2009年10月12日
芸術のアキコンな一日
9月末からの厚別3連戦は『実りのアキコン 勝ち点収穫3連戦』と銘打たれ、入場者数と勝点が増えれば良いことがあるという企画ですが、食い意地が張っていない私にとっては、『実りのアキコン』よりも『芸術のアキコン』を胆嚢(←これが出てくる・笑)じゃなくて堪能する良い機会です。 なお記事のタイトルは、「芸術の秋・こんな一日」という意味でもあります・・かぁ?
7日はまず、薬をもらう(正確には処方箋を有料で出してもらって薬を買う)ために病院へ行き、昼前に終わってそのまま芸術の森へ行きました。 定点観測になりつつある「浮き輪」(参考) 今日はありました・・今年の冬はどうするんでしょう。 芸術の森美術館では、主に彫刻作品を展示した「山本正道展」が開催(~11/23)されていました。 この芸術家は北海道出身であるせいか、イタリアの牧歌的な風景を題材にしていても、北海道の風景を連想させるカタチになっています。(それを狙っているのか、無意識にそういう作りになってしまうのか) 芸術の森の駐車場から入った林の中に立って、来園者を真っ先に迎えるオブジェも、彼の作品です。 彼が「樹木」を形作ると、全て「スリコギにワタアメをからませた」ような表現になるようです。 機能を追求して極限まで無駄を削ぎ落としたフォルムは美しくなる、という理論があるらしく、バイオリンや航空機などの形を見ると納得できます。 川底でぶつかり合いながら角が磨り減った丸っこい石が下流の河原に転がっているように、とんがった角が取れてまぁるい性格になった私(え?)にはしっくり馴染む形態でした。 石材を用いた彫刻では、優しくて丸みのある柔らかいフォルムが得意らしく、角張った物体を風呂敷で包み込むような安心感があります。 それでも、例えば両膝を立てて座る女性を表現した作品の場合、たとえスカートで隠されていても、内部の足組みが透けて見えるようにリアルです。(←危ない?) 樹冠部から順に色付いてグラデーションになった樹 中庭のインスタレーション作品「Vertical Landscape」 寒冷紗のような網を天井に張って、さらに四角い柱のような多数の筒を吊り下げています。 ダクトのような柱が風にゆらゆらと揺られるリズムが、ゆったりした時間と空間とを創っており、ソリッドなコンクリート柱との対比によって、硬直化した思考が解きほぐされます。(まるで学芸員のような説明だ)
夕方になって厚別へ出向くと、オフィシャルページに告知されている実りのアキコン!!勝ち点収穫3連戦『芸術の秋』開催に関する、様々な芸術的アトラクションが用意されました。 ◆札幌大学吹奏楽団による演奏 競技場の前庭で練習している最中の写真を撮ってみたけれど、ストロボの光が届かずに失敗しました。 ◆似顔絵コーナー 自分の似顔絵が交番の前に掲示されたりしたら困るから、躊躇しました。 商品見本として描かれた選手の似顔絵が入口に立て掛けてあったので眺めてみた結果・・また今度ネ。 ドーレくんの左隣が、ヒロのつもりらしいです・・舛添さんか? ◆ドーレくんぬり絵コンテスト作品展示 前節の試合会場でぬり絵の台紙を配っていましたけど、今さら大人のぬり絵でもあるまい、と敬遠しました。間違って入賞でもしたら、その程度の絵心なのか?と却って落ち込みますから。 ◆フェイスペイントサービス あんな薄暗い所で、折角の端正なお顔にイタズラ書きされるのは願い下げです。化粧だって自分で出来ますからっ! うねうねとした雲が夕陽に染まって、美しく映えていました。 「綺麗なセレッソ色だ・・」などと思ったものの、そんなことは口が裂けても言えません。 さぁ、始まります。 ・・(中略)・・ 負けました。
posted by 雁来 萌 |07:39 | 雑念 | コメント(0) |
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