2014年06月23日
野幌の屯田兵中隊本部
以前の記事に関連して調べ物をしていたら、野幌の屯田兵中隊本部にも被覆庫が残っているということを知ったので、見学に行きました。 野幌の屯田兵第二中隊本部の建物は以前に訪問したことがありますが、その時には被服庫に気が付きませんでした。 春になって雪が融け切る前に下見しに行ったら、記憶の場所には中隊本部がありませんでした。
地図をよく調べて5月にリトライしたら、建物は見つかったものの、以前に立ってた場所とは明らかに違って、錦山天満宮の隣に移転したようです。 内部は屯田資料館として公開され、調度品や兵屋の模型などが展示されています。 急な階段ですね、と解説員に言ったら、仕切りを外して二階に登らせてくれました。 二階から見下ろすと天守閣の階段のようです。 武器の貯蔵庫だった二階の屋根裏部屋 四角い蓋を開けて武器を上げ下ろししたと推定されています。 古くなった棟飾りが保存されていました。 当時の窓は上下に上げ下げするギロチン式が多かったけれど、これは違って斜めの切り込みがあります。 向こうに見えるトイレの窓も同じ構造です。 こんな風に回転して開閉する方式の窓でした・・これは珍しい。 お約束ですから 本屋の後方に被服庫がありました。 良い感じのフォルムですが、 内部は物置として使われています。 周辺ではエゾエンゴサクが満開でした。
ちょっと足を伸ばして江別市に行くと、 北電江別火力発電所の専用線路跡地を活用して遺物を展示した「四季のみち」という遊歩道がありました。→参考 石炭を運ぶ貨車とディーゼル機関車 石炭から電気を発生させる仕組みを説明した看板もありました。 長大な蒸気タービン 巨大な軸受けかと思ったら、粉炭に砕く機械だとか。 そう言えば昔(30年ほど前)、発電所の構内にお邪魔したことがあり、粉炭や石炭ガラが山積みになってました。 産業廃棄物として厄介物だった石炭ガラは、セラミック材の原料として再利用する方法もあるんだとか。 とある場所の公衆トイレ MとWの文字を巧に使ってあります。
posted by 雁来 萌 |21:31 | 蝦夷の細道 | コメント(0) |
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