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2010年01月15日

3D映画『アバター』を観てきた。

先日、3D映画として話題になっている『アバター』を観てきました。

まず、3D映像についてですが、専用のメガネを映画館から借りてそれをつけます。
(※観賞後、映画館へ返却します。)

ちなみに、このメガネは、普段かけているメガネやコンタクトを装着した上からもかけられます。

原理そのものは昔から知られてきたもので、
子供雑誌の付録なんかにもよくついてたアレです。

左右に違う色のセロファンを貼ったメガネをかけて、
二重に見える絵を見たら、その絵が飛び出てくるという。


で、この映画の3D映像ですが、飛び出してきて迫力があります。
一見の価値はあると思います。

ただ、難点は、映画そのものも3時間弱あって長めなのですが、目が非常に疲れます。

私の場合は、軽く酔ったような感じになりました。

あまりやったことがある人はいないと思いますが、
でっかい画面の方が迫力あるだろうとホームプロジェクターを使って、
3Dポリゴンを多用したゲームをしてみたら気持ち悪くなるのと似た感覚です(笑)。


3Dじゃないヴァージョンもありますので、
乗り物酔いに弱い方は、そっちの方がいいかもしれません。


さて、この映画の話のモチーフは、この映画の監督で、
『タイタニック』で有名なジェームズ・キャメロン監督が、
インタビューで言ってましたが、アメリカの開拓時代。

ヨーロッパからの移民が、アメリカ大陸の原住民であった
ネイティブアメリカンを追い出した歴史だと。


以下、映画のネタバレを含みますので、
観に行く気がある方は、見ないことをお勧めします。





まあ、簡単に筋をいうと太陽系外の惑星パンドラって星に
稀少鉱物があって、人類はその鉱物を採掘したい。
でも、その上に未開の文化を持った“人間に似たエイリアン”が住んでて、
最初は、教育を施して、そのエイリアンをそっからどけようとしたが、
エイリアンが言うことをきかない。

言うことをきかないなら、実力行使あるのみということで破壊する。
んで、最終的に“人間vsエイリアンの全面戦争”が始まるって話です。


まあ、話し合いはするけど、最終的に言うこときかないなら話し合いではなく、
実力行使ってのが、アメリカ人の感覚が出てるなと(-"-;A ...


ただ、未開の文化は、劣った文化で学ぶところはないという近代の反省は感じます。

特に、惑星パンドラのエイリアン、自然を尊重し共存する文化を持つナヴィ族と
自然破壊を繰り返して自らの生存環境を危うくしている人間を対比しております。

そして、最後の人間vsエイリアンの全面戦争は、エイリアン側が勝ちます。

先ほどのモチーフの図式でいうと、
ネイティブアメリカン側が勝つって話ですから、よくつくったなぁと。



ただ、まあ、結構、突っ込みどころ満載の映画です。


さっきの全面戦争の話でいえば、恒星間移動を可能とした人類の方が、弓矢に負ける(笑)。

それが映画とはいえども(-"-;A ...


他は、教育を施してたからとはいっても、
なんで、エイリアンが英語を喋るんだってところ(笑)。


あとは、ジェームズ・キャメロンって、映画『エイリアン2』の監督もやってるんですが、
もし、エイリアンが、『エイリアン2』に出てくるような造形だったら、
多分、そんなにぶち殺すことに罪悪感は感じないと思いますね(笑)。

監督自身、人間が感情移入できるように、
『アバター』のエイリアンは造形するのに苦労したって言ってましたけど。



最後に、井筒監督なら多分こう突っ込むだろうなと・・・

『なんで、エイリアンと人間が恋に落ちるって話なのに、
エイリアン同士のSEXのシーンがないねん!』

と(苦笑)。

それを見たいやつがいるかどうかはさておき(笑)。



観終わった後の話としては、近くの女性がボソっと、

“この二人、別れたら大変だね!”って言ってたのが、

まず、そういう発想をするあなたが心配だ!と思ったんですけど(苦笑)。






家庭に大型テレビが普及し始め、映画館も3D映画で生き残りを模索しているようです。

まあ、ごちゃごちゃいいましたが、『アバター』は3Dの可能性を感じる映画で、
よくできてますので興味を持った方は観てはいかがでしょうか。



posted by whiteowl |14:25 | Private Affairs (私事) | コメント(2) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:3D映画『アバター』を観てきた。

3Dじゃない東宝で見て、ばんぶうで酔うことにします。
(*^o^*)
昔の映画を3Dに加工って可能なんでしょうか?
できるなら、633爆撃隊とか空軍大戦略とか栄光のル・マンとか見たいです。
これは酔えそうです。

昨日、今年の一本目といっても新作じゃないんですが、蠍座で似た様な名前の『エスター』見てきました。
封切り時、恐そうだから迷ったあげくパスしたんですが。
いやぁ見なけりゃよかった、イヤ見てよかった。
悍ましくて面白い。
年の始めに見るジャンルじゃないけど、混んでました。
変わった人、多いです。

posted by OWLS| 2010-01-15 17:18

Re:3D映画『アバター』を観てきた。のお返事。(OWLSさんへ)

>3Dじゃない東宝で見て、ばんぶうで酔う

その方が、気持ちよく酔えると思います(笑)。

>昔の映画を3Dに加工って可能なんでしょうか?

この映画の監督のジェームズ・キャメロンが、『タイタニック』の後、
しばらく映画を撮ってこなかったのは、
3D映像を撮る技術が発達するのを待っていたからだといってました。

3D映像を撮るために、人間の目のようにカメラを2台横に並べた
特殊なカメラをつかって撮影されているようです。

3D>2Dは、撮影時に使った2台のカメラのどっちかのカメラの映像のみを
流せばすむ話なので可能だが、2D>3Dは、現時点では情報量が足りないので無理なのではないかと。

ただ、過去の名作映画を2月から、きれいにして再放映するってのは宣伝してましたけど(笑)。

posted by whiteowl| 2010-01-16 14:39

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