2010年04月19日
決定力。
まだ全快とは言いがたいですが、快方には向かっております。 ご心配おかけしました。 無理のない範囲で更新を続けていきますので、これからもよろしくお願いします。
“決定力不足”は、きっと世界中どこのチームであっても問題でしょう。 日本代表も長らくコレが叫ばれ続け、未だ解決の目処も立ちません(-"-;A ... コンサドーレも6試合で5得点と正に決定力不足。 点が取れなくては勝てませんから、サッカーの永遠の課題といってもいいかもしれません。 ただ、決定力は個人の問題で、決定力のあるストライカーがいれば解決される ということでもないと考えています。 “個人”がその決定的な解決策にならないことは、 アルゼンチン代表の時のメッシ、ポルトガル代表の時のC.ロナウドを見れば明らかでしょう。 クラブチームではあれだけ活躍し、世界最高の選手といわれながら、 代表チームでは決定力を発揮できない。 両チームともW杯予選をがけっぷちで切り抜けてきました。
ただ、まあ、そうはいっても個人のプレーの質が 決定力を高めていることは事実だとも思うんです。 毎週月曜深夜、フジテレビの“すぽると”で、ご存知の方も多いと思いますが、 風間さんが欧州でのゴールシーンを集めた“Monday Selection”というコーナーがあります。 ゴールの場面だけではなくて、そのゴールに至った前のプレーまで しっかりフォローされていて、個人的に大好きなコーナーです。 これを見て最近特に思うのは、ファーストコントロールの位置です。 ゴール前でパスを受けた選手が、最初に自分のどこにボールを止めるか。 おそらく、今日の深夜にもあると思うので、注目して欲しいのですが、 欧州の選手の多くが、相手のいないスペ-スの方、DFからのプレッシャーの弱い方へ、 ボールをコントロールしています。 それは、当然、最初からボールをコントロールした次のプレーとして、 “シュートをうつ”ことを意識したプレーだからでしょう。 まあ、改めて言うまでのことではないかもしれません。 しかし、札幌の選手と比べると一目瞭然です。 札幌の選手は、ゴール前であってもボールを足元で受けたがります。 ですが、ゴール前でボールをキープすることに意味はありません。 シュートをうたないと意味がない。 ボールを足元でもらうとそこからシュートにいくまでに、 シュートコースを作らねばなりませんから、フェイントなり、もう一工夫必要になる。 時間がかかり、その分チャンスも失ってしまう。 昨年、試合に出てきはじめた頃の古田の動きが良く感じられたのも、 ファーストコントロールでシュートまでつなげようという 意識が高かったからだと思っています。 最近は、それがあまり感じられない。 だから、その分、相手にとって危険じゃなくなってしまった。 もう一つの違いは、ゴール前の落ち着きだと思いますが、それはまた次回。
posted by whiteowl |18:07 | Column | コメント(0) | トラックバック(1)
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