2011年08月28日
外国籍FWに頼る歴史が、また繰り返されるのか。【J2:第26節 vs 岡山】
前節の京都戦、結果は2-1で札幌の勝利。 函館で6年ぶりの勝利のおまけつきって…営業的に、札幌以外でやるときは、もっと頑張らないと(-"-;A ...アセアセただ、この試合のシュート総数は、6対17。 2011 J LEAGUE DIVISION 2 第25節 vs 京都サンガF.C. この結果が表しているように、 どちらが目指すべき攻撃的なパスサッカーを体現していたかは明らかだったし、 いいサッカーをしていたのは、京都だった。
さすが甲府で華麗なパスサッカーを構築し、 岡田JAPANのコーチに招聘された大木監督といったところか。 心配なのは、京都の順位が15位と低迷していること。 結果にとらわれずこの路線を続けていけば、京都には有望な若手も多く 近い将来とんでもないチームになりそう。 さて、経営側がどこまでチームを支えられるか(-"-;A ...アセアセ
もちろん、いいサッカーをした方が、必ずしも勝たないのがサッカー。
それに、昨年までの札幌が、むしろ京都のように、
いいサッカーをしながら勝ちきれない試合が多かった。
その意味では、相手に押されながら勝ったのだから、
地力が付いたと言えるかもしれない。
そして、チームは4連勝、昇格圏まで勝点3差まで迫った。
しかし、内容が伴わずに勝った試合は、チームの本当の実力とは言えない。
どちらが勝つかわからない試合に、たまたま勝っただけで、
その強さは本物ではないのだから、その幸運が続くはずもない。
というのが、前節の私の感想で、まあ、こんな記事をあげると
たいてい、素直に勝利を喜べんのかとのコメントを頂戴する(苦笑)。
ただ、私がチームに求める目標は、J1昇格ではなくて、J1残留。
すぐ落ちないチームを作るには、しっかりした地力がないと無理だろう。
少なくとも、前回のJ1昇格でそのことをチームが学んだと思いたい。
だから、今節の岡山戦に負けても、それほど不思議ではなかった。
それに、負けた理由は、はっきりしていて、攻撃がジオゴ頼みだから。
それ以上でも以下でもなく、
だから、ジオゴが止められてしまうと何もできなくなってしまう。
サッカーは一人の強いプレイヤーがいたとしても、
組織でその選手を抑えてしまうことができるスポーツ。
正に、前線に屈強なポストプレイヤーを入れて、
前半からひたすらパワープレーしているようなもの。
さすがに攻め手が一つでは、
今まで何をやってきたのかとも言いたくなる。
そして、そうならないために、DFラインからパスをつなげるサッカーを
目指していたのではなかったのだろうか。
というのを踏まえて、 試合後の監督のコメントを読めばそれほど不思議でもない。 【J2:第26節 岡山 vs 札幌】石崎信弘監督(札幌)記者会見コメント(11.08.26) >攻撃の起点というところで、ジオゴだけじゃなしに、両サイドバックのところを攻撃の起点にしていこう >集中力のなさというよりも、ミスの多さ、ミスした後の切り替えの遅さ >パスを正確に 要は、両サイドや後ろから組み立てるには、 パスが不正確だったということ。 自分たちが、今まで取り組んできたサッカーは、 一体何だったのでしょうか(-"-;A ...
それで、まあ、各紙、今節の敗因をそれぞれ分析されております。 格下相手にミス連発 勝利への執念劣る(08/27 道新) >岡山戦後、ピッチに倒れ込むような選手はいなかった。古田と近藤は「運動量が少なかった」とうなだれ、高木純は「入り方がぼやっとしていた。意識で変えられるのに」と嘆いた。 まあ、確かに、精神面は重要です。 ただ、もう少し的確な試合の分析もないと、 ただの精神論になってしまいます。 そして、今回、最も的確な試合分析をしたのは、 日刊なんじゃないでしょうか。 札幌「ジオゴ封じ」で完封負け/J2[2011年8月27日 日刊] >「かなり厳しいマークで自分のプレーを出せなかった。こんな気分はもう味わいたくない。みんなでボールを保持する時間をもっとつくることが大事」とジオゴ。 >MF宮沢は「ジオゴが狙われたときに、他の打開策を見いだしていかないといけない」と課題を口にした。 報知も、↓のように報じていますが、 4年ぶり5連勝ならず、J1昇格圏浮上逃した…札幌(2011年8月27日 スポーツ報知) ジオゴも「激しいマークは、これからも続く。次はいい形でボールを受けて、仲間を生かしたい」と、巻き返しを誓った。 今回は、日刊が最も的確な試合評だったと思います。 さすが、やれば出来る子、日刊(笑)。
ただ、新聞以外の選手のコメントは、↓が充実しております。 【J2:第26節 岡山 vs 札幌】試合終了後の各選手コメント(11.08.26) 各紙、チームの課題がきちんと見えていないようですが、 選手は、わかっているようなので、ちょっと安心しました!
posted by whiteowl |03:00 | 2011 J-league Games | コメント(0) | トラックバック(1)
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