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2009年02月27日

全道フットサル(U-12)決勝

前日に引き続き、2月22日(日)に「きたえーる」で、全道フットサル(少年の部)の決勝トーナメント(の続き)が行われました。

今日も雪が降っていましたが、やがて晴れてきました。
きたえーるにかよえーる



準々決勝
コンサU-12(赤黒) vs くりやまFC(白)
くりやまFC
この試合だけはサブアリーナのコートになり、空知地区のくりやまFCと対戦しました。
小柄な選手もいますが、中央の9番選手は曲者でした。

くりやまFCは、昨日の決勝トーナメント1回戦でSSSに先制し、一時は同点にされながらも突き放して勝ち上がっており、これが今大会での一番の番狂わせだと話題になっていました。
会場への入口前でミーティングをしていたので、くりやまの戦略は全部聞こえたんですけど(笑)、もしかしたら調子に乗るかも知れません。

1ピリの攻撃
前半の攻撃
くりやまは主導権を握るべく、指示通りに最初から思い切って攻めてきました。9分に右斜めからミドルを打たれ、GKに触って入りました。(0-1)

2ピリは盛んにシュートを打ちますが、波状攻撃も最後はキャッチされてしまいます。
ナイスなGK
くりやまのGKは小柄ながら良い動きをして、昨日から活躍していました。
2ピリの最後にゴールへ打ち込みましたが、笛が鳴った直後に打ったためノーゴールで、得失点無く終わりました。

3ピリの1分に鈴木が左ライン寄りからミドルを打つと、ゴール右上隅に入って同点になりました。(1-1)
さらに3分には鈴木が相手ゴール前でボールを奪い、佐々木が押し込んで逆転に成功します。(2-1)
北斗の追加点

6分にはキックインから鈴木がクロスを入れ、倉持が中央で楽に押し込んで点差を広げました。(3-1)
ところが7分にゴール前でマークを外され、1点差に詰め寄られました。(3-2)

終盤には、くりやまのクリアボールがコンサの選手に当たって、くりやまのポストに当たるというチャンスがあった一方、くりやまのシュートがコンサのバーを叩くなど、この試合もヒヤヒヤなまま終わりました。


準決勝
コンサU-12(赤黒) vs 北光(オレンジ)
北光
メインアリーナに移動して、旭川地区の北光サッカー少年団と対戦しました。

準々決勝の4試合では、コンサ以外の札幌地区のチームは全て敗退してしまったので、ここで負ける訳にはいきません。
手つなぎ円陣

攻撃のチャンスは多いながらも決まりませんでしたが、5分に高橋と深井とのパス交換で崩し、深井が押し込んで先制しました。(1-0)
祐希押し込む
隣のコートでのブザーを聞き間違えたのか、1ピリを1分残して笛が鳴ってしまい、再開後も得失点はありませんでした。

2ピリの開始直後に、北光の浮かしたシュートが枠の角に当たるドッキリシーンもありましたが、逆に1分、キックインから倉持がゴール前へ蹴り入れ、鳥居が飛び込んで追加点を上げました。(2-0)

ところが6分、北光のキックインへの対応で距離不足のためイエローカードを出され、このFKをクリアし切れずにゴール内へ転がりました。(2-1)

さらに7分にはゴール前で崩されて押し込まれ、同点になってしまいました。(2-2)
隣のコートでの準決勝も、2ピリが終わった段階で伊達(2-2)北小樽と接戦になっています。

3ピリには惜しいシュートが多いものの入らず、5分にはゴール前でのピンチが続いて懸命にクリアしました。
終盤9分のカウンター攻撃で鈴木が突破し、GKを巧みにかわしてゴールに流し込み、土壇場でやっと突き放すことができました。(3-2)
翔の技ありゴール


決勝までの昼休みを兼ねた合間に、昨日キャンセルされたエキジビションマッチが行われました。
今年のエキジビションマッチは、「バルドラール浦安ラスボニータス」と「フットサル北海道女子選抜」との対戦でした。

試合前の記念撮影:こうやって交互に並ぶと綺麗です
記念撮影
白紫と黄色が北海道選抜、赤と水色が浦安

試合の様子
女子の闘い
う~ん・・片方のチームは陸上競技の選手のように体は絞れて足さばきもシャープですが、他方のチームは寝技を得意とする柔道の選手のようで、異種間競技を見ている錯覚を感じました。
結局、北海道は(0-8)で負けたようです。

どうやって強化しようか・・と悩んでいるスタッフ?
悩める強化陣

その奥で、コンサがセットプレイへの対応を確認しているようでした。
傾向と対策


決勝
北小樽サッカースポーツ少年団が、伊達サッカースポーツ少年団を(4-2)で降して決勝に上がってきました。
小樽地区の強豪である北小樽とは以前に対戦したことがあり、4年前に小樽市望洋サッカー場で行われた「道新スポーツ旗北電カップ」の大会だったと思います。

試合前の練習
試合前
手前の相手チームは、出したボールに走り込んでシュートを打つ練習をしています。
しかし実戦では、守備側がいない状況はあり得ないので、GKの練習にしかなっていないような気がします。
奥のコンサはシュート練習をせず、念入りなボール回しの後に、速くて正確なパスを出す練習をしていました。
コートを縦に使う練習と横に使う練習・・考えさせられます。

