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2009年08月20日

Jが、自前選手枠を導入。

気になるJリーグのニュースから。

自前選手枠を導入 Jリーグ 2009年8月19日10時26分(朝日)

 Jリーグは18日、保有選手に自前で育てた選手を3人以上含めることを16年以降、
各クラブに義務づける方針を明らかにした。若手強化の改革プロジェクト「JUMP」の一環。
「自前」の定義は、13歳から18歳の間にクラブのアカデミーや地元校などで36カ月練習した、という案が軸。
JUMPでは、選手の総数を来年に27人、11年に25人と段階的に制限する案もまとめたが、
導入決定までにさらに1年協議を続けることになった。
クラブ側から育成計画への影響を懸念する声などが出たという。


今年から移籍ルールが変更になり、クラブ間の格差が出やすくなるといわれている。
そこで、投資に見合った見返りが期待しにくい育成が、
さらに衰退するのではないかと懸念されていた。

実際、クラブの経済状況から、育成面に力を入れなくなっているクラブの存在も聞く。
(※毎年、何人プロになれるかわからない育成に金をかけるより、
例えば、他のチームから選手を獲得した方が戦力として確実だし安上がりだから。)

しかし、育成抜きのサッカークラブは“地域密着”のJリーグの理念に反するだろうし、
長期的に日本サッカーの衰退を招いたり、少ないパイの奪い合いになりかねない。

自前選手枠を導入することで、実質的に、ユースによる選手育成をクラブに義務化する流れのよう。

さらに、選手の保有制限をした上で、自前選手枠が義務化されれば、
自前選手の力量差が、クラブ間の戦力差によりダイレクトに反映されやすくなる。

人数を制限する理由は、若手に試合の出場機会を確保するという意味もあるのだろう。


ただ、特にJ1では、ACLなど強豪チームは試合数が多くなる。
さらに、日本代表各世代で、選手を代表に持っていかれることも多い。

一律に“25人”まで削減するという案は、
クラブの事情が違うだけに、その通り採用されるかは、ちょっと疑問。





札幌でいうと、この文章だけだと、「自前」の定義がよくわからないが、
ユース出身の選手、曳地、藤田、西、古田、石井、横野の6人。
地元校出身は、室蘭大谷出身の宮澤と、筑波大出身だが高校(18歳まで)は札幌南の曽田か。

自前選手は、現在8人いることになる。

保有選手も現在28人なので、ほとんど変わらない。

従って、実現されれば、札幌にとっては、今のところあまり影響のない変更というか、
むしろ、追い風になりそうな変更ではある。


ただし、その前提となるのは、HFCが、昨年出した中期計画を
経営状況や成績に関わらず、今後も継続していくということになるが。


posted by whiteowl |07:35 | J-league | コメント(2) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:Jが、自前選手枠を導入。

 ユースからトップにという道筋をつけるという意味では全く意味がないとは言いませんが、人数制限を設けるのはどうなんでしょう。25人というのは練習を考えると2,3人出たらもう練習で紅白戦ができなくなるので・・・。

 27人(もしくは25人)枠にするにしても、
 ユースからトップ昇格した選手は除外するといった感じにした方がまだ融通が利くんじゃないかと。
 もっとも、コンサの場合は外から引っぱってこられないのでユースから育てるというのが至上命題でもあるし
、そのかいあってコンサはユースが着実に力をつけてきたのでメリットの方が大きい気はしますが・・・。

posted by フラッ太| 2009-08-20 13:32

Re:Jが、自前選手枠を導入。(フラッ太さんへ)

本文中にも書きましたが、人数制限は、若手の出場機会を確保するというのが、
主な目的なんじゃないかと推察していますが。

>ユースからトップ昇格した選手は除外するといった感じ

これ、結構、妙案ですよね!

>コンサの場合は外から引っぱってこられないのでユースから育てるというのが至上命題

そういう意味でも、ユース出身選手にゃ、もう少し頑張ってもらわねば(;´Д`A ```

posted by whiteowl| 2009-08-20 22:14

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