2009年07月21日
プリンスリーグ第8節
7月18日(土)の13時過ぎから浜厚真野原公園サッカー場で、プリンスリーグ北海道2009の第8節となる、旭川実業高校との試合が行われました。 天気は下り坂で、昼頃から雨が降るような予報でしたが、近くになると朝にも一降りあるような予報に変わりました。あまり体調が良くないのでコンサの試合までに間に合うようにゆっくり出発して会場に着くと、既に霧雨が降っていました。気温は十分に寒くて、防寒・防水の装備は不可欠でした。
ベンチ前でカンピオーネを唄ってから入場しました。 旭川実業(白) vs コンサU-18(赤黒) コンサのスタメンは、GK:安田、DF:西田・松田・中山・十川、MF:金子・福永・上原・菅原、FW:近藤・三上 でした。 控えには、渡邉・濱田・大地・奈良・大野・山室・荒野・工藤光・鈴木貴 が見え、松原はU-17日本代表のメンバーとして、新潟に出張しています。 旭実にはコンサ旭川のOB選手がかなりいるし、コンサ札幌のOB選手もいるので、ちょっとやり難いチームです。DFに内田・河本・宮本、MFに近藤・山田海・神谷がいて、フォーメーションはちょっと変則的に見えます。 3分に近藤が倒されながらもプレイオン、菅原が左サイドを突破して得たCKはクリアされて再びCKとなり、2度目のCKもクリアされました。 旭実も12分にCKを得ましたが、これはクリアしました。 14分には中山からスルーを受けた三上が左寄りからシュートしましたが、はじいてCKに逃れられました。 23分にはゴールキックから三上が右サイドを抜き出て、倒れながらシュートを打ちましたがセーブされました。 中盤でボールが行き来して、押し合いの展開になっています。 旭実はこれまでの試合で、終盤に失点して突き放されたりして勝点を失ったので順位が低迷しており、プリンスリーグに残留するためにはこれ以上は負けられず、崖っぷちのポニョ状態です。 39分にも近藤が突破したチャンスからCKを得ましたが、この右CKはゴール前で混戦になったものの、クリアされました。 前半は双方とも得点できず、(0-0)で終わりました。 コンサに交代は無く、後半が始まります。 2分に、菅原からパスを受けた十川が左クロスを入れ、三上が足で引っ掛けたようなシュートを打ちましたが、キャッチされました。 近藤や金子が突破を試みますが、旭実も懸命に防いで跳ね返されます。 13分に左奥で菅原が倒され、FKを得ました。 ボールの側には金子と菅原が立っていましたが、金子が蹴ると見せてボールを飛び越し、菅原が蹴り入れたボールはクリアされました。 16分に、金子と三上と近藤が並走するビッグチャンスがありましたが、これは実りませんでした。 逆に17分、旭実の右サイドからの攻撃で、ゴールラインを割るようなボールに旭実が追い付き、深い位置からクロスを入れると、ファーサイドからフリーでヘディングを打ち込まれてしまいました。(0-1) エアポケットのような失点ですが、旭実の執念が実った感じです。 18分に右CKを得たところで、近藤に代わって荒野がボランチに入り、菅原がFWに上がって福永が左SHに移りました。 23分に中山が相手を止めてイエローカードをもらい、プリンスリーグでの2枚目なので次節は出場停止になります。 25分に三上が右寄りを突進して渾身のシュートを打つと、ボールはGKの手に触ってから惜しくもバーの右上角に当たりました。 ここで、西田に代わって大地が入りました。 1点ビハインドの状態が続いているせいか、単独で切り込んでやや無理なシュートを打つ場面が多くなりました。それなりに脅威にはなっているんですけど、壁に当たったり枠を外れてしまいます。 37分に活きのいい大地が右サイドを突破してクロスを入れると、 中央で待ち構えていた三上(左向き)が豪快に打ち込んで、やっと同点にしました。(1-1) 逆転して全勝優勝するためには追加点を上げねばならず、旭実のクリアミスを三上が拾って突破、CKを得てファーから松田がヘディングしましたが、いつぞやの試合のようには問屋が卸さず、枠を外れて行きました。 44分に中盤でファウルを受けて旭実にイエローカードが出されましたが、これは流してもらった方が有難い場面でした。 一呼吸おいて、菅原が「へたくそ!」と叫んだように聞こえました。これを副審が聞き逃さず、主審にアピールしたものの主審は気付かなかったので、ゴールキックになってプレイが止まった時点で再度アピールし、菅原にもイエローカードが出ました。 ロスタイムにも、誰かがライン際でクリアしたプレイにファウルを取られ、不満を示した上原にイエローカードが出されました。 今日の試合では審判の実地試験が行われているはずで、審判は経験が少ないし、反則は几帳面に取るんですよ。 双方とも後味の良くない結末でしたが、(1-1)の引き分けで終了しました。 旭実はよく健闘し(という言い方は失礼だけど)、足場が悪い割にミスが少なかったのと、アグレッシブに攻める姿勢を続けられたのは、賞賛されるべきと思いました。
第8節を終わった段階で、コンサは7勝1分で勝点が22となり、北海高校との勝点差が3点あるから、翌日の最終節(北海戦)で余程の大量失点で負けない限り優勝できる・・と思っていたら、1時間遅れで始まった試合で北海も引き分けてしまい、最終節を待たずにコンサの優勝が決まってしまいました。 3位の札幌第一は勝点が17で北海と同じながら、得失点差が3点足りません。4位の室蘭大谷は勝点が15と、このグループは最終節の結果次第で順位が入れ替わる可能性があります。 さらに5位の新陽は勝点11、6位から8位までの勝点が全て8で得失点差の争い、9位の勝点が7、10位の勝点が0となっているので、今節に順位が確定したのは1位のコンサと10位の白石だけです。 今年のプリンスリーグも、残すは明日の第9節のみとなりました。 有終の美を飾るべく、北海との対戦でも勝利を収めてもらいたいものです。
posted by 雁来 萌 |21:55 | 闘う若梟 | コメント(0) |
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