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2011年05月28日

カネは天下を回す物

「カネは天下の回り物」と言いますが、床下の甕の中に貯めてるだけじゃ回りませんよね。

寝かせておいても熟成する訳じゃないし分裂して増える訳でもないから、貯めたカネを使って天下を回さナイト。

 
最近になって部屋の中を片付けていたら、積んでおいた資料などの下に埋もれていた千円札が何枚も出てきて、しまいには五千円札まで出てくる始末です。千円札の一部は夏目漱石でした。
ひょっとしたら全てキツネの仕業であって、明日になったら葉っぱに戻ってしまうのか?とも考えたほどです。

合計すると1万5千円ほども発掘され・・これだもの、金欠病になるはずだわな~。
これを有効に使って天下を回さなきゃ。←その程度で回るか?

この調子で押入の中まで大掃除したら埋蔵金が一体いくら出てくるのか? と想像しながらてワクワクしてると、こんな代物まで出てきてビックリ!!
狐につままれた紀文の蒲鉾
実体は帯封を巻いたメモパッドなんだけど、買った記憶すら無いから本気で焦りましたよ。

表向きになって出てきたら驚きはしなかっただろうに。
お金で遊んではイケマセン

 
途中まで食べて「ほったら菓子」にしておいたらしい、クッキーも出てきました。
賞味期限はとっくに過ぎているけれど、賞味期限なんて余裕を見て半分くらいの長さに設定してあるはずだから、かなり過ぎてても気にしません。

 
金があれば物を買えるという信仰が、実は幻想というか勘違いであったことを、今回の震災で体験したり見聞したりして痛感した人が多いでしょう。

人間は、余るほど大量に買ったモノを使って楽をしようとするし、楽になるかどうかは別にしても、基本的にモノを集めようとする本能があるんでしょう、きっと。

限られた食料を無駄なく使って長持ちさせるとか、少ない道具を工夫して色々な用途に役立てる、というテクニックの方が大事なはずです。

「モノ」は無くなったら終わりだけど、「知恵」があれば「モノ」を増やせる訳だから、「モノ」ではなくて「知恵」を蓄積することの方が、例えば探検などのサバイバルとか、登山・キャンプ・旅行にも役立ちます。
昔はみんなそういう工夫をしていたはずなんだけど、便利な生活にドップリ浸かっているうちに忘れてしまったんでしょうか。

 
都会で暮らしていると、腹が減ったらコンビニで食料を買えば良いと考えるし、駅で待っていれば電車が来ると考えてしまいがちで、それがアタリマエだと思い込んでしまう・・。

ところが田舎に行ったらそうはいかなくて、いくら金を持っていても店が閉まっていたら何も買えないし、商品が入荷しなかったら高額紙幣だって紙切れ同然です。(だから埋もれてた?)

もっと辺鄙な土地に行くと誰も助けに来てくれないから、札束を抱えたまま餓死してしまうことさえ起こり得ます。
そんな環境では、懐中の金貨よりも目の前の魚一尾の方が、自分の生命を繋ぐのに役立ちますよ。

普段の便利な生活が、いかに不安定な土台の上に乗っているのかを、半年に一度でいいから考え直してみたらどうかな~と。


posted by 雁来 萌 |22:03 | 雑念 | コメント(0) |

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