いったん退場した後、改めて、FIFAアンセムに合わせて入場します。
選手入場

全員が整列して礼:北小樽(オレンジ) vs コンサU-12(赤黒)
清冽な整列

スタッフも交えて円陣を組み、「ぜったい勝つぞ~!」と叫びました。
肩組み円陣

1ピリの攻撃
1ピリの攻撃
積極的に攻めてシュートを打ったりしますが、カウンターを受けたりもします。
5分に、ルーズボールにGKが出てパスを出したところをカットされ、戻り切れないまま打たれて失点しました。(0-1)
またもや、マイナスからのスタートです。

9分にはカウンターを受けて打たれ、GKの股下を抜けてゴールに入りました。(0-2)

2ピリ1分に、キックインから倉持が浮かせたパスを入れ、森川がファーから打ち込んで1点を返しました。(1-2)
しかし、北小樽のシュートが枠の上角に当たるピンチもあり、6分に打たれたシュートが左ポストに当たって入り、再び2点差に離されました。(1-3)

苦しくなったコンサは、8分に鈴木が相手ボールをカットしてクロス、佐々木が打ち込んで追い上げます。(2-3)
北斗押し込む

続いて9分には、右奥でのキックインから倉持がシュートを打つと、相手が自ゴールへ打ち込んでしまいました。(3-3)
オウンゴールで同点

3ピリに入ると、面白いシーンが多くなりました。ゴール前で振り向きざまのシュートを打ったり、FKの素早いリスタートから速攻を仕掛けたり、タッチラインを割りそうなボールをアクロバティックに戻したりと、むしろ伸び伸びとプレイしてる感じです。

残り時間が少なくなった9分、鈴木が速攻からシュートを打ち、ついに突き放しました。(4-3)
これで終わったと思いますよ、フツー。

最後に、北小樽がCKを得たピンチがありましたが、ゴール前を固めていれば防げるはずでした。
ところが、リターンを受けて切り込もうとしたキッカーの足を引っ掛けてしまい、FKを与えました。
時計は既に残り0秒になっていましたが、
まさかのFK同点
ライン際の選手が打ったシュートが壁の間を抜けてゴールに入り、同時にタイムアップとなりました。

決勝戦だけは、5分×2の延長戦を行います。
延長前半の3分、平川が右寄りを突破してクロス、佐々木が打ち込んでリードしました。(5-4)
さらに4分には、平川が左寄りから打ち込んで2点差としました。(6-4)
延長2点目

延長後半には北小樽は反撃する余力は無く、(6-4)でコンサが優勝しました。
初優勝

試合終了後に優勝チームのインタビューがあり、
倉持
キャプテンの倉持卓史くんは「沢山の人たちに応援されて嬉しかった。」と感想を述べていました。

続いて大活躍の佐々木北斗くんは、
北斗
「苦しい試合が沢山できて良かった。」と(誘導されたように)答えていました。

公言した通り、観客席のご家族に挨拶します。
挨拶


全てのスケジュールが終わって表彰式が行われ、
表彰式
優勝したコンサは、道サッカー協会、道フットサル連盟、NHK、道新から、ご褒美を頂きました。

続いて準優勝の北小樽の表彰があり、
北小樽
3位の北光と伊達も、賞状を受けました。

これでフットサルの公式大会も終わり、雪が融けたらサッカーが始まります。
新たな心配として、「コンサはフットサルで勝てるようになったけど、サッカーは勝てなくなった」と言われる懸念が浮かびます。

なお、LSINのサイトに準決勝以降の戦評が載りました。
速報でもお知らせしたように、3月8日の13:05~13:55にNHK総合で、この大会のハイライトが放送されます。


posted by 雁来 萌 |00:54 | 闘う若梟 | コメント(2) |

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この記事に対するコメント一覧
Re:全道フットサル(U-12)決勝

全道フットサル観戦記掲載ありがとうございます。
予選二位通過同士の決勝は、珍しいですね。
大勝、惜敗、PK戦、逆転、辛勝、延長と見応えある二日間だったと思います。
「苦しい試合が沢山できて良かった。」と(誘導されたように)答えていました。
その情景が眼を閉じると、いとも容易に想像できるのが悲しい…。
室内のフットサルでコンサドーレが全市優勝、全道優勝してくれたのが嬉しい限りです。

posted by すずらん| 2009-02-27 19:47

逆転勝ちを信じられない習性

すずらん さん、いらっしゃいませ。

日頃、トップチームの逆転負けばかりを見ているせいか、逆転して勝てることを信じられない体質になっているので、確実に寿命が縮まリました。
3ピリで帳尻を合わせられるくらいなら、最初っから取っておいてくれよ~と言いたくなりますが、尻に火が着かなければ頑張れない性格なのか、土壇場で実力を発揮できる才能なのか、相手が疲れた頃に畳みかける作戦なのか・・。

今までは「フットサルは負けてもしゃ~ない、サッカーで勝てれば良い」と思っていましたが、これが逆になってしまわないように頑張ってもらわねば。

posted by 萌| 2009-02-27 20:52

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