2009年04月24日
繊細さと大胆さ。
先日、レッドクリフパートⅡを観に行ったwhiteowlです。 細かい設定が色々と気になり、突っ込みどころ満載の映画なんですが(笑) 多分、忠実にやっちゃうと女気が全くなくなるので、ああいう風にしたのかなと(笑)何を言ってるのか気になる方は、本編をどうぞwそれと、細かいこと気にしてたら、 あんなでっかい画はとれねーぞってことなんだと思います、ハイ(;´Д`A ``` 映像によって表現される大胆さとか痛快さ、それによる娯楽性っていうのは、 資本力が違うし、日本映画はやっぱりハリウッドには敵わない。 で、黒澤明監督って、やっぱりすごい監督だなって思うわけです。 黒澤監督はやたら細部にこだわる完璧主義者なのは有名な話。 しかし、出来た映画は細部にこだわりつつもテンポを失わず、娯楽性を損なっていない。 それを実感したのが、2007年に『椿三十郎』がリメイクされた時。 もし、黒澤明監督のつくった『椿三十郎』がなければ、リメイク版も十分楽しいと思える映画。 ただ、どうしても黒澤版と比較してしまう。 リメイク版は、カラーやスローモーションなどの新しい技術を取り入れたり、 丁寧につくりこんでいるのがわかるものの、そのことによって逆に、 娯楽映画に大切だと思われる、次はどうなる?と感じさせるテンポが悪くなっている。 それが、映画を観る時に大切な、ワクワク感やドキドキ感という点で、 時代が古くても黒澤版の方があった理由なんじゃないかなぁと私は感じました。 繊細さを持ちながら、それを感じさせない二律背反的な大胆さも表現できるところが、 黒澤明監督のすごいところの一つなのかなと思った次第です。 さて、ポストプレー以上に、FWとして今季初ゴールを求められている宮澤。 【道スポ】宮沢 決めるぞ、今季初ゴール (04/24 09:13) 「ワントップのおまえが行かんかったら誰が行くんじゃ!」 ノブリンの期待の裏返しだと思います(笑)。 今後、繊細さをもちながら、自分のテンポを失わずに大胆なプレーができるか。 ワクワク、ドキドキできるプレーを期待しながら注目したいと思います。
posted by whiteowl |13:25 | Consadole Sapporo | コメント(5) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
Re:繊細さと大胆さ。
宮沢には、誰もが期待してしまう何かがあるんだろうと思うが、器用で何でも出来てしまうから(そう凄いパフォーマンスじゃないが)中途半端な印象が確かに感じる!?
本人の性格も簡単に言うと、気配りの人なので歯がゆさが残るプレーが感じられますよね!?
posted by プリオール| 2009-04-24 17:21
Re:繊細さと大胆さ。
こんばんは。
宮沢は、周囲を活かす>自分が活きる(点を取るという意味で)のFWなのでしょうね…。
現状、攻撃の連携がまだまだなので、
今後、「連携よくなってきたね!」と
サポが感じ始める頃ぐらいから、点を取り始めるような気がしています(それじゃ遅いか?)
さて、
昨日(23日)のとても興味深い話題に、忙しさから乗り遅れてしまいました(T_T)
現状の"チャレンジ&カバー"の穴は、
whiteowlさんの見立て通りと感じています。
フラッ太さんが指摘されているように、
ゾーンディフェンスとのバランスが大切とも思います。
私が思うポイントは…
1.的確な奪い所をチームとしてどう判断するか
2."カバー"で何を狙うのか
守備って何だろうと考えたとき、
その目的は"マイボールにすること"だと
思うのです。
点を取らなければ勝てないスポーツなので、
いかに効率よく(より少ないリスクで)
効果的に(攻撃につなげやすく)
"マイボールにすること"ができるか…
がポイントかと。
どこで"人数をかけたプレスをするのか”がやはり大切で
よい状態でボールを保持する相手に対してするのはリスクが高いから、まず相手のよい状態を崩す必要がある。
そのためにパスコースの限定や人にあたることが必要で…その繰り返しの中で、罠にかけるように奪い所へと誘導する。(もちろん奪い所では絶対にマイボールにしなければならない)
現状では、やはりうまく行っていないから、危険なスペースができてしまっていますね(目立つのが左サイドですね…)。
また、パスコースの限定ということに関しては、ゾーンディフェンスが持つ要素も大切だから、効果的なミックスをしなければならないことになると思っています。
"カバー"では、自陣の危険地帯にゾーンディフェンスができる体勢を作る(これが最低限必要、昨シーズンは危険度の低い場所にも網を張っていた印象が…)こと+αが目的になるかと。
+αは何?って聞かれると答えに詰まるのですが…
ゾーンディフェンスでは選手が決まったゾーンの守備を担当するわけで、そこでの1対1には最低限勝たなければならないわけですが、
昨年は1対1でも負ける状況があったし…
うまいチームにはそのゾーン内で1対2などを狙って作られた(これをやられたのは、昨シーズンのコンサの攻撃に脅威がなかったからだと)し…
これを打破する何かが+αなんですが…うまく言葉になりません(>_<)
乗り遅れた上に、わかりにくい中身を綴り
申し訳ありません…
横浜FCとは相性悪いですが…3連勝を期待しつつ、
内容の向上を勝ち以上に期待しながら、観戦したいと思います。
ところで…
スタジアムで観た時
今シーズンのディフェンスラインの位置はどうでしょうか…?
