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2009年07月23日

プリンスリーグ第9節

前日に続いて、7月19日(日)の14時過ぎから浜厚真野原公園サッカー場で、プリンスリーグ北海道2009の第9(最終)節となる、北海高校との試合が行われました。

今年のスローガンである(?)無失点優勝の夢は第5節で早くも消え去り、昨年に続いての全勝優勝も前節で潰えてしまったので、今日の目標は「無敗優勝」へ下方修正せざるを得ません。

当日はクラブユース選手権(U-15)のベスト8の試合が夕張で行われ、その終了後に浜厚真へ向かってもコンサの試合には間に合うという、嬉しいんだか悲しいんだか分からない状況でしたが、自然に朝早く目が覚めて(笑)夕張に寄ってきました。
札幌U-15は、前日に旭川U-15を退けた帯北アンビシャスに(2-0)で勝って、弟分の仇を討ちました。

北海道の南岸を東進する低気圧の影響で、見事に雨に降られました。
コンサと北海との対戦は第3試合なので、先に行われる試合を見てると水溜まりの中での蹴り合いに終始し、テクニックやキック力はあまり役に立たないようでした。おまけに退場者や怪我人まで出ていました。
コンサの相手は北海だから、こういう荒れ方にはならずに、もう少しサッカーらしい試合になるだろうとは思えましたけど。

北海高校(黄) vs コンサU-18(赤黒)
整列
コンサのスタメンは、GK:安田、DF:奈良・小山内・松田・十川、MF:大地・上原・荒野・濱田、FW:工藤光・三上 でした。
控えには、渡邉・西田・永井・福永・大野・山室・近藤・木島・鈴木貴 が見え、優勝が決まったせいか、随分と大胆な(?)メンバー構成です。

北海にもコンサ札幌のOB選手が数人いますが、今日ばかりは見ないようにして試合に集中します。(←無理)

5分に北海が右サイドを突破してシュートを打ち、はじいてCKに逃れました。
CKに逃れる

北海の右CKはクリアできました。
クリアする

16分にも北海にCKを与え、GK安田がパンチングで防ぎました。
パンチ

立ち上がりは北海に押されてた気もしますが、中頃からはコンサのチャンスも多くなり、FKも何度か得ました。

33分頃に濱田が左サイドを上がってがんばるシーン
ハマがんばる
今日の濱田は、積極的にミドルなどを打っていました。こういうピッチコンディションなので、遠めからでも思い切って打ってみた方が何かが起こるかも知れません。

しかし双方とも得点は出来ず、前半は(0-0)で終わりました。無理して怪我でもすると、翌週のクラブユース選手権(全国大会)にも影響するだろうし。
 

気合いを入れ直して後半が始まります。
後半開始
コンサに交代は無いようで、雨も上がってきました。

2分の小山内のファウルに対して、イエローカードが出ました。

5分の左CKを上原が蹴り入れて競り、再びCKとなりましたが、
左CKに競る
2度目のCKはゴールラインを割ってしまいました。

8分に荒野が放り込んで誰かがヘディングを打ちましたが、
パンチで防がれる
パンチングで防がれました。

10分にハンドを取られて北海にFKを与え、
ハンドでFK与えるがクリア
いやな距離だけど足を上げてクリアできました。

13分にはビッグチャンスを得て波状攻撃になりましたが、ゴールは奪えません。
14分に再びハンドでFKを与え、ヘディングを打たれましたが右へ外れて助かりました。
ヘディング打たれる

17分に三上が右からクロスを入れて荒野が競りましたが、如何せん、手を伸ばしたGKの方が高い位置でボールを扱えます。
拓馬が競る

21分に工藤が右クロスを入れて三上が単独で詰めますが・・GKも大変です。
陽輔が詰める
22分にもゴール前まで迫ったものの、ピッチコンディションが悪いせいか打ち切れません。
この後で、三上に代わって鈴木が入りました。

31分に濱田が倒されて、やや狭い角度からのFKを上原が蹴りましたが、クリアされました。
32分にも濱田が左クロスを入れ、クリアボールを中央で荒野が浮かしてパス、至近距離から打ったシュートもはじかれてCKになりました。
FKをはじかれる

続く33分には荒野が蹴り入れた左CKからゴール前での混戦となり、鈴木が打ったシュートはバーに当たって手前に落ちてしまいました。
たぁ坊のシュートはバーに当たる

35分に濱田の左クロスから工藤が打ったヘディングも力なく落ちてしまい、36分に大地に代わって木島が入りました。

これだけ攻めても入らないものの、焦りは感じられませんでした。じれったいだけで。
そして40分、遂に金庫が均衡が破られ、奈良あたりから鈴木へフィード、ヘディングで濱田に渡ってクロスを入れると、フリー気味だった工藤がドンピシャとヘディングで打ち込みました。(1-0)
ミツが頭で先制

