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2007年09月19日

高円宮杯(U-15)全道・2回戦

高円宮杯全日本ユース(U-15)選手権の北海道予選を兼ねた、全道ユース(U-15)選手権が、9月15日から23日まで行われています。

今年の大会は、準々決勝までは会場を2ヶ所(七飯、士別)に分けて並行開催され、参加32チームによるトーナメント方式に変わりました。→組み合わせ(pdf)
このうち、16日(日)に行われた2回戦と、17日(月・祝)に行われた準々決勝を見てきました。会場はいずれも、士別市内の天塩川河川敷にある「つくもサッカー場」でした。

札幌(U-15)と旭川(U-15)の両チームとも士別会場の試合に参加するので、両方の試合を見ることができますが、22日に札幌アミューズメントパークで行われる準決勝までには、どちらか一方(または両方?)のチームが敗退することになります。

札幌から士別剣淵ICまで高速を通ると、2時間半くらいで士別に着きましたが、高速料金がバカにならない金額になります。(帰りは一般道だな)

天端
このサッカー場は、「つくも水郷公園」に隣接した天塩川の河川敷にあり、「士別河川防災ステーション」の敷地の一部のようです。→旭川開発建設部の説明ページ
左下の河川敷にサッカー場2面とアップスペースがあり、この道路は堤防の「天端(てんぱ)」を通っています。

右側の建物が士別河川防災ステーションで、
めぐみ
川の遊学館「めぐみ」と名付けられています。
通常はサッカー場を利用したり、2階にある展示室で学習したりできますが、洪水などの非常時には水防活動の拠点になって、水防団員の仮眠や炊き出しに対応できます。→士別市の説明ページ

資材置き場
駐車場の横には、水防活動用の資材置き場や、ヘリポートまで備えられています。


コンサ旭川(6-4)札幌ジュニアFC
第1試合は10:50に始まりました。試合は35分ハーフ、ベンチ入りは20人で、控えの9人全員が交代出場できます。
前日の大雨はほぼ止みましたが、時々パラパラと雨が落ちてきます。私ならカッパや傘を使うほどじゃないんですけど。

旭川-札幌ジュニア
コンサ旭川(赤黒) vs 札幌ジュニア(紫)(2007.9.15:士別)
スタメンは、GK:宮崎、DF:越川・大沼・河本・宮本(恭)、MF:小澤・山室・山田(陽)・前田、FW:山田(海)・石岡 でした。

芝がたっぷり水を含んでいて球足が遅く、こういうピッチには慣れていないようです。双方に決定打が出ないながら札幌ジュニアのエンドでのプレイが多く、旭川が優勢に試合を進めていました。
失点
ところが25分にカウンターを食らって、ドリブル独走で来るかと思ったら、30m近い距離からミドルシュートを打たれました。これが攻撃のフォローのため前に出ていたGKの頭越しにゴールに入り、先制を許しました。(0-1)

当人達は焦るかも知れませんが、同じような攻撃を繰り返していれば何とかなるように思えたので、あまり心配はしませんでした。
山田海
31分に、左サイドの深い位置まで進んだ山田(海)が倒されてFKを得て、これを前田(左端)が蹴り入れると山田(海)が右からヘディングで打ち込み、同点にしました。(1-1)

札幌ジュニアは「巧みな」プレイが多く、旭川側のギャラリーからは「フェアじゃな~い!」という声も飛びます。
途中から陽射しも出てきましたが、それでもまだ時々雨粒が落ちてきます。
 

後半開始時に、石岡に代わって大野が入り、小澤がFWに上がりました。
小澤
4分に、左寄りの小澤へパスが通って突破し、左隅へ打ち込んで逆転しました。(2-1)

6分に右から切り込んだ大野がPA内で倒され、
大野倒される
このPKを、頼りになるキャプテン河本が落ち着いて蹴り込み、追加点を上げました。(3-1)
河本PK
ここで、前田に代わって山下が入りました。

