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2011年03月19日

豊平川の歴史と受賞メダル

3月21日(月・祝)の午後に北大の総合博物館で、チェンバロのコンサートが行われます。
→案内

当日は、3月19~21日に行われる「博物館まつり(実は一旦中止)の期間中だから込むだろうと思って、一足先に「豊平川と私たち その生いたちと自然」という展示などを見に行きました。

地震に伴って、英語のテストが中止されていました。
中止中

総合博物館(旧・理学部本館)の正面に掲げられた横断幕
ホンカンは博物館である
イベントの看板が左右に立てられています。

肝心の「豊平川」関係の展示の写真はありません。
資料に見入っていて写真を撮るのを忘れていたし、展示室の中は撮影し難いですから。

代わりに、パンフレットの裏側をお見せします。
札幌市街之真景
明治6年の風景で、藻岩山、砥石山、円山、百松沢山、三角山、手稲山(とわずかの市街地)が識別できます。

海底から噴出した藻岩山の成り立ちや、石狩低地帯の形成とか、支笏湖火山の噴火に伴う火砕流とか、札幌周辺の扇状地の形成などを、パネルをたくさん使って分かりやすく説明されていました。

歴史的にかなり下って、豊平川の流路の変遷とか、市街地の変化とかも面白かったです。
特に古い札幌市街の地図を見ると、由緒ある古い建物などが描かれていて、現在の情景と比較すると隔世の感があります。

因みに、雁来練習場の北方にある豊畑神社は、大正初期の地形図には既に記されていました。
札幌監獄(参考)は、もっと昔から苗穂村にあったし。

 
館内の一室に、鈴木章先生が受賞したノーベル賞の、メダル(右下)と賞状(左)が展示されていました。→案内(展示期間は21日まで)
受賞メダルと賞状
3個作られた公式レプリカのうちの1個ですから、本物のメダルであるような、ないような・・。

見えない振りも出来ない注意書きがあったので、
遠慮したくないんですけど
残念ながら、メダルに接近した写真は撮れません。

代わりに、これ・・はメダルじゃなくって、一等重力点です。
一等重力点

近くの床下に、地球の重力を測る基準点(の一つ)の「札幌GS」があります。→全国マップ
ガソリンスタンドでもグループサウンズでもありません
重力加速度は、大まかに9.8 m/sec^2 と覚えているでしょうけど、細かく言えば場所によって変わります。
ここでの重力値は、980.47757 Gal(ガル=cm/sec^2)だそうです。

梟が止まる「アインシュタインドーム」の北壁
くだもの、ひまわり、こうもり、ふくろう・・四字成語
朝は果物、昼は向日葵、夕方は蝙蝠、夜は梟が象徴してるんだとか。(1日4交代勤務?)

正門近くの歩道に、こんな表示がありました。
カーボンなの?
発熱する布を「カーボンナノチューブ」を用いた技術で作った・・らしいですが、気付かず足げにしてしまいました。

 
ヨドバシカメラの斜め向かい(北東)の一角にあるビルの中に、石川啄木の下宿があったことを示すコーナーが設けられています。
啄木鳥も見かけなくなった
昔はこの位置に「北七条郵便局」があって、局舎の前に「石川啄木の下宿跡」という看板が立っていました。

昔の郵便局の局舎がここに写っていて、懐かしいです。

鈴木先生が今月11日に母校で受賞記念講演を行っていたら、その最中に先日の地震が来たそうです。


posted by 雁来 萌 |20:57 | 雑念 | コメント(0) |

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