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2011年09月19日

長男の黒帯

6才の夏から始めた空手。
16才の夏、長男はようやく初段の資格をとり憧れの黒帯を手にしました。

「少しでも礼儀が身につけば」と親の考えで放り込まれた世界。
特にのめりこむわけでもなく、何となく通い続けた時間がとても長かった気がします。

「テレビが見れないからやめたい」と情けない理由で辞めたがったこともあったけれど、「せめて帯の色が変わるまで頑張ろうよ。マンガは録画してあげるから」となだめすかしたこともずいぶん遠い昔です。

時には「やる気があるの?もっと頑張れないの?」と練習の様子を見て責めた時は「頑張ってるよ!これ以上何を頑張るの?」と反論されたこともありました。その当時は本人もギリギリ続けていたのかもしれません。

中学生くらいからようやく空手の楽しさや技に目覚めたものの、学校・部活・塾・空手をこなす生活に。
本当によく辞めずに続けたと思います。

そして何より根気よく指導してくれた先生たちや優しく教えてくれた先輩のみなさん。
一緒に練習してくれた仲間や、応援してくれた大人のみなさん。
協力・応援してくれた家族。
たくさんの人たちの協力には感謝の気持ちでいっぱいです。


1本の帯には頑張った自分と支えてくれたたくさんの人たちの思いが込められていることをずっと忘れないでいてほしい。

一口に空手といっても色々な流派があり、レベルがあります。
黒帯を手にしたから技術があるとはいいきれないかもしれません。

でも逃げ出さず、放り投げずこの帯を手にするためにしてきた努力は、彼の中に宝物となって残るのだと思います。

昇段おめでとう。
これからはこの黒帯にあこがれる後輩たちの道しるべとなれるよう歩いてくださね。

苦節10年


posted by チームがある限り |15:37 | 残しておきたいこと |