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2009年06月24日

チャンスを決めきれない、追加点を奪えない、うっかり失点する原因は、本当に”集中力が足りない”からなのか。 -第23節 横浜FC戦-

前回の記事の終わりで↓のように書いた。

本当にJ1に上がるつもりがあるのなら、
大人しいといわれる札幌の選手たちが変わらなければ、このまま失速してしまいそうだ。


その選手の危機感の現れが、↓だったとすれば、

札幌が緊急青空反省会を実施[2009年6月24日9時45分 日刊]

札幌イレブンが“勝ち点ポロリ病”解消を目指し緊急青空ミーティングを行った。

それは、あまり効果がなかったことを証明してしまった
第23節の横浜FC戦だったんじゃないでしょうか。


このミーティングに参加した西嶋のコメント↓。

前節湘南戦では残り3分で逆転負けを喫しただけにDF西嶋は
「技術、戦術を超えた部分。最後の声出しなど何が正解か分からないけど、
何らかのアクションで変わることがあるかもしれない」と話した。

要は、理由はようわからんけど、最後に、失点しちゃうんだよね。
なんでだろ?ってことでしょう・・・(・・;)





そして、試合後の選手のコメントを見ても代わり映えはしない。


【J2:第23節 札幌 vs 横浜FC】試合終了後の各選手コメント(09.06.24)

●西嶋弘之選手(札幌)
「得点を取れたことは良かったが、守備にもミスがあったし、
チームとして追加点が取れなかったことは非常に残念。
そう簡単に解決できる部分ではないが、しっかりと集中して、
気持ちを切り替えて次の試合に準備をしたい」


“しっかりと集中して”


この言葉、一体何度聞いただろうか。

そもそも、じゃあ試合中に集中していないのか?ということになってしまうし、
もし何度も試合中に集中力を切らしているのだとすれば、
そんなDFがプロとしてやっていけるのだろうかという根本的な疑問を持ってしまう。

本当に原因は、“集中力がなかったこと”だったのだろうか?


これに対するノブリンのコメントは↓。

【J2:第23節 札幌 vs 横浜FC】石崎信弘監督(札幌)記者会見コメント(09.06.24)

Q:失点の場面のミスが生まれてしまった要因について
「ここの選手はよくボールをバウンドさせるんですよね。そういうところを
改善していかなければいけないですよね。今日の試合には限らないですけど。
空中でボールが動いている間に処理をしなければいけないという話をしているんですけど、
まだまだ特にディフェンスの選手に甘さがあるんじゃないかと思います」





さて、チャンスは作ったもののなかなか決めきれない、追加点も奪えない攻撃面。


●宮澤裕樹選手(札幌)
「チャンスは作れていたし、あとは決めるだけというシーンはいくつもあった。
ゲームも支配できていたし、ネガティブな印象はまったくない。
ただし、勝てなかったという部分はしっかりと重くとらえて、
次の試合につなげなければいけないと思う」


“勝てなかったという部分は”一体何が原因であったのか、
それをどうやって“次の試合につなげなければいけない”と思っているのか。

他にも色々言ったのかもしれないが、少なくとも上のコメントからは、全く伝わってこない。



●上里一将選手(札幌)
「チャンスは作れていたが、そこをどうやって得点に結びつけるかという部分はここ最近の課題。
しっかりと集中してチャンスを生かせるようにしなければいけない」

宮澤よりは、攻撃への問題意識を明確にもっている上里のコメント。

しかし、その原因は、やはり“集中力の欠如”(;´Д`A ```

~西嶋の時と以下同文につき省略~


これに対するノブリンのコメント↓。

【J2:第23節 札幌 vs 横浜FC】石崎信弘監督(札幌)記者会見コメント(09.06.24)

Q:前半のほうがボールを持っている時間が長かったと思うが、
シュートは前半が3本で後半が16本という数字。その部分については
「後半はサッカーが単純になったということ。
それから、今やっていることからシュートに持っていくという部分がまだまだ足りない。
攻撃でいうと、しっかりボールを動かすというところ。
ボールを持つだけのボール回しではなく、
シュートを打つためのボール回しをするというところが今の課題としてやっている。
もう少しゴール前で工夫が必要なのかと思う。
後半は相手も1-0で勝っているので、精神的な問題もあるとは思うが、
こちらは前に高い選手がいてサッカーが単純になったということだと思う」


