2009年10月16日
高円宮杯(U-15)北海道大会(前)
決戦の準備についての序章に続き、前編の記事では10月11日と12日の試合について報告します。 →オフィシャルのニュース(2回戦、準々決勝)
【2回戦】コンサ旭川(2-0)フォーザ 前夜の雷雨によって、ピッチ内には水溜りが出来ています。水溜りほどではなくても、水をたっぷり含んでボールが止まってしまう部分もあります。 フォーザ(青) vs コンサ旭川(赤黒) コンサ旭川のスタメンは、GK:武島、DF:西垣・石井・高木・後藤、MF:岸本・高橋・橋本・宮本・森木健、FW:岡本 という配置のようです。 控えには、荒木・三浦雅・三浦大・村上・森木厚・佐藤・渡部・久保・木村 が見え、スタメンの橋本と控えの全員は2年生です。 6分にハーフウェイラインからFKを得て、石井が蹴り入れたボールを右から岸本がヘディング、これがバーに当たりました。 13分にフォーザに左CKを与えたところで、急に強風とともに霰が融けかかったような霙が打ち付けてきて、守る方も見てる方も集中するのが難しい状況でしたが、これは流れて助かりました。 雨が上がると虹も現れたりして。 18分には、後方からの浮かしたパスに岡本が届き、交錯しそうになりながらも足で引っ掛けたボールが弾んでゴールに入りました。(1-0) 19分に、高橋がスローインしようとしてイエローが出たのは、時間をかけ過ぎたからかな? 23分の橋本の右クロスに、ニアの岡本とファーの森木が突っ込みましたが、これはオフサイドでした。 ワントップの岡本にボールを集める場面が多いものの、両翼の岸本や森木が攻撃に絡むチャンスが多く、後藤のオーバーラップなどもあって、見てるだけなら面白いです。 後半は宮本に代わって荒木が入りました。 3分に岸本が右寄りから突っ込んで倒されたものの、ファウルにはなりません。 8分にフォーザが右をえぐってクロスを入れられたピンチは武島がスライディングして防ぎ、13分のピンチにもシュートを体に当てて防いでいました。 15分に高橋が倒れて相手にイエローが出たのは、腹の辺りを蹴られたようです。 19分に右クロスが入ったピンチはキャッチでき、20分の浮き球のスルーもクリアできました。 23分の右CKを高橋が蹴り入れて森木が足を合わせましたが、弾んだボールをキャッチされてしまいます。 26分に岡本が独走して、遠めからシュートを打ったもののキャッチされ、ちょっと勿体なかったかも。そして28分に、岡本に代わって佐藤が入りました。 29分に岸本が30mあたりからミドルを打ちましたがキャッチされ、橋本のドリブルから岸本が右寄りを走り込んでパスを受け、打ったシュートは惜しくも右上へ外れてしまいました。 32分のチャンスで森木がシュートを打ち、はじかれたボールを森木が拾い直して左奥の狭い角度から浮かし気味に打ちました。 GKがポスト脇を塞いでいたので、サイドネットの外に当たって裏に転がったのかと思ったら、ボールはゴール内の右隅へ落ちました。(2-0) 予想外の得点だったので、シャッターが遅れています。 34分に競り勝ってクロスを入れたチャンスでFKを得て、岸本に代わって三浦雅が入りました。 このFKは壁に当たり、高橋が右奥でキープしようとしたところでタイムアップとなりました。 緒戦を取りあえず無失点に抑え、選手達も観客もホッとしたでしょう。 左端の2人は何してるのかな。
