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2009年02月22日

WBCの盛り上がりとサッカー日本代表戦の視聴率の低下。

3月5日に開幕するWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)。

その練習試合を観るために4万人以上が詰めかけたとか。
イチローや松坂といったMLBで活躍する選手を
間近で見れるということもあってか、連日の大盛況。


その一方で、心配されるのがサッカー日本代表のTVの視聴率。
先日のオーストラリア戦が22.9%と久々に高かったですが、
フィンランド戦が、9.4%の1桁台と確かに低くなったなと。
(※2008年8月のキリンカップ、ウルグアイ戦が5.7%。)

色々と状況が違うと比較のしようがないので、とりあえず、
W杯最終予選、ホームの試合に限って視聴率を見ていきます。
(※時間帯は、いずれも19時から22時の間。)

2009年2月11日(水)オーストラリア戦:22.9%。
2008年10月15日(水)ウズベキスタン戦:16.3%

2005年2月9日(水)北朝鮮戦:47.2%
2005年3月30日(水)バーレーン戦:40.5%
2005年8月17日(水)イラン戦:26.0%

2002年のW杯は、日韓共催だったので予選はなし。
その前は、調べられず・・・(・・;)

しかし、サッカー日本代表への国民的な関心が下がっていることは、
どうやら確からしいようです。
海外で活躍する有名選手の不在、監督、日本の実力への失望感など、
理由は色々とあるのでしょうけれど・・・。




そして、色々と調べるうちに気になるデータを発見。

2006年のドイツ大会の本戦、初戦のオーストラリア戦の視聴率は、49.0%で、
その年に行われたWBC決勝のキューバ戦を抜いているらしいのです。

日豪戦の平均視聴率49・0%、WBC決勝上回る
サッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会で、
12日夜に生中継された「日本対オーストラリア戦」(NHK総合)の
平均視聴率(関東地区、午後9時50分~深夜0時25分)は
49・0%だったことが13日、ビデオリサーチの調べでわかった。

今年放送された全番組の中で最も高い平均視聴率で、
3月21日のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)決勝
「日本対キューバ戦」の43・4%も上回った。

ただ、当時のWBCは、第1回目ということもあり、
プロが参加する野球の世界大会として、あまり認知度は高くなかった。
そうなると、今回の第2回目のWBCの視聴率がどうなるか気になるところです。




あと、調べて気になったことがもう一つ。

[2007年度「大人になったらなりたいもの」(第一生命保険調べ)]
【男子】
1位 野球選手 11.8% (1)
2位 学者・博士 8.5% (3)
3位 サッカー選手 6.0% (2)
4位 お医者さん 5.5% (8)
5位 大工さん 5.2% (4)
6位 パイロット 4.1% (17)
7位 警察官・刑事 3.3% (4)
8位 食べ物屋さん 3.0% (4)
8位 料理人 3.0% (11)
10位 消防士・救急隊 2.7% (7)

男の子でトップの「野球選手」は4年連続で、89年の調査開始以来、13回目となる。
「野球選手」と毎年トップを争っている「サッカー選手」は3位に後退し、
代わりに「学者・博士」が2位となった。

野球選手に4年連続1位を取られ、割合でも2倍近くの差をつけられています。
そして、野球選手と1位を争ってきたサッカー選手が3位になっています。




今後、今回のWBCの結果が、当然、野球人気に影響を与えるでしょうし、
サッカーも今回の南アフリカのW杯の結果次第では、人気回復という面はあるでしょう。


この間読んだ雑誌で、西部謙司さんが、W杯で日本が優勝するには、
サッカーが国民の人気ナンバーワンスポーツにならなければ無理だろうと。
優れた運動神経を持った体格の良い選手は、その国の人気ナンバーワンスポーツに集まる。
そうならなければ、W杯優勝などできるはずがないと。

まあ、確かにその通りだなぁと。

しかし、この国の場合は、その前に、そもそも少子化と子どもの運動不足で
少なくなっていくパイの奪い合いをどうにかしないといけないのかもしれませんが・・・(・・;)

posted by whiteowl |22:30 | Column | コメント(2) | トラックバック(1)

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WBCの盛り上がりとサッカー日本代表戦の視聴率の低下。 - whiteowl's Point of View | コンサドーレ札幌オフィシャルブログ

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Re:WBCの盛り上がりとサッカー日本代表戦の視聴率の低下。

サッカーと野球は住み分けが出来るんじゃないかと。

マイケル・ジョーダンもプロ野球選手が夢だったが才能が無く断念したと言います。でもバスケットでは神様ですよね。

今の日本に必要なのは、自分に何が向いてるかもっと色々挑戦出来る場ではないでしょうか。

今野球やってる人にはサッカーなら代表レベルの人がいるかもしれないですし、本当にこればっかりは分からないですね。

アメリカには野球、アメフト、バスケで同時にドラフトに掛かる選手もいるらしいです、かなりの例外ですけど。

日本は広い視野が必要でしょう。好き=才能ではなく、うまい=才能じゃないかと。

日本の将来に期待しましょう!

posted by 野球ファンより| 2009-03-17 21:31

Re:WBCの盛り上がりとサッカー日本代表戦の視聴率の低下。(野球ファンさんへ)

コメントを頂いて、まず思い出したのは、
千葉ロッテマリーンズで、コンディショニングコーチをしていた立花龍司さんが、
その著書の中で、スポーツにおけるアメリカと日本の違いは、
選手の運動神経の器の大きさが違うと言っていたことです。

アメリカは、小さな頃から様々なスポーツに触れるため、
様々な運動神経が発達し、その結果、小さな頃から一つのスポーツに専心する日本よりも
器の大きな選手が生まれる可能性があると。

仰るとおり子供たちに様々なスポーツに触れる機会や選択肢があることが重要だと私も思います。

posted by whiteowl| 2009-03-19 00:01

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