21分には山田(陽)からパスを受けた小澤が右寄りからシュート、ゴール左上へ入って点差を広げました。(4-1)
23分に、山田(海)に代わって阿羅が右ボランチに入り、小澤のワントップになったようにも見えるんですけど・・。
河本が足を痛めたのか、25分に志摩が代わって入り、キャプテンマークはGK宮崎に渡されました。
27分に山下がシュートのようなクロスを入れると、相手がクリアし損ねてゴールに入ってしまいました。(5-1)

好事魔多しで、28分にカウンターを受けて、打たれたシュートをいったんは止めましたが、こぼれ球を打たれて失点しました。(5-2)
ここで、小澤に代えて河原を入れました。

29分には、右からのクロスに阿羅が足を合わせて打ち込み、(6-2)と再度突き放しました。
ほぼ勝負あったと思われ、32分に宮本に代えて金山を入れました。

ところが34分、相手の右CKにヘディングを合わされて失点し(6-3)、山室に代えて西垣を入れると、36分には相手の右CKからのこぼれ球を押し込まれて失点を重ね、(6-4)と追撃されてしまいました。
しかし3分ほどのロスタイムも何とか堪えて、2回戦を勝ち上がることができました。


コンサ札幌(7-0)美幌北中学校
第1試合が終わったのが12時過ぎで、14:30に始まる第2試合までには、昼食には長過ぎるし昼寝には短か過ぎるという、中途半端な空き時間がありました。
空はすっかり晴れて涼しい風が心地良く吹いていますが、残暑に慣れた体には肌寒くさえ感じます。

美幌北中
コンサ札幌(白) vs 美幌北中(グレー)
スタメンは、GK:松原、DF:松浦・工藤(直)・中山、MF:山口・永井・西田・金子・荒野、FW:近藤・三上 と、3-5-2に見えます。

開始1分に三上が挨拶代わりにシュートを打ち、
近藤
3分には荒野と三上で作ったチャンスからのこぼれ球を近藤が打ち込み、先制しました。(1-0)

近藤
16分には近藤(右端)が個人技で抜け出てシュート、追加点を上げました。(2-0)

三上
25分には三上の突破から右CKを得て、これを荒野(右端)が蹴り入れて三上がヘディング、点差を広げました。(3-0)

三上
34分には、西田(右端)の右クロスを三上が左から打ち込みました。(4-0)

コンサ札幌は、技術のポテンシャルは高くてチャンスは沢山あるんですが、わざわざ枠を外してるように見えるシュートが多く、この2倍くらいは得点できてたかも知れません。
クラセン北海道で敗退したこともあって、この大会は何としても2位以内に入って全国へ行きたい、という思いから力んでしまうんでしょう。
 

後半開始時に、松浦に代えて羽石、永井に代えて室田、荒野に代えて菅野が入り、中盤はダイヤモンドにしたようです。

西田
6分のチャンスで、いったん後ろへ戻したボールを西田がPアークから抑えたシュートを打ち、バーの下に入りました。(5-0)
ベンチからも「よく抑えて打った!」と賞賛されました。こういうところはキャプテンらしいです。

室田
11分に、右奥から打ったボールが相手に当たって入りました。(6-0)
誰だったのかよく見えなかったんですが、オフィシャルによると室田の得点になっています。

18分に西田のシュートが左へ外れたところで、中山に代えて嘉藤、三上に代えて福島、近藤に代えて菅谷を入れる余裕の交代に見えますが、明日の試合に備えて休ませるのと、チームの総合力を上げる狙いもあるでしょう。

さすがに得点力は下がったかも知れませんが特に危なげも無く、24分には西田に代えて工藤(健)、山口に代えて中川を左ハーフに入れ、室田が右へ移りました。
菅谷
その室田が30分に右クロスを入れ、菅谷が強烈なシュートを打ってトドメを刺しました。(7-0)


この大会では、審判員の2級認定の実技試験が行われていましたが、コンサの試合に限れば大きな不手際は無かったようです。

夕焼
比布町のレストランで夕食を食べて外に出ると、綺麗な夕焼になってました。明日も良いことありそう・・と思いながら、定宿の道の駅で眠りました。
準々決勝へ続く・・


posted by 雁来 萌 |22:53 | 闘う若梟 | コメント(0) |

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