2009年11月14日
この寒空に消防避難訓練
以前に震災避難訓練に関する妄想を書いたことがあるように、災害に対する日頃からの備えは重要です。 寒くなってストーブ(じゃなくて燃料)を焚く季節になりましたから、火の取り扱いには細心の注意が必要です。(夏でも必要だけど) 火災の怖さは地震と雷の次に位置づけられていて、なぜ火事が雷よりも軽視されているのか、不思議に感じます。
私の勤務先では、消火と避難の訓練を1年に1回行っており、今年は半月ほど前に自衛消防訓練が行われました。 よりによって隣の建物はガソリンスタンドで、隣へ延焼していくにしても隣から延焼してくるにしても一大事ですから、消火・避難訓練はホントに必要性があります。 道路を挟んだ隣にコンビニがあって、その隣が消防署(△△出張所)なんだから、電話で119番通報するよりも走って行って叫んだ方が早いかも知れないけれど。 例年の想定では、私がいる階の「喫煙コーナー」が火元となり、タバコを吸う人が第一発見者となることに決まっています。 私の役割は防火扉が閉まっているのを確認することですが、うっかりホントに閉めてしまうと消防署に自動通報が行くので、指差して確認する(フリ)だけです。 一応、火元に近い人が消火の努力をしている間に他の人は避難するんですけど、非常階段は非常の時にしか使わないから、錆びて脆くなっているのに気が付かない場合もあり得ます。 訓練なのに消防車までお出ましになりました。 「ファイヤーデーモン」でも乗ってきたのかと期待したけど、「リスキュー」すら来ません。 代わりに近くの幼稚園から、ワラワラと見学しに来ました。 「もそっと、近う寄れ。」と呼び入れます。 火遊びをしないように防火教育の一環として見学・・なのか、単に消防車を見たかっただけなのかも。 消火器には、消火用の薬剤じゃなくて水を入れてあります。 黄色い安全ピンを抜いて、1・2・3 と数えてから投げる。←それは手榴弾! 放水開始・・あまり長持ちせずに終了します。 未経験の社員を優先して、放水訓練に参加させます。 数年前の訓練では、大きな鉄の皿に石油を入れて消防署員がホントに点火し、古くなった本物の消火器で消しました。(消し切れなかったこともある) しかし、消火器から飛び出した粉が周囲に飛んで車の屋根が真っ白になったりしたせいか、近年は標的に向けて水をかけるだけの方法に変わったので、お釈迦様に甘茶をかけるような和やかさです。 当日は急に寒くなった日で、たまに水しぶきが飛んで来る屋外に長いこと立ってるのは辛いので、早々に終わりました。 戻るべき建物が燃えてて、水がかかりながら寒空の下に立って震えてる・・というのがホントの訓練でしょうけども。
posted by 雁来 萌 |07:13 | 雑念 | コメント(0) |
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