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2009年01月29日

サポの少子高齢化。

観戦者「新人」育たず 平均年齢44歳 リーグ最高 J1復帰でも1・4% 昨季調査(01/29 道新)
J1最下位の札幌は、繰り返し観戦する熱烈なサポーターが多いが、J1復帰が新規観戦者の獲得にはつながらなかったことが分かった。 

 調査は各チームのホームゲームで用紙を配布。札幌は残留争い中の昨年9月20日、札幌厚別公園競技場の千葉戦で500枚配布、62・6%の回答を得た。 

 札幌は平均年齢が44歳で前年に続き全チームで最も高く、昨季からの新規観戦者は最下位の浦和に次ぐ1・4%。前年は半数以上を占めた女性が40・8%に減少した。 

 観戦動機を5段階の強弱で聞いた数値化した結果によると札幌は「好きなクラブの応援」が全クラブ中8位となったが、「好きな選手の応援」は同30位。スター選手不在が集客に影響する傾向も表れた。 

 北海道フットボールクラブプロモーション業務部の今野雅利チーフは「女性は他のプロスポーツに流れたのでは。J1でも新規は増えず、リピーターや家族連れに満足してもらうことがまず重要」と分析。J2降格の影響も懸念される今季はファミリーシート設置、シーズンチケットでの先行入場制の導入などで集客増を目指す。



私の周りで札幌を応援しない人の三大理由は、
(※whiteowl調べ)

1、弱い。
2、サッカーがつまらない。
3、選手を知らない。

スポーツ観戦は、大昔から娯楽の一つですから、日々の憂さを晴らしに観に行って、
逆に、ストレスを溜めるような負けっぷりをみせられちゃ観に行く気も失せます。

昨年、私と一緒に観戦に行った友人の発言が象徴的です。
「こんなに負けるなら、J1よりJ2に居た方がましだ。」

その点では、今年はJ2で、もう少し勝てるでしょうから、観客増の要素はあると思います。
これは、もうチームが強くなるしかありません。


後は、子供の態度が顕著です。
子供は純粋に強いものに憧れるので、弱いと基本的に見向きもしません。
子供たちと札幌の話をすると、ほぼ間違いなく
「何で弱いのに応援してるの?」と逆質問されます(苦笑)。
2とも絡んでくるのですが、今や、海外サッカーを気軽に見られる時代です。
サッカー好きの子供の場合は、大体、海外サッカーの話をします・・・(・・;)

“地元にサッカーチームのある喜び”なんてものを彼らに振りかざしても無駄です(笑)。


かくいう私も以前は、ほとんど海外サッカーしか観ない人だったわけで・・・。
札幌の観戦は、岡田監督の時代からしていますけど、
私、岡田監督のサッカーがあまり好きじゃなくて・・・。

海外のリーグを見てから、Jリーグを見ると全体的に展開が遅い。
布陣もコンパクトじゃない。テクニックもない・・・。
良いサッカーの試合を見たいだけなら、札幌の試合を見る理由がないわけです。

しかし、そんな私がこうして札幌の公式ブログまで書くようになったのは、
“地元にサッカーチームのある喜び”を感じたからです。
道外に住んでいた時に、生まれ故郷との接点をコンサドーレ札幌を
応援することで感じていたからだと思います。

それと応援する贔屓のチームがないと、試合を見ててもあまり面白くないんです。

その点では、札幌を純北海道化するという中期計画は、間違った方向性ではないと思います。


それと、これまたスペイン滞在中での話なのですが、あるスペイン人に、
「お前、サッカー好きだけど、何で地元のチームをもっと応援しないんだ?」
って言われて、ハッとしたというのもあります。

向こうの人は、本当に良い時も悪い時も地元のチームを大事にしていると感じました。
(※以前の記事、「札幌とセビージャ(セビリア)FC。」)
流行とかファッションで応援しているわけじゃない。
最早、サッカーが生活の一部といった感じです。サッカーが文化になっている。
そういうのが羨ましく感じたということもあります。
我々は、彼らが長い年月をかけて作り出したサッカー文化に
のっかっているだけ、当事者ではなく、あくまでお客さんでしかない。
そういったサッカー文化は、地元の人たちがつくっていくしかない。


3の選手の名前を知らないのは、露出が少ないのと、代表クラスがいないのが原因でしょうね。
セレッソの香川ですら、代表に選ばれて試合に出ていても、
学校訪問で行った小学生に、ほとんど名前を知られていなくて、愕然としたらしいですし・・・(・・;)

