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2011年03月03日

霧島山の火山活動の仕業

宮崎県と鹿児島県との境にある霧島山の 新萌岳 新燃岳が今年1月から活発な火山活動を続けており、噴火に伴う火山灰や火山弾が周囲に飛んでいるようで、警戒が必要な状態が続いています。
→気象庁の霧島山(新燃岳)噴火関連情報

新燃岳という名前からして、最近に噴火した山という意味だろうと思ったら、平安時代にも活動が記録されていました。
→同火山活動の記録

元々活動が活発な山だったとしても、火山活動の時間スケールから見れば新参者の部類に入るんでしょう。

 
もう三十数年前になりますが、霧島山に登ったことがあります。
山麓の「えびの高原」で群発地震が起こっていた時期があり、その少し後に訪れたことになります。

北麓の小林市からバスに乗ってその「えびの高原」まで行き、そこから韓国岳(からくにだけ:1700m)へ登るのは標高差が500mほどだから大した苦労でもありません。

登ってしまえばあとは獅子戸岳・新燃岳・中岳と歩いて行けばいいだけなので、大雪山のお鉢巡りをするように長閑なトレッキングになります。

確かに秋ではあったけれど、九州南部なのに野宿した前夜はかなり寒かったし、登山道には霜柱が出来ていました。

 
当時の新燃岳には火口湖があり、鮮やかな緑色の水が溜まっていました。
水が溜まっただけなら青く見えるんでしょうが、そこに湖底から噴出した硫黄が混じって、青色+黄色=緑色になったんだろうと納得しました。

火口壁の数ヶ所から噴気が上がっていたように記憶していますが、それ以上は何事も無かった時期でした。

最近の航空写真などを見ると、地下から上昇してきたマグマの熱で火口湖が干上がってしまい、火口に溜まったマグマが直接見えるようになっています。

 
霧島山からいったん下って、ついでに向かいの高千穂峰にも登りたかったものの、時間が足りないし再び登り直すのも大儀なので諦めました。頂上の「天逆鉾」(あまのさかほこ)を見たかったんだけどなぁ。

 
小林市には、霧島火山の溶岩が造った奇岩があって「陰陽石」と名付けられ、付近は公園になって神社もあり、宮崎観光遺産に選定されています。

興味がある人は自分で調べて下さい。(例えば)←書くな

posted by 雁来 萌 |23:33 | 雑念 | コメント(0) |

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