スカパー!ばっかりになってしまい、画面外のことが気になって…。
posted by はげお| 2009-04-24 21:19
Re:繊細さと大胆さ。
レッドクリフはもう娯楽作品として気楽に観られればいいかなと思ってます。
三国志はさんざん読んだし(吉川三国志だけですけど)、赤壁は三国志の中でも屈指の見せ場ですからもう「オチ」は既に判っているワケで、ツッコミを入れ始めたらキリがないので(苦笑)。
この前の桜戦も見た目は4-1で快勝ですけど、僕らが思っている以上にアラや「穴」があるということでしょうから、快勝している裏では「実はこんな緻密な作戦があったんだ!」というのがわかる試合に早くなって欲しいですね。
とりあえず、今週のサカマガ読んで勉強します(笑)。
posted by フラッ太| 2009-04-24 22:25
Re:繊細さと大胆さ。
宮沢…今期初ゴールならずで…残念でしたが
今日の試合は参考外ですね。
セレッソ戦の勝利を経て、いくつか注目して見たい部分があったのですが…
西嶋の退場が早すぎで…(T_T)
でも、それはともかく3連勝は、喜びたいです(^o^)
個人的にはMVPは西と思っています。
右SB→3バックの真ん中→左SB…
カバーの意識も高くて○だったと。
3-4-2(3-2-3-1か?)の時間に点が取れたのが大きかったですね。
そして芳賀を入れて4バックに戻し、安定させて勝ち切れたのもよしと思います。
上原をもう少しだけ早く投入してもよかったかもしれませんね(クライトンの鬼キープでかなり助かりましたが、後半の後半は、アバウトなボールを後ろの選手が蹴りやすい状況を作った方が楽だったかと)。
勝てたのは…"ケガの功名"的な要素も大きかったと思います。(※強風以外のことで)
まず、西嶋がいなくなったことで、チーム全体の左ケア意識が強まったこと。
クライトンも左よりでのプレーが結構多くあり、いつもの"右サイドへの偏り"がなく、左右のバランスが、ある意味でよかったこと。
もっとも1人少ない状況で、チームが守備重視になったので当然と言えますが。
そして、クライトンの鬼キープ。
いつもなら"持ちすぎ"…でも今日は"効きまくり"
"守る"と決めたときに、しっかりゾーンディフェンスできたことも、よかったと(これは三浦サッカーの正の遺産か)。
DFとMFで守備ブロックを作り…
ダニルソンだけは三浦サッカーを知らない(趙もだけどCBだから…)ので、前に出てプレスもかけていたけれど、8人がブロック形成して待つよりも、7人がブロック形成、ダニルソンがアクセントになるという、そんなゾーンディフェンスでよかったように感じています。
まあ、ダニルソンの身体能力が破格で、脅威を与えられることが大きいですが。
ダニルソンのチームへのフィット感が、どんどん増している印象がありますね(^_^)
そして…よくJ2のチームに来てくれたなと…今更ながらに思います。
どんどん力を発揮してほしいですし、若いので進化をして(真の怪物クラスまで)ほしいのですが、そしたら"強奪"されてしまうんだよなぁ…
次節、愛媛はちょっと下降気味ですから、4連勝といきたいところでしょう。
私的には、
"西嶋がいないからどうする?"
ということへの結果を、実は一番楽しみにしています。
これを1試合の出場停止で済む状況で見られるのは、
今後に大きな意味をもつかも知れません(ケガで離脱…みたいな状況だったら笑えなかったから)。
"西嶋""上里"出場停止で、"キリノ"が戻る。
どんなサッカーを、どんな布陣を見せてくれるか、
興味があります。
試合が立て込む時期なので、疲労回復という観点から、"出場停止をポジティブに考えたい"と、思い込むことにします。
posted by はげお| 2009-04-26 20:18
Re:繊細さと大胆さ。のお返事。
>プリオールさん
宮澤は、昨年のホーム名古屋戦のファーストゴールが鮮烈でしたからね。
ルーキーの頃と違って、色々と言われているうちに、
出来ることより出来ないことに意識がいくようになってるのかもしれませんね。
>はげおさん
DFラインは、昨年と比べると高いですよ、ずっと。
ただ、去年があれだけシステマチックな布陣だったので、
今年は、布陣の全体的なバランスの悪さ、スペースの対応とかは感じますね。
横浜戦の感想は、今日の記事にしました。
セレッソ戦と比べると、横浜戦は強風と退場で
戦術的にどうこうという試合ではなくなってしまいましたね。
連戦が続くので、あれだけ走った後だと次が続くか心配です・・・(・・;)
>フラッ太さん
レッドクリフは、孫権の妹が間者になって曹操の陣に忍び込んでるという設定が、
一番よくわかんないところでした(笑)。
皆さんから様々なコメントを頂いて、
それを自分の中でつなげていくと色々とわかっていって面白いですね。
posted by whiteowl| 2009-04-27 16:12