2008年07月08日
プリンスリーグ第6節
7月5日(土)の11時から帯広の森運動公園の球技場で、プリンスリーグの第6節となる札幌第一高校との試合がありました。 当日の早朝に帯広へ向かうという方法もありますが、万一寝過ごしたりして焦りながら運転することは好ましくないので、金曜日の夜に峠を越えてしまう方が精神的に楽です。その方が交通量も少ないし。 そんな場合の定宿からの眺めは、かの兼六園の趣さえ感じます。
峠は霧~霧雨でしたが、十勝地方では結構な降り方だったようで、芝が湿っていました。 薄曇りとはいえ日射はそれなりに強く、時々暑く感じます。風が吹くと清々しくはなるものの、止まる時はバッタリと止まってしまい、ジリジリと・・フライパンの上で焼かれる豚肉の心境です。 第一高校(青) vs コンサ(赤黒) コンサのスタメンは、GK:曳地、DF:打矢・熊澤・上原・松本、MF:鶴野・佐藤・竹内・古田、FW:金子・玉岡 でした。 ベンチには、松原・加藤・鈴木健・十川・福永・菅原・西田・工藤光・三上 が控えています。 第一高校は4-3-3のようにも見えます。最後尾の方からは「ビビんなよ!」という声もかかっていました。 それは逆効果にならないだろうか、と考えていた3分、右サイドをえぐっておいてやや戻したボールを鶴野(右側フレーム外)が挨拶代わりにミドルを打つと、GKの対応も全く間に合わずに先制点になりました。(1-0) 6分に、左ライン近くを突破しようとした松本が倒され、相手にイエローカードが出ました。 このFKをショートパスで受けた佐藤(右端)がシュート、 ボールはバーに当たりましたが、撥ね返りに上原が詰めて頭で押し込みました。(2-0) 9分には竹内が左サイドの深い位置からクロスを入れ、金子(右奥)が楽にヘディングで打ち込んでさらに突き放しました。(3-0) 立ち上がりの9分間で3点も取り、すっかり安心してしまった訳でもないでしょうが、何点入るか分からないという心配は取り越し苦労になって、給水タイムをはさんだ後も数多く打ったシュートは枠を捉えられません。 しかし、相手ボールを楽に奪えるし、守備も危な気が無いので、落ち着いて見ていられます。多彩な攻撃パターンが繰り出され、見てる方は楽しい限りです。 39分になって、金子からのパスが打矢に渡ってクロスが入り、玉岡(奥の右向き)が打ったシュートはGKがかろうじて枠外にはじき出しました。 これで得た右CKを古田が蹴り入れ、中央に熊澤が飛び込んでヘディングしたボールはてっきり入ると見えたのに、バーに当たってしまいました。 しかし、浮いたボールを上原が再度ヘディングで押し込みました。(4-0) なんだか池内のように、美味しいところだけをかっさらって行ってないか? 後半開始時に、佐藤に代わって菅原、玉岡に代わって三上が入り、1年生に経験を積ませる日のようです。 この2人も積極的に攻撃に絡み、何度かゴールに迫ってワクワクしました。 10分に古田(左端)があまりプレスを受けずに進み、Pアークあたりから打ったシュートも見事に入りました。(5-0) 後半の給水タイムの後の24分に、相手が中央を突破しようとしたため、熊澤がスライディングでボールを止めました。確かにボールを止めたんですが、片足がやや浮いてしまって、(恐らく)相手の足にもかかったという判定で、FKを与えました。 このFKは壁を越えて、そこしかないという右上隅に飛び、長身GKの手も届かずに吸い込まれて行きました。(5-1) まるで、水戸黄門様のご一行が印籠を見せ付けるシーンのような、お決まりの展開になり、ここまで6試合のうちの5試合で1失点ずつ献上しました。 ここで、金子に代わって工藤が入りました。 相変わらず枠の外やGK正面に打ったりしてましたが、30分に三上が突破して中央から打ち込みました。(6-1) しかしこの時はフィルムを交換中だったため写真が無いので、後の三上(GKの左)が独走してセーブされたシーンを代わりに掲載して勘弁してもらいたいと・・ この頃には、工藤や三上が何度かオフサイドを取られており、それほど調子に乗って攻めやすかったのも事実かも知れません。 36分に鶴野からフィードされたボールが工藤の裏へ出て、これはオフサイドにならずに突進したので、GKも対応に飛び出します。 このGKをかわしてから無人のゴールに流し込みました。(7-1) 37分にボールを奪われて突破を許し、打たれたシュートが左へそれたところで、竹内に代わって西田が入りました。 終盤には攻守の切り替えが激しく変わり、相手の攻撃をカットしようとした西田が足を蹴ってしまってイエローカードをもらいました。 最後に工藤と三上が併走するチャンスがありましたが、新幹線タイプの金子のつもりでパスを出したのか、SLタイプの三上は追い付けずにクリアされた後で、終了しました。(7-1) 明日の頂上決戦への足ならしになったでしょうか。 観客席へ挨拶しに歩み寄って来ます。 ヨシヨシ・・もそっと近付いてからもう一枚・・ 今だ!「カシャッ」 ぁ、あちゃ~(爆)
