2011年03月31日
拓馬のトップ帯同発表
ちょっと前のことになりますが、オフィシャルで拓馬のトップチーム帯同が発表されました。→コンサドーレ札幌U-18 荒野拓馬選手 トップチーム帯同のお知らせ
◆この度、コンサドーレ札幌U‐18所属の荒野拓馬選手(札幌工業高校2年)が、高校3年進級を機にトップチームのトレーニングなどすべての活動に帯同することになりました。
リリースされた内容を見ると、拓馬は所属チームはU-18でありながらもトップにも登録して(2種選手として)、練習等の実際の活動はトップで行うということですね。新聞報道によるとすでにしまふく寮にも入寮済みとか。 これは一昨年のヒロと同じような感じだなと思いつつも、ヒロのときとは微妙に違う部分もあるので、どこが同じでどこが違っているのか比べてみたくなりました。(ひゃー、くだらねー。) 以下、しょーもない話だからたたみますわ。
ヒロのときのオフィシャルでのニュースリリースは→こちら ◆違いとしてまず最初に思いつくのは発表の時期です。 ヒロは、2008/12/15でした。ひっきーのトップ昇格内定発表と同じ日付です。 これに対して拓馬は、2011/3/28。 もうシーズンも開幕して、今年のチームはとっくに始動済みです。震災の影響で中断していますけれども。 この時期に発表になったのは、トップのチームの都合云々じゃなくて、拓馬の学校の手続きとの兼ね合いだったのかな?と勝手に想像してみたり。 ◆次にオフィシャルで発表された内容。というか表現。 ヒロは「古田寛幸選手 2009トップチーム登録のお知らせ」という見出しで発表されていました。これに対して拓馬は「トップチーム帯同のお知らせ」です。 2種選手がトップ登録されるのは何もヒロが初めてだったわけじゃなくて、それまでも年に数人ずつ毎年登録されていたわけですが(Jリーグ公式サイトを見ればわかります)、特にHFCからオフィシャルで発表はありませんでした。なのにヒロについてわざわざ「トップ登録します」と発表するということは、しかもこれから登録するということを発表するのは、いかにも「これまでとは違うぞ」という感覚を抱かせました。ただそれは、そういう前提を知ったうえでこの発表に接すればそう思うわけですけれど、単にこの発表の直接の内容だけでは「だから何?」ってものですよね。「登録します」というだけであれば。 つまりこの発表内容は、このニュースでほんとに伝えたい内容とは乖離していたとも言えるわけです。 これに対して拓馬の場合は「トップチームに帯同します」と発表されていますから、チーム登録がどうなっているかという形式の問題じゃなくて、拓馬自身がトップチームで活動するという実態を直接に発表する内容になっています。拓馬の場合トップ登録は去年すでにされていて、実際に公式戦にも出場しているくらいですから、今さら「登録します(しました)」と発表されても「・・それで?」となりますもんね。ヒロと同じ表現で発表したのでは役に立たないから、こういう発表になるのは必然だったとも言えますけど。 ◆本人のコメント、プレーの特徴の紹介 ヒロの発表のときには、本人のコメントがついていました(しかもヒロはコメントの中で「トップチームに昇格することができて」と言っています)。また、リリース中でプレーの特徴も紹介されていました。より「トップチームの選手」扱いだったと思います。 これに対して拓馬の場合は、本人のコメントもなく、プレーの特徴の紹介もなく。未だ正式な(プロ選手に近い)扱いではないよ、という感じがしますね。 ちなみに、ヒロは2009年シーズン前にこうして「トップチーム登録のお知らせ」があったものの、2010シーズン前にプロ契約をしたときには何もお知らせがありませんでした。つまりヒロについては他のユース出身選手と違って、正式な「トップチーム昇格のお知らせ」がないままでした。(←これちょっとひどいと思いません?) 拓馬の場合は来年もしトップチームに昇格するとなれば、きちんとしたお知らせが改めて出るだろうと思っていいかしら。 ◆あと、些細なことですが、拓馬の方が学校名が明記されていますね。 ヒロも発表時点で在籍していた高校名(厚別高校)は書かれていますけれど、転校先は「通信制高校」とあるのみで学校名まで書かれていませんでした。 これに対して拓馬は現在の在籍校のみならず「通信制のウィザス高校に転校」すると書かれています。ヒロの転校先もウィザス高校だったことは、当時のヒロのインタビュー映像(ぞっこんか何かだったかな?)の中でヒロが学校に提出したプリントをパラパラ見せるシーンがあって、そこに「ウィザス高等学校」と名前のある受付日付ゴム印が押されていたから分かりましたけれど(←そんなとこまでチェックするな?w)。 そしてチーム始動後の発表だから当然だけど、それだけの理由じゃないかもしれないけど、 ◆ヒロは「トップ昇格済みの選手」と同様の扱いでキックオフ2009にルーキーとして参加していました。また、シーズン前の熊本キャンプにも参加していました(グアムは学校の都合で参加していなかった記憶)。 拓馬はキックオフ2011には参加していませんし、キャンプにも帯同していません。キックオフ2011の時点ですでに拓馬の背番号27は決まっていたような目撃情報もありましたけれども。 というわけで、全体的にはヒロの方が「トップ昇格」に近い扱いがされていたのだなと思います。 けれどヒロは当初、ふだんの活動はトップに合流してトップで行うけれど、試合出場機会を確保するためにユースの試合にも出る予定と言われていたんですよね。現にJ村で行われるクラセンの全国大会には出る予定でした。少なくとも1週間前の時点では。ところがその後トップの試合にベンチ入りすることになってJ村には行かずじまいになりましたけれど。 その後ヒロはトップで出場機会を得て、ユースの試合には結局1試合も出ることなくシーズンを終えました。 拓馬についてはその点何も報道されていませんけれど、どういう構想なのでしょうね。籍だけはユースにあるけど(つまりプロ契約はしないからお給料はもらえないけど)ユースの試合には出る予定なしということなのかな。 陽輔の場合は、トップの試合にデビューした後も、スケジュールが許す限りユースの試合にも出ていました。練習も、トップの練習に参加したりユースの練習に参加したり、だったんじゃないかな。寮にも入らず転校もせずにユースとトップの掛け持ちというハードな状態でしたもんね。 そう考えると、拓馬は、ヒロの扱いと陽輔の扱いの中間って感じですね。 トップに完全合流するし寮にも入るけどトップの選手扱いはしないよ、という。 これが単に「トップの選手として戦力的にはアテにするけど、お給料は払わないからね」というためだけじゃないことを祈ります(爆)。 せっかくトップに完全合流するのですから、拓馬はしっかりトップで出場機会を掴んでくださいね。 ユースでもトップでもどっちの試合にも出ないのでは(私が)つまらないですからね~。
posted by あきっく |06:00 | コンサ周辺のいろいろ | コメント(0) | トラックバック(0)
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