2012年11月03日
校門にも橄欖岩を使う贅沢
記事のタイトルに使っている「橄欖岩(かんらんがん)」とは、地球表面の「地殻」の下にある「マントル」の上層を構成する岩石です。 マントルは地球内部で発生した熱によってゆっくり対流しており、その表層部が移動するため上に乗ってる地殻も一緒に移動し、大陸が移動する原動力になったり、大陸の縁辺でプレートが沈み込む(=地震が起こる)原因にもなったりします。 地球内部にある岩石だから普通は見ることが出来ませんが、激しい地殻変動(造山運動)によって地表に押し出されたりすると、稀に見ることが出来ます。 日高山脈ではそんな激しい地殻変動が起こったので、橄欖岩さえも所々で地表に露出しています。(*1) 日高中部・東部のアメダス地点が未踏のまま残っているから、いつかは襟裳岬を回るルートで十勝へ行かねばならないな・・と思っていたところ、意外に早くその機会が訪れました。 9月中旬に、北海道カブスリーグU-15の試合へ行く前日に途中の日高地方のアメダス4地点を調査し、帰りにも残った4地点を調査しました。 今回はまず、往路に寄った4地点を紹介します。