【準々決勝】コンサ旭川(2-1)札幌八軒中学校 前日とは打って変わって晴天になりました。しかし観客席からは逆光になることが避けられず、コントラストが強過ぎる写真ばかりです。 コンサ旭川(赤黒) vs 札幌八軒中(白) コンサ旭川のスタメンは、GK:武島、DF:西垣・石井・高木・後藤、MF:岸本・宮本・橋本・高橋・森木健、FW:岡本 という配置のようで、2回戦とは中盤の並びを少し変えた程度です。 控えには、荒木・三浦雅・三浦大・村上・森木厚・佐藤・渡部・久保・木村 が見え、やはりスタメンの橋本と控えの全員は2年生です。 八軒中は、1回戦で室蘭SCを破り、2回戦で札幌ジュニアを破って勝ち上がってきました。 開始1分に、岸本(左端)が打ったシュートをはじかれてCKを得ましたが、このCKにファーから当てたヘディングは外れてしまいました。 2分には八軒の独走を許すピンチとなって、何とかCKへ逃れました。 コンサ旭川はボールを拾えてるし、パスを繋げてるので、あまり不安は感じません。ただしロングフィードが相手の高いDFに当たって撥ね返されるので、もう少し奥の嫌な位置に落とせればチャンスが増えそうです。 右サイドの岸本がボールを持つと、ライン際にボールを出して自分で追い付くという、1人ワンツーを何度か見せました。 19分に右サイドから左へ振って森木(奥)が突破し、狭い角度から打ち上げたボールは天井近くを通過してファーサイドへ入りました。(1-0) 鮮やかな先制に喜んだのも束の間、20分にDFのバックパスを受けようとしたGKが躓き、拾われて打たれたシュートを止めはしましたが、こぼれ球を押し込まれて同点になりました。(1-1) 追い付かれた焦りは見受けられませんけど、シュートは多数打つのに枠を外してしまいます。 33分のカウンターで、橋本が出したスルーに森木が突っ込みますが、交錯してファウルを取られました。 西垣や高橋がキープしながら狙うチャンスがありましたが、得点には結び付きません。 しかしかなり優勢に運べて、ボールは回しやすいです。 後半は交代無く始まり、中盤の配置を少し変えたせいか、後藤が上がるチャンスが増えました。 5分に後藤が打ったミドルが右へ外れたところで、西垣に代わって荒木が入りました。 9分に石井からフィードが入り、岡本(中央)あたりが打ったシュートのこぼれ球を、宮本(左端)が押し込みました。(2-1) 11分に高橋がドリブル突破し、宮本が左からシュートを打ちましたが正面でキャッチされました。 再びリードして楽になり、森木のドリブルから荒木のミドルとか、大きなサイドチェンジからのクロスに岡本が詰めるとか、多彩な攻撃を見せます。 一方の八軒は、旭川のDFにボールが渡ると全く追って来ません。 17分に、岸本の右クロスに岡本が詰めてファウルを取られました。 20分に後ろから押したファウルを取られた時、この判定に異議でも唱えたのか、イエローが出ました。 八軒のFKはクリアしてカウンターからFKを得ましたが、このFKは流れてしまいました。 22分に、宮本に代わって三浦雅が左ボランチに入りました。守りに徹するのか、トップの岡本は前線で孤立してる感じです。 24分に右ライン寄りで八軒にFKを与え、このFKをパンチではじいたものの、こぼれ球を空きゴールに打たれてバーに当たるピンチとなり、何とか押さえました。 29分に八軒の30mくらいのFKが余裕を持って枠を飛び越えたところで、岡本に代わって佐藤が入りました。 活きの良い佐藤は盛んに突っ込んで行きますが、オフサイドを取られたりします。 32分頃からはピンチが続き、クリアしたカウンターからの攻撃も見せますが、続くピンチで打たれたシュートがわずかに左ポストの外へ転がるなど、ヒヤヒヤな展開です。 ロスタイム3分が示された後で、橋本に代わって渡部がトップ下あたりへ入りました。 後藤からのロングフィードを受けた渡部がシュートを打って右へ外れたところで、終了の笛が鳴りました。 このフィードを蹴った後藤の足が攣ってしまい、手当てのために少し整列が遅れましたが、際どく逃げ切ることが出来て苦難から解放されました。 次の土曜日(17日・・って明日だよ)の10時からスプレッド・イーグルとの準決勝、日曜日(18日)に決勝が行われ、会場はいずれもアミューズメントパークです。
posted by 雁来 萌 |07:41 | 闘う若梟 | コメント(0) |
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