2007年10月23日
満州鍋。
子供の頃、冬になると出ていたメニューに 「満州鍋」と呼んでいたメニューがありました。 何故、そう呼んでいるのか、どうしてこのメニューが出るのか 未だに理由は良く判りません。 もしかしたら、 祖父が戦争で9年間シベリアに抑留されていた事が関係している メニューなのかな・・と、今頃になって思ったりしています。 祖父はシベリアに抑留されていた時の話しは余りしませんでした。 人は 本当に本当に辛くて苦しかった事は、 もう話すのも、思い出す事さえも嫌なのだろうと思います。 今、再現してみると 素朴で何という事も無いシンプルなお鍋ですが、 懐かしさを覚えると同時に 大家族で大きな大きな食卓でゴハンを食べていた 子供時代を思い出して、 食べ終わった頃にはおなかもココロも満たされています。 この「満州鍋」。 ウチのオリジナルなのか? はたまた、 私の知らないどこかで ポピュラーに食べられているものなのか? 判りません。 知ってる方居りましたら、是非、ご一報下さい。 <材料> ・ 白菜 しまりす切りがオススメ。 ザク切りでも当然OK。 ・ 豚バラ肉 ・ ちくわ等 練り物系 ダシが出ます。 ・ つきこんにゃく 何故か合います ・ ながねぎ ・ その他 キノコやゴボウなどあるもので好きなものを・・ たっぷりの昆布だしで材料を入れて煮る。 ツケダレにつけて食べる、それだけです。 ツケダレは超シンプル。 <タレの材料> ・ みじん切りの生パセリ(意外だがコレが旨い) ・ すりおろしニンニク ・ すりおろしショウガ ・ 普通の醤油 ツケダレは醤油がベースなので最初は味が濃いです。 薬味をたっぷり入れて食べてください。 パセリの苦味とニンニクが効いたパンチのある味です。 徐々に具の水分で薄まってきます。 最後は素材の出しが出た煮汁を 蕎麦湯のようにタレに入れて 飲み干して下さい。温まります。