2010年01月26日
石崎監督の拘りとイメージの共有。
少し前の記事になりますが、西部さんが世界の標準は、↓だと。 W杯のスタンダード【西部謙司】2010年01月13日 >4-4-2のゾーンディフェンス、サイドアタック、長身FW 世界のサッカー界の流行は、近年イングランドのプレミアリーグが チャンピオンズリーグで頭一つ抜けた実力を示したこともあり、この傾向が加速。 が、ここ最近、スペイン代表、バルサが圧倒的な力を見せ、 世界の流れが変わるかもといわれている。 ただ、あのサッカーをコピーするところが出てこないのは、 多分、簡単には真似出来ないからだと思う(笑)。 特にバルサの場合、普通に考えて、相手はメッシをマークしてくるだろう。 が、後ろからスルスルあがってくるメッシをマークしきれない。 そして、そこにピンポイントでパスが来る。 (※アルゼンチン代表では、潰されているシーンが多いのが対照的。) 選手が同じイメージをもって、それをものすごい視野の広さと精緻な技術で実現させている。 (※当然、今まで受け継がれてきたクライフの影響もあるだろうし。) 昨日のフジの『すぽると』のインタビューで、岡田日本代表監督が、 去年の欧州遠征での日本のクロスの成功率は10%だが、 他の強豪チームは、40~50%の確率で通してきたと。 その差の原因は、ゴールまでのイメージが共有されていないからだと。まあ、今さら何を言ってんだというのは置いておいて(苦笑)。それが意識されるようになって、その後の試合で得点力が上がってきたと。
さて、コンサの話。 昨年一年間で、得点パターンといえるようなパターンは確立されなかったと思う。 敢えて言えば、サイドからのカットインとキリノがDFラインの裏に抜けるくらいだろうか。 昨年は、それも強力な武器になっていたとはいえない。 “重戦車”近藤ポスト役OK…札幌(2010年1月26日10時32分 スポーツ報知) >石崎信弘監督(51)も「(当初)近藤にはポストプレーは要求していなかったのに、 いいところ(ポジション)に入っている」と期待大。 敢えて、ポストプレーヤーをとらなかったとも思える発言。 “維持でも縦ポンはしねぇ!後ろから繋いでくんだ!”という意思表示の表れともとれる(笑)。 “電柱”を入れると、苦しくなるとどうしてもそこばかりに頼ってしまう。 確かに、楽だし“電柱”の効果は高いが、J2でつなぎに苦戦してるようじゃ、 J1じゃ通用せんということなのだろう。 であるなら、今年は、昨年あまり見られなかった中央からの崩しが必要になってくる。 それが、もう少し見られれば、サイドも活きるし、得点力も増すか。 石崎監督がこだわる意図のある“つなぎ”が見られれば、今年は面白いことになりそう。 あとは、選手がどれくらい同じイメージを抱けるかに かかってくるんじゃないかと思うわけです。
posted by whiteowl |17:30 | Consadole Sapporo | コメント(2) | トラックバック(1)
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この記事に対するコメント一覧
Re:石崎監督の拘りとイメージの共有。
「縦ポンオンリーではJ1では通じない!」ってのは経験済みですからねぇ。
縦ポンが相手の読みをスカらせる意図があればいいんですが、
縦ポンありきだと封じられた時にお手上げ状態。
空中戦はあくまでバリエーションの1つで、地上戦を制するのが基本ってことでしょうか。
posted by フラッ太| 2010-01-27 01:11
Re:石崎監督の拘りとイメージの共有。のお返事。(フラッ太さんへ)
>縦ポンありきだと封じられた時にお手上げ状態。
ということでしょうね。
あくまで、頑なに“つなぎ”にこだわるということだと思います。
仰るとおりつなぎが出来る上で、
バリエーションの一つとしての空中戦なら良いのでしょうけどね。
posted by whiteowl| 2010-01-27 14:42