この後に行われた北海高校と旭川実業との対戦は壮絶な闘いになり、双方に負傷交代者が出て、北海の選手は救急車で運ばれました。 北海が(3-0)とリードして、ロスタイムの旭実のCKにはGKも上がりましたが実らず、流れの中で打ったシュートを北海が止め切れずにコロコロとゴール内に転がって、1点を返しました。 その後のセットプレイにも旭実のGKは上がりましたが、結局、北海が(3-1)で旭実を降しました・・とはいえ、堅守の北海から初めて得点を奪ったことになります。 第6節を終わってコンサは全勝で1位を奪取し、同じく全勝ながら得失点差(3)で北海高校が2位、旭川実業が2敗して3位になっています。 明日の第7節の試合も、この会場で行われます。 ところが明日は、プロ野球の日ハム-オリックスの試合も帯広の森で行われ、北海高校と対戦するコンサの試合とほぼ同時刻に始まるので、のんびり来ると駐車場が満杯になってしまう恐れがあります。 いつものルートから来て右折で入るのは難しいだろうから、逆から来てみようか・・と考えつつ、寄り道しながら大樹町の宿へ向かいました。
posted by 雁来 萌 |22:33 | 闘う若梟 | コメント(6) |
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この記事に対するコメント一覧
Re:プリンスリーグ第6節
行けなかった試合(>_<)
おかげさまで堪能しました。
>フィルムを交換中だったため
萌さんの写真はフィルムなのですか?
それを現像してブログに載せているの?
すごいお手間でしょうに~~(驚)。
あと、新幹線タイプの金子とSLタイプの三上、
声を挙げて笑ってしまいました。ぶわっはっは。
(や、私も「重戦車」とか言ってるしw)
posted by あきっく | 2008-07-08 23:16
写真の作り方
動かない被写体は携帯のカメラで撮ったりしますが、スポーツはフィルムカメラを使っています。
ボールがネットを揺らして、まだ地面に落ちていない瞬間を撮影しようと思うと、自分の撮りたいタイミングでシャッターが落ちないカメラは使えないし、カメラを新調する予算も無いし・・。
手間と言っても自分で現像する訳じゃなくて(昔はモノクロなら自分で現像してた)、撮影済みのフィルムを夕方に写真屋さんに出して、同時プリントに要する39分の間に夕食を食べて買い物をしてます。
次の日あたりにネガプリントをスキャンして、傾きや色調やサイズを修正して(場合によっては特殊加工を施して)アップするので、記事と写真が完成するのは試合の2日後あたりになります。
・・というような話を、一つの記事にまとめて説明する予定でいます・・が、いつになるのか。
posted by 萌| 2008-07-09 00:21
Re:プリンスリーグ第6節
十勝在住のものです。
とてもすばらしい追っかけ記録&写真ありがとうございます。
太鼓橋のある池の写真がどこなのか、大変気になっております。
どこの宿なのかしら、ぜひ教えて下さいませ。
おねがいいたします。
posted by かんずりキタグニ | 2008-07-11 14:47
ここは穴場です
かんずりキタグニさん、いらっしゃいませ。
ここは清水町にある、私の穴場的な宿でして・・
穴場というものは、他人に教えた瞬間に穴場ではなくなるものだし、門限と宿泊料が無い代わりに食事は出ないし、ベッドも風呂も無くて、
有るのは駐車場とトイレと自販機と、今どき珍しい公衆電話と、パークゴルフ場と、この庭園だけです。(つまり、建物が無くて空が見える宿)
日中なら駐車場の横で食堂を営業してるらしいですが、日中に寄ったことはありません。
・・なので、とてもお勧めできる宿ではありません・・キャンピングカーをお持ちなら話は別ですが。
posted by 萌| 2008-07-11 17:11
Re:プリンスリーグ第6節
えー清水公園?でしたか、
文中で大樹の方に宿泊したように勘違いして、
大樹方面で考えてました。
今度帯広にこられた際はぜひ川北温泉で入浴して
モール温泉を楽しんでくださいませ。
posted by かんずりキタグニ| 2008-07-11 23:26
バレましたか
大樹にも泊まりましたよ。その記事を明日にアップする予定です。
いつも、音更とか北の方に泊まることが多いので、今回は南の方にしてみました。
何年か前に、帯広市内の国道脇にある温泉で、えらく熱くて茶色いお湯に入ったことがあります。
日焼けしてたので辛かったです。
posted by 萌| 2008-07-12 00:02