待望の先制点を上げ、ピラミッドを建設すると、
ピラミッド建設
「ボクもかぜて!」と審判まで寄ってきます。(をぃ)

終盤になっての失点で北海はかなりダメージを受けたはずですが、これでも諦めない北海は流石です。
ロスタイムに北海の右ラインでのスローインから、ゴール前での混戦になって何とかボールを押さえたようにも見えましたが、結局は押し込まれてしまいました。(1-1)
ためして失点

再び突き放すべく攻撃を続けますが、1分ほどしてから終了の笛が鳴り、
今日も引き分け
今日も引き分けになってしまいました。

今年のプリンスリーグの全ての日程が終わり、
今日で全てが終わる
スタッフも加わって観客へ挨拶します。


試合終了後に表彰式が行われましたが、他のチームは雨に濡れたこともあって既に引き上げており、コンサだけにカップや賞状が授与されました。

協会の優勝カップを掲げるキャプテンの上原
優勝カップ

賞状を受けた鈴木健と、道協会のカップを受けた松田
もう一つのカップ

MVPには上原拓郎くん、得点王は工藤光輝くん、アシスト王は菅原康介くん、新人賞は室蘭大谷の坂本憲吾くんが選ばれました。坂本憲吾くんは、コンサU-15出身の1年生です。

最終成績は、コンサが勝点23で1位、2位は勝点を20に増やした札幌第一高校、3位が北海高校(勝点18)、4位は勝点と得失点差まで同じながら総得点が2点足りない室蘭大谷高校、5位が旭川実業高校(11、得失点差0)、6位が札幌新陽高校(11、得失点差-2)で、ここまでがプリンスリーグに残留できます。

今年の入れ替えは昨年より厳しくなり、7位の帯広北高校(9)と8位の札幌光星高校(9)は地区リーグ決勝大会(参入決定戦)へ参加しなければなりません。
9位の登別大谷高校(7)と10位の札幌白石高校(0)は地区リーグに自動降格となりました。

来年(から?)は、8チームでプリンスリーグのタイトルを争うことになり、初期の頃のチーム数に戻ります。
そして、プリンスリーグもカブスリーグやJリーグと同様に2部制となり、それぞれのリーグ戦が終了した後に1部の下位と2部の上位とを入れ替え、2部の下位と地区リーグの上位とを入れ替えるらしいです。
プリンスリーグ1部は「プ1」、2部は「プ2」と呼ばれることになる・・んでしょうか。(←まさか)

今日はコンサバスに揺られて帰ります。
バスにゆられて
来週は、クラセンの全国大会へ遠征します。

今日の引き分けはプリンスリーグだけに限らず、北海道チャンピオンズスーパーリーグにも影響します。
今節のプリンスリーグの結果は、そのままスーパーリーグのマッチ18(コンサU-18 vs 北海高校)の結果として適用されます。
従って、スーパーリーグで今まで全勝していたコンサU-18が、初めて引き分けたことになります。正直言って、北海高校に勝点を削られるとは思っていませんでした。


posted by 雁来 萌 |21:36 | 闘う若梟 | コメント(2) |

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この記事に対するコメント一覧
最終節は水上決戦

最終節の写真すら、道新に載らない年になってしまったプリンスリーグ北海道。
写真とともに味のある解説、ありがとうございます。
GKとFPの交錯シーン一つ見ても、凄まじいコンディションの中で、HCLも兼ねた戦いが行われたようですね。
新聞で見たかったなぁ…(と言いつつ、関連サイトの方が良い写真ばっかりと狙っていたり…)。
勝点2という誤算の八節と最終節。
この二試合が、今後の全国大会や人生でも、きっと大きく活きることを祈ります。

posted by すずらん| 2009-07-24 22:35

気の毒なコンディション

もう、笑い飛ばすしかないですかね。
私は紙の新聞は読まないので、ネット上の写真や記事を見て取りあえず我慢しています。

報道って、「プリンスリーグが始まる」とか「スーパーリーグという新しい方式の大会が始まる」などという目新しい話は記事にしますが、その後のフォローがまるで無いようで・・まぁ、「ニュース」だから新しい話しか価値が無いんでしょうけど。

浜厚真は湿地のような地質なので、元々水はけが悪い上に前日も雨だったし、当日は朝方に強い雨が降ったので、第一試合や第ニ試合のコンディションはもっとひどかったんですよ。気の毒なくらい。

posted by 萌| 2009-07-25 08:25

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