2008年05月27日
常にDFラインに4枚並べる必要があるのか? -三浦サッカー考。その5-
三浦サッカーの特徴は、自陣にFWと中盤とDFラインで3ラインを敷いて ほとんど形を崩さないでゾーンディフェンスを行うことにある。 そして、三浦サッカーは、常にDFラインに律儀に選手を4枚並べる。 常に最終ラインに居る人数が多いほど守備的なサッカーということはいえると思うが、 確かに、これは自陣に相手に利用されるような危険なスペースを作らないため、 守備時において有効な戦術であると思う。 しかし、当たり前なのだが、相手が退いて守ってきて1トップにしたとしても、 サッカーは11人しか居ないのだから、律儀に後ろにDFを4枚並べて、 後ろで人を余らせることは、当然前で攻める人数が少なくなるということを意味する。 DFラインで相手FWより数的優位をつくるのはいいが、相手が1トップ、2トップの時に DFラインに4枚並べるというのは、 1トップなら二人、2トップなら一人のDFが常にあまることになる。 札幌が勝っていて、守りを固めて逃げ切り体制に入るのならこれでもいいと思う。 しかし、前線で常に人数不足を招くため、基本は少人数でのカウンター攻撃しか出来ないし、 前線は常に相手より少ない人数で攻めるので、チャンスになりにくい。 従って、今の札幌は、もっと両SBが攻撃参加しないとチャンスにならない。 こっちが負けていて点数を取りに行かなければならないとき、 相手が退いてきて1トップにしたら、2-4-4にしてもいいくらいではないか? しかし、実際は、両SBがそこまでポジションをあげることはない。 緑戦の後半、右SBに入った藤田の位置は普段のSBより高かったが、 それでもボランチの後ろだった。 また、前線は常に相手より少ない人数で攻めるので、選手の三角形がつくれず パスの選択肢が少なくなって相手にパスカットされる可能性が高い。 そして、運良くキープできたとしても相手DFに囲まれてボールを取られる可能性も高い。 FWクライトンですら前線でキープできないのだから、 そこに戦術的弱点があると考えるのが妥当だ。 ならば、クライトンを中央よりプレッシャーの少ないサイドに置いて、 そこから起点を作ればいいのではないか? そして、クライトンは、現状中途半端なゾーンディフェンスしかしていないのだから、 思い切って前線にあげてしまい、4-3-3の布陣にして、ウイングの位置にクライトンを入れる。 そして、2トップから3トップにすることでカウンター時の人数不足と 前線のパスコースを2から3にすることで、後方からのパスが繋がる可能性を高める。 ↓の感じはどうか・・・(・・;)(※一部個人的趣味あり(笑)。) ●(西谷)●(ダビィ)●(クライトン) ●(西) ●(芳賀) ●(藤田) ●(坪内)●(吉弘)●(柴田)●(平岡) ●(佐藤) そもそも、いかに守るかを考えるよりも、いかにJ1で最低のシュート本数を 増やし攻撃するかを考えないと勝てないし、DFラインをあげるためのタメも作れない。 布陣でサッカーをするものではないですし、プロの監督は素人のあなたにそんなこと いわれなくても、わかっているという方もおられるでしょうが、 まあ、どうせ参考になんかしないんだし、色々と考えるのも面白いじゃないですか(笑)。それに、選手のクオリティが低いことは、わかっていたことだし、そんなことを監督が言ったら、あなたの存在理由がなくなると思うのですが・・・(・・;)
posted by whiteowl |12:20 | Consadole Sapporo | コメント(5) | トラックバック(1)
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常にDFラインに4枚並べる必要があるのか? -三浦サッカー考。その5- - whiteowl's Point of View | コンサドーレ札幌オフィシャルブログ
この記事に対するコメント一覧
Re:常にDFラインに4枚並べる必要があるのか? -三浦サッカー考。その5-
この布陣を見て単純に面白いと思いました。ただ、前線は僕の好みでいうと、ダヴィ・宮澤・クライトンの並びの方が・・・とは思いますが。宮澤には大きく育ってもらいたいですし(笑)。
けど、これはこれで想像力が働くことは間違いないですね。藤田を前に上げたらどうかとか、これでいくといずれにしても芳賀は過労死コースだなとか(苦笑)。
こうしてみると、コンサはドリブラーって少ないんだなあというのを感じます。エジソンやアンデルソン・ルイスがどういうタイプかにもよりますが、場合によっては横野を使ってみても面白いのでは。
最後の2行、その通りだと思います。それを言っちゃあおしめぇよ、ですよね。
posted by フラッ太| 2008-05-27 14:10
Re:常にDFラインに4枚並べる必要があるのか? -三浦サッカー考。その5-
最後の2行が大事でしょう(笑)
この際監督をかえるのも一つの戦術として面白いかもしれませんよ
うちには相手へのパスが上手な選手しかいませんからねwww
posted by 通りすがり| 2008-05-27 18:24
Re:常にDFラインに4枚並べる必要があるのか? -三浦サッカー考。その5-
4-3-3も一つの手だと思います。
ディフェンス時に4-5-1になれますし、
自分のポジションの心配を今までよりせずに
オーバーラップできる。
もしくはプレッシングをかけてより高い位置でのボール奪取を
より意識させていくと効果的。
中盤が3枚になるのでそこの問題に対してのアプローチがいろいろありますね。
posted by Ryosuke| 2008-05-27 19:07
Re:常にDFラインに4枚並べる必要があるのか? -三浦サッカー考。その5-(フラッ太さんへ)
>これはこれで想像力が働くことは間違いない
どこに誰を当てはめるかは、個人の趣味が反映されると思います(笑)。
4-4-2で、FWいねーとか、DFざるだとかで悩むより
4-3-3の方が、よっぽど楽しくなりません?(笑)
処方箋がないとかいうなら、3トップも面白いと思うんですよね!
自分のシステムに合う人間がいないのだから、4-4-2にこだわってると、
早晩行き詰るのではないかと・・・(・・;)
posted by whiteowl| 2008-05-27 22:49
Re:常にDFラインに4枚並べる必要があるのか? -三浦サッカー考。その5-(Ryosukeさんへ)
Ryosukeさん、いつもコメントありがとう。
>ディフェンス時に4-5-1になれますし
んだんだ。両ウイングを下げれば、仰るとおり4-5-1になる。
(※この中盤の5をどう並べるかは、議論の余地はありそうだけど。)
状況によって、今までの4-4ー1-1とかにもできるしね。
>プレッシングをかけてより高い位置でのボール奪取
素朴な疑問として、三浦サッカーってプレッシングサッカーなんだろうか・・・(・・;)
どうみても今は守備が受けなんだよね。プレスはシステムの
バランスがいいから、かけやすいとは思うけど。
>中盤が3枚になるのでそこの問題
真ん中の真ん中の選手に、いい選手がいないと確かにきつい。
そこの位置にクライトンをいれるのもありだとは思うけど、
守備が終わりそうだよね・・・(・・;)
マーカス、ヨンデ辺りと交代しながら回したら持たないだろうか・・・(・・;)
posted by whiteowl| 2008-05-27 23:10