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2005年11月18日

前座試合:札幌U15 vs 旭川U15

11月19日のトップチームvs京都戦@札幌ドームの前座試合として、ユースU15と旭川ユースU15との試合が組まれている。厳密には旭川U15は2年生と1年生しかいないから「U14」と呼ぶべきであり、札幌U15が何年生のメンバーで試合に臨むのかは、まだ分からないが。

札幌U15と旭川U15とは、昨年から何度か対戦している。
確か、旭川U15はまだ札幌U15に勝ったことがないと記憶しているが、札幌U15もウカウカしてはいられない。
昨年の旭川U15は1年生だけで構成されていたので、旭川地区の他のチーム(3年生主体)と対戦するには明らかにハンディがあった。
昨年の前半は厳しい洗礼を受けてほとんど勝てなかったが、秋になって2年生主体のチームと対戦する機会が増えると、次第に勝星を得られるようになってきて、さらに成長していくことが期待された。

今年の旭川U15は1期生が2年生になり、他のチームとの対戦でも年令のハンディが縮まって、旭川地区では好成績を収めてタイトルを狙えるほどの実力を備えてきた。
地区大会を勝ち上がり、全道大会で札幌U15と旭川U15とが直接対戦する「兄弟対決」が実現する可能性も出てきて、旭川U15の成長を見る楽しみ(と同時に、札幌U15が負ける心配)を抱いていたが、そのカードは惜しくも実現しなかった。
来年は互いにどの程度成長して対戦するのだろうか・・と妄想していたら、ドームでの前座試合という最高の舞台が用意された。

旭川U15の成長・躍進の背景として種々の要因が考えられるが、指導するスタッフの努力が大きいことは言うまでもないし、U13リーグなどの場で他地区のチームと対戦する機会が多くなったことも効果が大きいであろう。
三浦監督は札幌U15の指導をしていた頃から熱い人物で、しばしば「Cool & Fight! 」と選手達に言っていた。「頭脳は冷静なままで肉体は挑戦する」という意味だろうと推察する。

旭川U15では、年に1回「メンタルトレーニング」と称する訓練を行っている。去年は自転車で近郊の峠越えを含む夜通しのツーリングを行った。あいにく天候が悪かったが、それが却って文字通りのトレーニングになったのかも知れない。今年は利尻島に渡り、二十数kmのサイクリングコースを走って来たらしい。親御さんにとっては心配でたまらない遠征であろうが、困難を克服して帰ってきた選手達の顔つきが確かに変わったと実感できる。

昨年は旭川に専用の練習場が無く、公共のグラウンドを借りるなどして練習していたが、今年は東川町に「コンサフィールド」と(選手が)名付けたグラウンドが完成し、練習の拠点ができた。この練習場は地元の支援者が土地や建物などを提供したそうで、旭川地区後援会を始めとする地域ぐるみの支援体勢は強固になっている。
通常の練習の他に、週に1回程度の栄養学講座や英会話講座を行っているらしい。これらは体力作りや海外遠征に必要な知識であり、英会話の講師はかつて通訳だった松山コーチが担当しているそうだ。「頭と体」の両方を鍛える「文武両道」が三浦流の蹴道なのだろう。

・・などと書いていたら、ライバルとも思える育成普及部のブログ(斉藤さん記)がスタートしたので、負けずに「Cool & Fight」。


posted by 雁来 萌 |20:15 | 闘う若梟 | コメント(0) |

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