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2009年01月28日

いきなりピンチ?

クライトンの続報が出てきました。
【道スポ】クライトン“ショック”封印 指揮官、最悪の事態想定も(01/28 09:22)

各紙の文面を眺める限り、今季は居ないこと濃厚みたいですね・・・(・・;)

そうなると昨季のアルセウに続き2年連続、
開幕前に中心選手の離脱ということになりますが、
今回ばかりは、強化部の責任とは言い難いでしょう。

理由が、心臓病の父親の看病のためというものであり、無理に引き止めるのも気が引ける。
例え日本に戻ってきたとしても、昨年終盤のように、父親の容態によっては途中帰国もある。

このまま強行しても、お互いにとってあまりよくないような気もするわけです。
ならば、すっぱり諦めるのがいいと思うのですが、諦め良すぎですか?(笑)


昨日の記事でも書きましたが、残ってくれれば、今季の攻撃の起点として確実に期待できます。
J2レベルなら、反則気味の戦力であることも事実です。

確かに攻撃面では大きなマイナスです。
しかし、昨季の守備的MFとして攻守の要として期待されて入った
アルセウ離脱ほどの衝撃はないと思います。

なぜなら、クライトンとアルセウの違いは、守備能力の違いといってもいい。
アルセウは、ボール奪取力に優れ、クライトンほどの展開力はないものの守備に安定感を与えます。
より三浦監督の戦術に向いていたのはアルセウであることは明らかです。
そして、アルセウの離脱によって、J2>J1という大事な局面で、
チームの土台作りに失敗したのが、後々まで響いたわけです。

しかし、クライトンの場合は、居なくなったとしても、彼の場合は守備の貢献が少ない。
従って、石崎監督のチームコンセプトである“プレッシングサッカー”を実行する場合、
組織的な動きを必要とするプレスはかけやすくなりますし、
フランサのカバーをしていた李のように、クライトンの守備をカバーする選手は不要となります。
ただ、ボールを奪ってから後の展開力に迫力を欠くことになりますが・・・(・・;)

今季はJ1>J2で、J2もタフで厳しいリーグで、決して侮っているわけではないのですが、
クライトンがいなければ、ボールをキープできないということはないでしょう。
また、クライトンがいなければJ1昇格は無理というレベルなら、上がっても厳しい。
なぜなら、クライトンがいてJ1に上がれたとして、外国人はもう固定されていますから、
攻撃面で更なる上積み・飛躍的な進化を求めるのは厳しい。
全体的なレベルアップが必要でしょう。

その意味では、彼が居ないことで、
若手、特に西、上里辺りが、その分出場機会が増えそうですから、彼らの奮起に期待したいところ。


ただ、27人がさらに少ない26人になり怪我人も居るので、
早晩、補強は必要だと思われます。
さらに、他の外国人選手も過去の実績通りの活躍をするとは限らないし、
怪我をする場合もあるでしょう。
ただ、現時点では、焦らずに探すのが良いのではないでしょうか。

昨年のように切羽詰った状況であるなら、すぐ動く必要もありますが、
今季、クライトンが居ないことで、すでに切羽詰った状況なら、
長丁場のJ2を勝ち抜けるとは思えません。

posted by whiteowl |14:00 | Consadole Sapporo | コメント(3) | トラックバック(1)

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Re:いきなりピンチ?

はじめまして。
とても興味深く読ませていただきました。

おっしゃっていることは…ごもっとも!!
同感です。

クライトンの場合は、”攻撃のメリットをとって守備のデメリットを受け入れる”になるな…と
残留が決まったときに感じていました。

そして、配置をイメージ(これはオフシーズンのサポーターの特権ですよね。妄想ですが)したときに、私的にはクライトンの置き場にけっこう悩みました。

石崎さん…4-2-3-1かな…と思うんです。
コンパクトで、中盤の運動量重視(コンサに若い選手が多いこともあり)になるかなと。

ただ、サイドバックで○と思えるのが、西嶋しかいないので、カバーリングの問題が生じます。
仮に、左SBに西嶋を置くと仮定すると
右SBの守備力をカバーするのは、右のCBで、右のCBの穴を埋めるのはボランチの選手…。
相手チームの2列目以降の選手の飛び出しを見るのは、もう一人のボランチ…(相手のSBは4-2-3-1の3のサイドHが見るしかない)。
となると、wボランチにかなりの守備意識とカバー能力が必要に…。
となるとクライトンがいた場合は、トップ下しか置きようがない…かなって思っていました。
ただ、トップ下にクライトンを置き、かつ、Wボランチが背後のカバーにひどく気をとられなければならない展開になると、中盤でのプレスが崩壊気味になりますね…。辛いサッカーです。

石崎さんだから…私的には4-2-3-1のサッカーを見たいと思うのですが、そもそも実は西嶋が故障したりした時点で、4バックってかなりきついという、当然の事実にぶちあたります(08は西嶋けっこう離脱したし…)

なにはともあれなんですが、
クライトンの離脱には、チームとしてのプラス要素も少なくない気がしています。
そもそもクライトン軸のサッカーを創っていったら、来年のJ2では計算もたつし勝てる(クライトン個人はJ2なら怪物クラスだし)と思うけれど、長いスパンで考えたら、クライトンがいなくなった時に、とてもじゃないけどJ1で通用するサッカーをするのは無理だし。
だから、若い選手を生かしたサッカーを、
石崎さんが創ってくれるかなと期待しています!

はじめて投稿して、長くてすいません。
興味深かったので、また拝見させていただきますね!

posted by はげお| 2009-01-28 20:08

Re:いきなりピンチ?

本当にここのブログは 書くほうも書かれる方もレベル高いですね!

私の意見もかなりの痛手だが、先の為にはなるし最悪の結果ではなかったかなと思います。
中盤にはタレント揃ってるし、DFもう1人入れるべきです。
これはこれからも言い続けるんだろう!!

J2のレベルを甘く見るわけじゃないが、このタレントでも戦えるはずだと思う!

クライトンにいくら払うのか解からないが?
見合うDF取るべきだ!!!

posted by プリオール| 2009-01-28 20:53

Re:いきなりピンチ?のお返事

>はげおさん
コメント長文、問題ないです。
むしろ、それだけ私の文章を読んで感じることがあったということですから、嬉しいですよ。

>クライトンの場合は、”攻撃のメリットをとって守備のデメリットを受け入れる”になる

>石崎さんだから…私的には4-2-3-1のサッカーを見たいと思うのですが、そもそも実は西嶋が故障したりした時点で、4バックってかなりきついという、当然の事実

>そもそもクライトン軸のサッカーを創っていったら、来年のJ2では計算もたつし勝てる(クライトン個人はJ2なら怪物クラスだし)と思うけれど、長いスパンで考えたら、クライトンがいなくなった時に、とてもじゃないけどJ1で通用するサッカーをするのは無理だし。

上の部分は、全く同意です!

4バックに出来るかどうかの分かれ目は、趙選手をSBにするのか、
CBにするのかというのが、一つあると思います。

カバーリングの問題は、前線から積極的にプレスをかけることで、
石崎監督は解決を試みているのではないでしょうか?
そもそも抜かれなければ、カバーリングをする必要はないわけですし。

>プリオールさん

とりあえず、自分のブログなので、自分のスタイルで貫いていいんだなぁと
最近やっと思えるようになってきました。

SBで良い選手がいればいいんですけどね・・・(・・;)

posted by whiteowl| 2009-01-29 13:53

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