失敗しても、その原因はなんであったのか明らかにする必要があるし、
それを単に“集中力の欠如”で片付けるのではなく、
具体的にどうしなければいけなかったのか、具体的な改善案を示さなければ意味がない。


それは、何もサッカーに限ったことではないはずである。




第2クール 6戦中 1勝3分2敗 勝点6


目標勝点(36)まで、残り11戦で@30(10勝1敗ペース)。

posted by whiteowl |23:55 | 2009 J-league Games | コメント(3) | トラックバック(1)

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Re:チャンスを決めきれない、追加点を奪えない、うっかり失点する原因は、本当に”集中力が足りない”からなのか。 -第23節 横浜FC戦-

おまえうざいね

きもいから消えて

posted by ma| 2009-06-25 16:27

Re:チャンスを決めきれない、追加点を奪えない、うっかり失点する原因は、本当に”集中力が足りない”からなのか。 -第23節 横浜FC戦-

勝てない原因を、"集中力"に置くのは、そろそろ止めるべきでしょうね…。

現状の戦術を維持し、かつ現在のメンバー構成で、最も効率よく"勝つサッカー"をしていくならば、シーズン前にも話題にのぼっていましたが、システムを変えるべきでしょうね。

石崎サッカーなので、4-2-3-1を観たいと思っていたし、そのサッカーを追究しなければJ1に残り続けるチームにはならないと今でも思いますが…。

1トップとSBに、無理がかかっているように思うので、やはり3-5-2が合っているのではないかと。

キリノも宮澤も2トップの方が活きると思う。キリノは勤勉かつ真面目なブラジル人で、好感が持てる。でも、今のサッカーでは、ゴールを決める部分でガス欠気味な感が否めません。特に後半は。中山が復帰して、交代させることはできるけれど、単純にキリノの負担を減らせば、キリノはもっと点を取りそう。そして、前線でプレスをかける人数が増えることで、守備面にも効果が現れると思う。

SBがいてサイドでは攻守共に優位に戦えるはずなのに、攻撃はともかく守備は難しくなる場面が見られる。
特に、西嶋を見ていてそう感じます。
西嶋…よく攻撃参加するし、今のメンバーではセットプレーでもキープレイヤー。カバーの意識も高く、藤田、趙のカバーによく奔走している。
けれども、西嶋が絡むところでの失点が多い(湘南戦の1点目が顕著な例と思う)。

今シーズンのJ2を戦うだけであれば、3-5-2の方が効率はよいと思う。趙と吉弘をストッパーにおいて、西嶋をスイーパーに置く。趙と吉弘は、現在とプレースタイルを変えずにプレーしてもらい、カバーに優れる西嶋を中央に余す。これで、サイドの優位性はさほど失われずに、カバーもしやすい形になると思う。

さらに守備を安定させるなら、ボランチの一枚を芳賀にするべきと思うけれど、そこはオプション的なおさえでよいかと。

ただ、イシさんは、基本システムはいじらないでしょう。それは、あくまでJ1で戦えるチーム作りを念頭におかれていると思うので…。

どうするのがいいのですかね…。

最近、忙しくてなかなかコメントできないのですが、また楽しみに読ませていただきますね!
ちょっと時間ができた時に、このブログを拝見するのは、私にとっては貴重なことなので。

posted by はげお| 2009-06-26 00:02

Re:第23節 横浜FC戦(はげおさんへ)

今結果を求めるなら、確かにフォーメーションを変えるのが手っ取り早いと思います。

ノブリンは、キリノにポストプレーの上達を多分求めてるのではないかと思います。

はげおさんも指摘していますが、ある意味、
今勝つために最適なサッカーをしているわけではないんでしょうね。

今のサッカーに自信があるなら、それで選手が結果を出していかないと説得力を持たないし、
結果の責任は、結局監督に回ってしまうので、選手に頑張って欲しいですね。

私も西嶋のフォローをするなら(笑)、西嶋の逆サイドのSBの問題もあるのではないかと。

西嶋の逆サイドのSBの守備が弱いので、
CB+西嶋に守備の負担がかかっているというのもあるかなぁと。

ちょっと気分転換してました。

posted by whiteowl| 2009-06-29 14:21

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