選手には、まずプレーでアピールして欲しいと思います。

posted by whiteowl |13:35 | HFCの経営を考える | コメント(4) | トラックバック(1)

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サポの少子高齢化。 - whiteowl's Point of View | コンサドーレ札幌オフィシャルブログ

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子供も老人も呼ぶために

>ストレスを溜めるような負けっぷりをみせられちゃ観に行く気も失せます。

以前○たさんの所で似た様な事をコメントしましたが、SS席でお弁当食べながら、
コンサの選手の名前はほとんど知らないのに、相手の日本代表の選手を見たらホウホウ
と感心し、ビール飲みながら「コンサは勝てん」と翌日になってから職場で同僚に話す
「HFCにとっての上客」を獲得出来なかったのは残念です。やはりホーム1勝では
話になりませんから。

>「何で弱いのに応援してるの?」と逆質問されます(苦笑)。

子供もたしかにそうですが、昨年ドームに弟のかもめと一緒に初めて高齢の母を連れて
21節のサンガ戦を観戦しました。初観戦の母は「なんで皆がこんなに応援してるのに
負けるの?」と質問されました。
「それがサッカーだから」と言いましたが納得はしていませんでした。

>そういったサッカー文化は、地元の人たちがつくっていくしかない。

欧州のような土壌を造るにはまだまだ時間がかかるかもしれません。コンサも東芝時代は
別としてまだ十年と少しです。黎明期にかかわる幸せと同時に今のサポは孫子の世代に、
このクラブを残す責任があります。少なくとも最初に書いたSS席に上客にとってコンサは
娯楽でしかなく、負けるとスグに他のコトに興味を変えます。ただ私達にとってコンサは
生活に一部(ほぼ全部のコアの方もいらっしゃいますが)です。この層を増やすには
どうすればよいか?と言うコトで欧州に学ぶ事例は多いと思います。

チームスポンサーの丸井さんの件は少し不安ですが(^▽^;)

※以下の記載は全て架空のものです、実在する団体・個人等とは何の関係もありません。

西 大伍「やっぱり勝たないと新規のお客さんを呼べないよね、朝青龍みたいにネ」
藤田征也「すもうは縁起を担いで場所前に牛とか豚とか、手を付く食事をしないんだって」
西 大伍「サッカー選手も食事やサプリに配慮しないと・・でもなにかとお金がかかるなァ」
藤田征也「でも、もし栄養面に手を付けて勝てるのなら費用対効果が高いんじゃないの」
中山元気「おあしが早い?」

posted by 大阪の道産子 | 2009-01-29 20:41

Re:サポの少子高齢化。

昨年も書きましたが やはり勝つことがサポーター以外のファンを獲得する最大の大事なんだろう!

ファイターズが強くなった事で黒字に変わったように、コンサも変わるはずだ!
私の周りを見ると子供たちは、野球にシフトして行ってる!
大リーグを見て夢も見る!?
サッカー王国、室蘭でもだ!

TVも視聴率があるのでサッカーどころじゃないが?
底辺の視聴者を掘り起こして欲しい!
日本代表の試合が、TVで放送されない現状が未来を予想させるかな?

posted by プリオール| 2009-01-29 21:31

Re:サポの少子高齢化。のお返事。

>オオドサさん

確かに、特にホームで勝つことが重要ですね。

>黎明期にかかわる幸せと同時に今のサポは孫子の世代に、このクラブを残す責任があります。

以前、どこかの番組で子供たちに札幌の選手のことをインタビューで言わせてましたけど、
あれって多分、親なり周囲の大人が言ってることだと思うんですよね。

子供のために大人が出来ること。環境問題でよくいわれることですが、
色々あるかもしれませんね。

>プリオールさん

勝つことが最大のファンサービス。
だとすると、昨年までの三浦監督のやり方も合理的といえば合理的。

海外サッカーの影響もあって、今や勝つだけではなく面白いサッカーも求められていますから、
難しい時代なのかもしれません。

それにしても、日本代表、負けたみたいですね・・・(・・;)

posted by whiteowl| 2009-01-30 15:16

Re:サポの少子高齢化。

それにしても、日本代表、負けたみたいですね・・・(・・;)

posted by saddle bag for motorcycle | 2017-08-28 17:25

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