいミドルシュート。鶴野くんはなんとかしようと思っている気持ちはわかるのですが、以前見たような惚れ惚れワクワクするような冴えたパスが見られないのが気がかりです。
後半20分ころ、3失点目。中央から縦に裏にボールを入れられ、あっさりとカウンターを許す感じになってしまいました。

ここで一旦、給水タイム。
そういえば暑かったけど前半は給水タイムがなかったなあ。

正直言って、3点差がついてしまっては試合の勝敗はかなり厳しくなったけれど、でもなんとか得点は見たい。そう思ってサポは応援を続けます。

後半26分ころ、さんざん走り回って疲れただろう詩音に代えて、岩月くんイン。章太たのむ。きみのスピードを活かすのだ。
後半33分には、走れなくなってしまっていた洋平に代えて、金子くんイン。フレッシュな選手で走り回ってゴールを奪うんだ。がんばれ。

<後半終了時点でのメンバー>

  25金子  9横野
11能登       20竹内
    14古田 8鶴野
3怜大 4熊澤  5大己 7岩月
      1平加


ガンバにパスをいいように回され、振り回されている場面も多かったけど、それでも35分ころには怜大のクロスに清弥くんのシュート(宇宙開発)、38分には純貴のポストからヒロのシュート(枠上)など、なんとかゴールに迫ろうと奮闘を見せてくれました。
けれど、そのまま試合終了。
0-3という結果になりました。
ぼこぼこに攻められ続けたのを何とかしのいだ結果の0-3というわけではないけれど、0-3という結果が内容に不釣り合いだったかと言われればそうでもなく。
走る、蹴る、止める、周りを見る、判断する、そういうひとつひとつのプレーのスピードと精度の差の積み重ねの結果かなあ、こういうのを地力の差というのだろうなあと思わされました。
悔しいけどね。
でも身をもってこういう経験をしておくことが、秋の高円宮杯までの準備につながると思うから。夏は選手の力が一番伸びる時期だというし、悪くないと思うよ。
そう思いながら今日のピッチを後にしました。

そうは言いつつ、明日は明日。明日は勝ってくれ!とも思うわけですが(笑)。すいません、サポは身勝手なもので。
明日は13:00から、FC東京U-18と対戦です。

20070728-08.JPG
試合終了。お疲れさまでした。


この試合の模様について貴重な監督のコメントも交え、冷静に伝えるひぐまさんの記事はこちら


(おまけ)
愛好の方のご期待にお応えして。

20070728-10.jpg
ジュビロ磐田vsベガルタ仙台の試合で。磐田ベンチ内のワンカット。

この試合には、去年ここJ村で見たスプレッドイーグル出身のFW西村光司くんが、仙台ユースの4-4-2の右サイドハーフで元気に出場していました。


posted by あきっく |23:21 | ユース | コメント(2) | トラックバック(1)

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お昼頃、Jヴィレッジ到着。 駐車場に車を停め、昼食をとる。 暑い・・・カンカン照りではないものの、汗がじわじわ出てくる。 久しぶりの『暑いJ村』だ。

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この記事に対するコメント一覧
Re:2007 クラセンU-18 グループリーグ1日目 vsガンバ大阪

キター!!!!!!

「あるチーム」に在籍中は見せることのなかった満開の笑顔!(苦笑)

ありがとうございました!!

posted by バモバモ| 2007-07-30 03:08

Re:2007 クラセンU-18 グループリーグ1日目 vsガンバ大阪

>バモバモさん
喜んでいただけてよかったです。
その他のコメントに関しては、ノーコメントの方向で(笑)。

posted by あきっく| 2007-07-30 07:34

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