2008年06月03日
オマーンに快勝!
3-0で、日本代表がオマーンに快勝した。 1点目は、セットプレイから遠藤の絶妙なCKに、トゥーリオが二アでつぶれて、 中澤が中央でマーカーに競り勝ちヘッドでゴール! 2点目は、CBのトゥーリオがいつものこととはいえなんであの位置にいるのか について、戦術的意図があったかは、わからないが(笑)、 中村俊輔のロングボールを前線で高さを活かしてポストプレイ、 右スペースにヘッドし、それをスペースに走りこんだ大久保が冷静にコースに決めた。 3点目は、左サイドで松井が粘り中央の中村俊輔に振る。その中村俊輔が、 得意の左を警戒する相手をあざ笑うかのように右に大きく切り返し右足でシュート。 PAの外からゴール左隅にきれいに決まる。 守備を固めてきた相手に、セットプレイ、ポストプレイ、サイド攻撃からの得点はほぼ教科書どおり。 やっと攻撃の形が見えてきて、3-0で快勝。 キリンカップの結果は、他のサイトでもかなり酷評されており、 攻め単発 オマーン戦勝利は楽観できない【金子達仁】2008年05月28日 川渕キャプテンが、3次予選が終わるまで監督の更迭はないとわざわざ マスコミに言明したことからも、周囲から監督交代論が強かったことを感じさせる。 しかし、今回のオマーン戦は、開始から攻め立て、 今までのようにボールを無意味にポゼッションしてボールを回すだけではなく、 簡単にサイドチェンジせずに敢えて同じサイドで崩そうとしたり、 そこからシュートまでの意図を感じる試合だった。 それが、始めは高めに張ろうとしていた相手のディフェンスラインを下げさせ、 そこからのリトリートしての中東チームお家芸のカウンターサッカーすらも封じた。 ポストプレイヤー不在と左SBに長友を使わなければならないSBの人材不足を 感じるものの今まで1-0でしか勝てなかったオマーン相手に 3-0で勝ったことは賞賛に値する。監督の方針次第でチームがこうも変わるのかというのを感じた(笑)。守備も、岡田監督お得意のプレッシングが、高い位置でよくかかっていた。 しかし、アウェイは事情が違ってくる。東西に長いアジアは移動距離が半端ではない。 現地に1ヶ月ほど前から入って、気候と時差に身体を慣らすことがベストとされるが、 中東と東南アジアへの急な移動で、日程的に身体を慣らす時間がないために コンディション対策が問題となってくるだろう。 今回のオマーンは、累積警告で主力がごっそり抜けており、タイはホームでやたらと強い。 コンディション不良からスタミナが削られてしまえば、 昨日のような快勝は厳しいかもしれないが、この先の道のりを考えれば、 もっとプレイの精度もあげて対応して欲しい。
posted by whiteowl |13:16 | National Team (日本代表) | コメント(2) | トラックバック(1)
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この記事に対するコメント一覧
Re:オマーンに快勝!
勝てば官軍、負ければなんとかですので、快勝と言っていい内容ですから、批判的な論調はほとんど見受けられません。
私も2点目の展開や、得点にはなりませんでしたが、松井のトリッキーな動きに魅了されました。
しかし、何よりも岡田監督の采配で特筆すべきは遠藤のボランチでしょうね。彼をボランチにすることで、DFラインからのビルドアップや、相手にはねかえされた際の再度のビルドアップの時に、遠藤のよさが引き出されていたと思います。遠藤の存在が松井や中村俊のプレーの幅を広げていたと感じました。
ただ、確かに久方ぶりに見る「エレガントなサッカー」だったと思うのですが、試合終了後も何かモヤモヤするものがあり、それが何なのか考えていたのですが、二つあります。
1 スピードが全く感じられなかったこと
2 世界標準ではなかったこと
オマーンが勇敢にもDFラインを上げて裏にスペースがあったにも関わらず、スピードのあるサイド攻撃が少なかったことが第一です。何度か松井が演出した場面もありましたが、ガチガチに引いた相手ではなかったのに、3点のうち、3点目の中村俊の得点くらいだったですものね。
2点目は面白かったですが、裏への縦パス(中村俊の飛び道具)と“意外性のあるトゥーリオ”の動きが全てでしたから、オシム時代のスピードあるエレガント・サッカーとは違ったかも?
言い方は悪いですが、ジーコ時代に戻ったような気もします。
また、第二点ですが、今回の試合運びを見る限り、余程のことはなければ3次予選は大丈夫でしょう。そして、次も何とかクリアできそうな予感はあります。しかし、仮にW杯出場権を獲得できたとして、世界標準であんなに上手くボール回しができるのか疑問です。
解説者(NHK&民放)も“オマーンのプレスがかからない”と言っていましたが、それほどガチガチにプレスをかけていなかったし、ボール際もほとんどプレスがない(遅い)状況だったので、日本は楽にボールを回せていましたけど、世界標準ではどうかなぁ~? もっとプレスは速いし、もっと狡猾ですよね? そういう場面であんなノンビリとしたパス回しでは難しいような気もします。それが「世界標準」のサッカーではないという意味です。
キリンカップまでは、大丈夫か本当に心配していましたが、オマーンとの一戦で未来が見えてきた気がします。できれば、今後は、今のスタイルにスピードを加えた「エレガントかつスピードのあるサッカー」を岡田監督には目指してほしいと思っています。
何はともあれ、勝ち点3ゲットで安心しました。
【追記】 こんなに書き込むのであれば、最近更新が少ない私のブログねたにしてもよかったかなぁと反省しています(笑)。
posted by akoakuts | 2008-06-04 00:46
Re:オマーンに快勝!(akoakutsさんへ)
>遠藤のボランチ
中盤でのバランサーとして上手く機能してましたね。
ただ、オマーン相手だからあそこの位置で遠藤を使えた
という見方も出来るのかなと思っていて、この先強豪国と
あたるときもあの位置で遠藤を使うのかなとは思っています。
>スピードが全く感じられなかったこと
>ジーコ時代に戻った
ジーコも確かに、攻撃は個人のアイデア任せでしたが、
彼は守備も選手に任せてましたからね(笑)。
岡田監督もまず俊輔ありきという点は、変わらないですが。
スピードは、上がっているとは思いますが、
>世界標準
かといわれれば、そうではないでしょうね。
選手へのプレッシャー、判断のスピードが違ってくるでしょうから、
そうなった時もこの間のサッカーが出来るかが今後の課題でしょうね。
>最近更新が少ない私のブログねた
是非(笑)。
posted by whiteowl| 2008-06-05 13:40