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2008年06月10日

つくられた暑さ。

昨日の記事で、酷暑のアウェイで行われた日本代表の試合の話を書いた。
サイド攻撃 -日本代表アウェイ オマーン戦-


今日の新聞を見て愕然としたことがある。

『あのオマーンでの酷暑は人為的なものだった』のだ。

しかも、日本人によって・・・(・・;)


この試合は、日没前の暑い現地時間で午後5時15分に試合が始まった。
しかし、本来の開始時間は、午後6時半からであったらしい。
日没前の試合開始に嫌な予感はしていた。現地の人のなぜ日没前なのか
という疑問の声も報道されていた。その答えは、

日本のTV局の都合で試合時間が変わったのだ。


予定通り6時半開始なら5時間の時差があるため、日本では午後11時半開始となる。
TV局の都合によって、遅い時間の放送では視聴率がとれないので、
視聴率をあげるために試合時間を早めたとしか思えない。
(※TV局側は、視聴者の都合を考慮したといいそうではあるが。)
まあ、このような行為は、決して今に始まったことではなく驚くことではないのかもしれない。
今までのW杯の予選や本戦でも行われてきたことではある。

しかし、私は呆れて言うべき言葉も見つからなかった。
TV局の態度は、「視聴率>試合結果」ではないか・・・。日本代表を何だと思っているのか。
TV局は、日本代表をサポートするどころか自ら苦境に追いやって、
厳しいアウェイの戦いを更に厳しくしていたのである。
そして、放送ではアナウンサーが、そんな裏事情を伝えることなく
抜け抜けとアウェイと暑さの厳しさを伝える・・・(・・;)

確かに基本的にオマーンは暑い。
しかし、日没前の前半と日没後の後半の動きを見ても明らかなように、
日没前の無用な暑さが選手のスタミナを余計に奪っていたことは明瞭だ。


TV局は、予選は落ちないから、時間をはやめても問題ないとでも思っているのだろうか。
それとも、敢えて日本代表に更なる試練を与えているのだろうか?(笑)


スポンサーの問題といえば、競泳の水着問題も想起される。
北島ではないが、スポーツをするのは選手なのだから、彼らが望むベストのやり方で
させてあげることが一番だと思うのだが、それは許されないことなのだろうか・・・。

posted by whiteowl |12:05 | National Team (日本代表) | コメント(6) | トラックバック(1)