2017年12月01日
12月1日「ののラジ」聞きかじり
本日社長はドームから。 <今朝のスポーツ紙でペトロビッチ監督の報道びっくりしました> 「驚きましたね~」 (メール) <ペトロビッチ監督が来るなんて夢かと思いました。確定なんですか?> 「確定かどうかでいうと大筋合意はホントです。 仮契約と同じ効力のあることは二日前に済んでます」 <ナゼこのタイミングなんでしょう?> 「聞かれると思って考えてはきたんですけど。 今年ゴール裏のサポーターが<どんな手段を使っても生き残る>というメッセージをいつも出していてくれて。 コンサドーレが勝って生き残るためにはたくさんの引き出しが必要。 ここまではJ1残留をすることが一番の目的でやってきて。 16年ぶりに残留してこの先まだ見たことのない景色を見るためには違う側面から新しい武器を持たないといけない。 ミシャ(ペトロビッチ)の哲学は他のクラブが持とうとしてもなかなか持てない。 コンサドーレが培ってきた哲学にミシャの哲学をプラスできたらと思っていた」 <それはいつくらいから?> 「ずっとありますよね。 今年の残留という大きなヤマを越えることは今までのコンサドーレの哲学でも十分達成できる力がある。 次の大きなヤマを越えるためにはさらにプラスの哲学が必要。 ミシャでいうと札幌ドームでウチが浦和に2-0で勝って、翌日浦和を退任したんだけど。 あのゲームは両方の素晴らしいものが出ていた。 先制するにあたってスタジアムの雰囲気も。 (浦和は)後半スタートから3人交代したけど、なかなかできないこと。 リスキーすぎるという意見もわかるけど、あそこで3人替える決断はすごい。 1人退場になっても浦和の支配率が60%だった。 四方田監督の哲学は1点取って相手が9人になってもしっかり守ってカウンターで点を取るチャンスを探そうというもの。 結果的にはウチは勝てたけど浦和とミシャのすごさがよくわかったゲームだった」 <あそこから思いが強くなったんでしょうか?> 「両方の良さを併せ持ったクラブの哲学がないとここから上には行けないとは思った。 ミシャのような哲学を持って実績を作ってきた人はそう多くない。 そういう人と一緒に仕事を出来るチャンスはここしかないということで話をさせてもらった。 ミシャの哲学だけを押し通すだけでは足りない部分があって、足りないものは四方田の哲学で補うことができると思っている。 一緒にクラブの哲学を作っていってほしいというのが次に目指したいクラブの方向性」 「サッカーって子供の頃は上手くなりたいという気持ちでやっていると思う。 それがプロになると理想と現実のギャップが出てきて現実を取らざるをえないようになる。 ミシャは理想をしっかり掲げながら勝っていく。 理想だけでは勝ち続けることは難しくて、ミシャのウィークポイントが四方田のストロングポイントだったりする。 その組み合わせをクラブが持てたら、トップチームが理想と現実療法を兼ね備えることになる」 (メール) <来年も四方田監督と戦いたいです。ミシャのやり方は正直不安があります> 「広島は彼(ミシャ)が残したものを引き継いで3回優勝している。 浦和は優勝を争えるチームになってアジアチャンピオンになった。 どのチームも彼の哲学が残っている。 新しい哲学を入れること何倍にもチームが成長する。 僕は楽しみしかないですけどね。 四方田監督に伝えたのはおとといくらい。 早く伝える選択もあったけど、残留争いをしている時に余計な情報を入れたくないからタイミングがあった。 クラブの社長・友人として四方田の今後のキャリアについて話をした。 日本を代表するようなもっとすごい監督になってほしい。 四方田自身ミシャにはないものを持っているので、今持っていない武器を手に入れて今年登った山よりもっと高い山を登れるようになってほしい。 すぐには結論は出ないと思う。 現場ではいろんな感情があるのはわかっている。 ミシャの足りないところを補うヘッドコーチの役割を考えている。 通常新しい監督は前の監督がいることをあまりよく思わないのがふつう。 ミシャには四方田監督がミシャのような哲学を持った監督になっていってほしいと話している。 その大きなプロジェクトを手伝いたいと理解している」 <四方田監督の反応は?> 「たぶん言われたときはパニックになると思う。 自分のやり方が悪かったのかと考えたりすると思う。 自分からは今年の評価を伝えて、これからもっと上を目指すことを伝えた。 これから冷静に考えると思う」 (メール) <監督交代がこのタイミングだったのは> 「今までコンサドーレになかった哲学を持った人が引き受けてくれるチャンスだったのがひとつ。 次のシーズンにどうなっていきたいか考えた時、新しいチャレンジをしないといけない。 それがここだったのがひとつ」 <4年契約?> 「トップチーム然り、北海道の子供たちがどういうことにトライすると魅力的になっていくかを考えてということしか言えない。 そんなにかんたんにミシャのやりたいことができるわけじゃない。 未来を考えての決断。 ミシャの足りない部分プラス四方田監督以下今のスタッフでやりたい気持ちはある」 <明日の最終戦でのあいさつは?> 「サプライズはそんなにあるわけじゃない。 今日話したことは話すと思うけど。 来年は一緒に出来なくなる選手もいる。 今年成し遂げたことが本当にすごいことだったという部分を見せられるようなゲームにしたい」 ※野々さんのラジオでの言い回しを文章にするのが難しいので、ラジコタイムフリーで聴くことをお勧めします