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2011年09月02日

課題は、“スペース”。

燃えろ!コンサドーレ 平川弘の通信簿 前線の縦と横 柔軟に (2011/08/24)

>要は縦と横の関係を、状況によって的確に切り替えられれば問題はない。それを石崎さんではなく、自分たちでやれるようになれば昇格できるだろう。

確かに、平川さんの言うように、FWの縦と横の関係は役割が違う。

ただ、最近の試合で、FWが縦の関係の時は、ジオゴと内村のコンビ。
横の関係の時は、ジオゴと近藤になることが多い。


この文章を読んで、私が思った疑問は、二つ。

①内村と近藤のタイプが違うこと。

だから、選手たちで判断して切り替えることが難しい。
ということを前提にして書いているのだろうか(-"-;A ...

現実的には、選手交代によって、
フォーメーションをいじって、シフトチェンジするしかないのでは?


②ジオゴの交えがいないこと。

ポストプレイヤーの不在は、このチームの積年の課題でもあったので
選手層が薄くても仕方がないとしても、出場停止、怪我など、
ジオゴが出れなくなったときにどうするのか。

ジオゴを攻撃のメインにするのではなく、
オプションで使うくらいがちょうどいいのでは。


まあ、というわけで、そもそも攻撃を活性化するには、FWを縦か横かよりも、
(※2トップが縦か横かとも多少関係ありますけれど、)
このチームにはもっと重大な課題があると思うんですよ。





私が思う“脱ジオゴ頼み”のキーポイントは、

スペース だと思ってます。

(※スペースというのは、選手が誰もいない“空間”のことです。)


どうも、日本のマスコミが伝えるサッカーは、

止まってる と思うことが多い。

フォーメーション上、マークが付くというのは、
正に机上の話で、静止状態の話ですよね。

実際は、サッカーは常に動いてるんです!

だから、味方選手にマークが付けば、
味方選手にくっついて守る相手選手が動いた後に、スペースができる。

で、このスペースを他の選手がうまく利用すればチャンスになる。

例えば、ジオゴに相手のマークが集中して、
二人三人と集まってくるということは、、
その周囲には、スペースができるということになる。


要は、そのスペースをうまく使えないことに問題があると思うのです。


もう少しいえば、ジオゴに楔のボールが入ったときに、
誰も前に上がってこないし、ジオゴをフォローしないことに問題がある。

現に、調子の良かった千葉戦は、ジオゴの周囲にいる選手は多かった。


んじゃ、

どんどん選手は前にあがっていけばいいじゃないか!

と思いますよね(-"-;A ...

では、なぜ前に上がって行けないのか札幌の選手は、体力不足なのか!?


サッカーは、当然チームスポーツですから、組織的に守備をします。
だから、自分が、前に出ていくには、自分が空けたスペースを味方が
埋めてくれる(カバー)という信頼関係が前提となります。

そうじゃないと、サッカーは攻守がすぐ入れ替わるスポーツですから、
自分が空けたスペースを逆に相手に利用されることになります。

また、味方のスペースを埋めることにかけては、
職人の域に達している芳賀不在というのも、
他の選手が、思い切って前にいけない理由の一つになっていると思われます。


それと、パスミスが多いので、思い切って前に出られない
という事情も考えられます。

マイボールだと思って前に出たら、すぐ相手のボールになって
守備に戻らないといけないんじゃねぇ(-"-;A ...


というわけで、守備に穴をあけられないという不安から、
積極的に前に出ていけないという悪循環。


でも、ある程度、リスクを承知で前に出ていけば、
千葉戦のように主導権を握れると思うのです。

やる気になれば上位相手にも出来るんですから、
いつになったら選手に積極性が出てくるんでしょうかね(-"-;A ...


posted by whiteowl |02:00 | Tactics (戦術) | コメント(0) | トラックバック(1)

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