2010年02月11日
河川防災ステーションで学ぶ
2月6日(土)にトレセンU-11交流大会があって三笠市へ行った帰りに、江別市の河川防災ステーションを見学してきました。 ここを通過する度に、この次は寄って行こうと思いながらも、帰りが夕方になってしまうことが多くて、いつも横目で見ながら通り過ぎていました。
国道からの入口の案内標識など・・「特産品」が一番目立つし。 開館時間は、9時から18時半までですが、 内部の照明も暗いし冬場は訪問者も少ないので、開館しているようには見えません。 この施設は千歳川が石狩川に注ぐ合流点にあり、石狩川が氾濫した(orしそうな)場合に水防活動を行う拠点となるので、資材の保管や土嚢作成の作業スペースを備え、水防団員の詰所としても使用されるのはもちろん、河川情報の提供や防災意識の啓発、水防訓練などの場としても活用されます。 「ちとせ川」の標識(開発局)は北海道の形をしています。 敷地内には、水制用のブロックの置き場や、 破堤を防いだり修復したりする鋼矢板の置き場があります。 この施設の用途は他の河川防災ステーション(例えば)と同じですが、ここでは江別の観光の紹介及び物産の販売も行っています。 江別の特産品といえば、「ハルユタカ」などの小麦の他、石狩川で獲れる「ヤツメウナギ」、町村農場の乳製品、レンガの町らしく「煉化もち」という商品もあります。 売店のショーケースに展示されている特産品を全てここで売っている訳ではなくて、商店を紹介しているだけの品物もあります。 「大麻○○」というお菓子も展示されていて、知らない人が見たら「大麻(たいま)を混ぜて作ったのかっ?!」と思うかも知れません。 まるで天井のように見えるのは、実は船の底です。 石狩川を航行して物資を輸送していた、蒸気機関の外輪船「上川丸」の実物大模型が展示されています。 これは2階からの眺めで、下に売店のショーケースが見えます。 レストランでは、「やつめうなぎ」の丼や蒲焼などもトライできます。 動物の分類上はウナギとは別物だけど、一応、「うな丼」と呼んでも間違いだとは断言できないような・・子供の頃に田舎の川で捕ったのを食べたことがあるけれど、再び食べようとは思いません。 レンガ会社の「昭和窯業」という名前を見て「江別ユニオン」を思い起こす人は、少ないかも知れません。 江別から野幌総合運動公園に入る道路の脇にはセラミックアートセンターがあって、資料展示室ではレンガの焼き方や積み方を勉強できるし、やきもの展示室の芸術作品を見て回るのも楽しいです。 外に出ると、かつてここから渡船で石狩川を渡っていた、という案内板がありました。 遠景は近年架かった「美原大橋」で、今では「あっ」と(30回ほど)言う間に渡れてしまいます。 河口近くの石狩町(当時)にあった渡船には乗ったことがあるけど、昔の渡船は怖かったんじゃないかな・・三途の川を渡るようで。 昭和56年の洪水から30年になるんですね・・当時は函館本線の線路も水に浸かり、線路と国道との間にあった貯木場から材木が流れ出したことを思い出します。 今年は石狩川の治水100年だそうで、自分の住んでいる土地がどれだけ浸水したのか、を知っておくのは大切なことです。 参考:雁来練習場周辺の洪水ハザードマップ 雁来練習場に近い豊平川の堤防脇にも、河川防災ステーションが建設されつつあって(参考資料)、見学しに行けるのを楽しみにしています。 それにしても何? この毛ガニのような目を持つライオン似の物体は。
posted by 雁来 萌 |08:21 | 雑念 | コメント(0) |
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