2009年02月25日
全道フットサル(U-12)予選
2月21日(土)・22日(日)に「きたえーる」で、全道フットサル(少年の部)の全道大会が行われました。→北海道サッカー協会の開催要項 道サッカー協会としては珍しく、結果(PDF)と戦評(PDF)が翌日にアップされました。
大会は、全道の地区予選を勝ち上がった24チームが、3チームずつの8ブロックに分かれて予選リーグを行い、各ブロックの1位と2位のチームが決勝トーナメントに進みます。 各ブロック3位のチームは2日目に別会場に集まって、フェニックスリーグを行います。(17位、19位、21位、23位が各2チーム) たとえ予選リーグで敗退しても地元へ帰る必要が無く、宿泊の予約などを無駄にせずに次の日も試合があるという、ある意味での親切にもなっています。(罰ゲームと感じるかも知れませんが。) 決勝トーナメント1回戦で勝った8チームは、8位までの順位を決める通常のトーナメントを行い、負けた8チームも順位トーナメントを行います。(9位、11位、13位、15位が各2チーム) 1日目は予選リーグ2試合と決勝トーナメントの1回戦まで、2日目に決勝トーナメントの2回戦(準々決勝)以降を行いました。 試合時間は7分-7分-2分休み-7分の3ピリオドで、決勝トーナメントでは各ピリオドが10分になります。 決勝トーナメントでは当然PK戦があり、決勝戦だけは5分ハーフの延長戦もあります。
コンサは、根室地区の珸瑤瑁(ごようまい)FC、函館地区の浜分(はまわけ)FCとのBブロックに入りました。 前日からの荒天のせいで、歩道まで雪に埋まって車道を歩かざるを得ない状況でしたが、地下鉄駅に直結した屋内施設での大会が中止になるはずもなく、何事も無かったかのように大会は始まりました。 ただし、1日目の夕方に予定されていたエキジビションマッチは、航空便が欠航した影響か、2日目の昼過ぎに変更されました。 「きたえーる」の大会会場 開会式での主催者挨拶 少年の部と一般の部の代表選手各1名が、一緒に選手宣誓します。 メインアリーナを3つに区切り、サブアリーナのコートも加えて全部で4コートとし、少年の部の試合と一般の部の試合とが入れ替わりで同じ会場を使います。
予選リーグ第1戦 珸瑤瑁FC(赤) vs コンサU-12(白) 選手名簿は入手していませんが、珸瑤瑁には女子らしく見える選手が4名いました。この年代って、女子の方が体格が良かったりしますから。 1ピリオドの攻撃 この日の試合で、コンサは6年生の全員が交代しながら出場し、GKは5年生の北原くんと坂くんが務めました。 2ピリオドの攻撃 コンサの攻撃一方な展開になり、珸瑤瑁はクリアするのがやっとで、ほとんど反撃できません。シュートを打ち過ぎたのか(?)、2ピリの途中で破れたネットを修理する場面もありました。 3ピリは「鳥かご」のような状態で、GKのクリアランスからのキックまでワンバウンドして入ってしまいました。 各ピリオドとも開始0分から得点を重ね、(2-0)(5-0)(3-0)の、トータル(10-0)で勝ちました。 遠距離から札幌で行われる大会にはるばると参加して来たんですから、一試合くらいは勝たせてあげたい気もしますが、コンサと当たったのが不運でした。
予選リーグ第2戦 コンサU-12(白) vs 浜分FC(水色) 浜分は、函館地区から時々全道大会に出場してくる強豪チームの一つです。 途中の写真はありません。写真を撮ってるどころじゃなかったんです。 1ピリの開始1分に左寄りからミドルを打たれ、押さえ切れずに先制を許しました。(0-1) 長身の相手に競り負けるシーンが多く、ビハインド状態を打開するのは難しく思えました。 2ピリには熊倉のシュートがバーに当たったり、佐藤がフリーになったチャンスでのシュートを外すなど、焦りも見られます。 3ピリに、左をえぐった狭い角度からのシュート(鈴木?)が決まったものの、独走を許したピンチで失点して負けました。(1-2) 大喜びの浜分チームと、茫然とするコンサ。 この結果、浜分に次いでBブロック2位になりましたが、決勝トーナメントへは進むことが出来ます。 午後からは決勝トーナメント1回戦が控えており、飲食禁止の観客席から通路に出て、外の吹雪を眺めながら昼食を食べて腹(というか気分)を落ち着かせます。 昼休みにも休まない「どーもくん」 NHK札幌が共催している大会なので、開会式から閉会式まで働いていました。
決勝トーナメント1回戦 コンサU-12(赤黒) vs TFCジュントス(白) 先日の札幌フットサルでも対戦したTFCジュントスが、Aブロック1位で勝ち上がってきました。 攻撃のシーン 1ピリの2分にハンドのファウルでFKを与え、打たれたシュートに触りはしたものの失点しました。(0-1) さらに3分には、ゴール前での混戦から打ち込まれて点差が広がります。(0-2) 概して、フィジカルで負けています。ジュントスは体格も良いので、速攻を受けても止めれなかったり、ゴール前まで突っ込んで行っても倒されたりしてました。 守備のシーン 2ピリは均衡して得失点がありませんでしたが、足元でのボールの奪い合いも負けているように見えます。 3ピリの2分に、鈴木の右クロスに佐々木が合わせて追い上げます。(1-2) さらに4分、深井のクロスを佐々木が打ち込んで、やっと同点にこぎ付けました。(2-2) トーナメントなのでPK戦を行います。 ジュントスの2人目を止めて、コンサ3人目の中島が蹴ります。 コンサは5人全員が決めてPK(5-4)となり、融けかかった流氷を踏むような綱渡りの勝利を収めました。 ジュントスは2点をリードした時点で期待を持った分だけ、落胆も大きかったに違いありません。
予選リーグの初戦の相手だった「珸瑤瑁FC」は報道関係の密着取材を受けていたので、もしかしたら特集番組などがあるかも知れません。 「珸瑤瑁」は根室半島の突端(納沙布岬)の近くにあり、根室半島と北方領土との間の海は「珸瑤瑁水道」と呼ばれます。まさに「貝殻島灯台」が見える位置で、北海道内で日出(や日入)が最も早い土地です。 コンサと対戦して力の差を十分に味わったことも、良い経験として将来の糧になるかも知れません。予選リーグのもう一試合も接戦の末に負けましたが、フェニックスリーグでは1勝を上げられたようで、小学生として最後の思い出になったことでしょう。
posted by 雁来 萌 |00:16 | 闘う若梟 | コメント(0) |
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