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2007年08月08日

ばっかり食べ

  以前、職場のアルバイトの男の子(19歳)とお昼を食べた。

  男の子ひとりと彼から見たら充分に「おばさん」3人。
  計4人が席に着いて定食を頼んだ。
  おばさん達はいつもの様におしゃべりしながら食事をし、
  「食べ盛りだろう」と勝手に判断して、
  男の子に自分のおかずを分け与え
  ダイエット気分に浸っていた。

  ・・・・??・・・・・
  ・・・・!!・・・・・
  
  私は気づいてしまった。
  以前NHKかナンカのドキュメンタリーでやってた。
  「ばっかり食べ」の子発見!!

  その日はチキンカツ定食だったと記憶している。
  その少年は、
  はじめに小鉢の「卯の花」をおもむろに全て食べ

  次にカツに添えてあった大量の「キャベツ」を
  ソースをかけてムシャムシャ全て食べ

  うーん・・としばらく考えたそぶりで
  「納豆」だけをゾゾーっと食べ

  その後、「白米」だけをモシャモシャ食べた。

  白米を食べ終わると「味噌汁」を一気飲みし、

  ようやく、おばさん達からも分け与えられた
  山盛りの「チキンカツ」をモグモグと食べ始めた。

  たっぷりのチキンカツを食べ終えると、
  小皿の「浅漬け」を食べて

  「ごちそうさま・・」という雰囲気を醸しつつ、
  「ほうじ茶」をすすっていた。

  ・・・おどろいた。
  
  本物みちゃった。

  私が子供の頃、給食の時間には
  「三角食べをしなさい」と教わった。
  牛乳・パン・温食 牛乳・パン・温食 の順に・・
  と云う風にです。
  (この風習ってもう無いんでしょうか?)

  「ばっかり食べ」の何が問題なのかは
  以前TVで見たNHKのドキュメンタリーでは
  深刻そうに語っていたが
  悲しい事に、この私の儚い記憶力では
  問題意識だけはかすかに残っているものの、
  根本のその理由をすっかり忘れてしまっているのでした・・。
  あー自分が情けない。

  昔から日本人は米を主食としていて
 「口中調味」というものをメインにした食生活だったらしいんです。
  味噌汁や漬物、塩漬けの魚などしょっぱいおかずで
  白米をたくさん食べるという、食文化だったそうです。

  しかし、現代においては 健康志向による減塩、食の欧米化などで
  「おかず少し ゴハンいっぱい」ではなくて
  「ゴハン少し おかずたくさん」の
  傾向が強まって、欧米のコース料理的な感じで 1メニューづつを順に食べる
  (懐石料理もそうだわね・・)ような子供達が増えてきたそうなのです。
  「味が混ざるとキモチワルイ・・」とVTRで答えていた子供がいました。

  ・・・・。

  ・・・で・・・何が・・問題だったのだろう。

  でも、ナンカ「ばっかり食べ」って違和感あるなあ。

  ゴハンをたくさん食べようって話しだったんだろーか・・。

  ・・・。  ・・・。
  とにかく、とにかく、「ばっかり食べ」の場合は
  しまりすごはん得意の「ゴハンがススムおかず」
  ってシリーズは意味が無いのです。
  コレってやっぱりどーなんだろう。

  ゴハンとおかず両方口に入れた時の美味しさってあると思うんですけど。

posted by しーちゃん |15:21 | 日常の事 | コメント(4) |