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2011年02月27日

記憶の女神 Mnemosyne

自由の女神でも勝利の女神でもなく、記憶の女神って、見たことも聞いたこともありませんでした。

「Mnemosyne」で検索すると「ムネモシュネの娘たち」というSFアニメ作品が出てきたりしますが、「ニーモシネ」と読むらしいんですね。

普段、ユースの試合レポートなどを書く場合の参考にするため、試合中にメモを取っているんですが、そのメモ帳とはこんなもので、1年間の試合で2・3冊を使います。
第一級機密記録
(機密の保持のため、解像度を落としてあります・笑)

胸ポケットに入れられるようにとか、雨の日でも隠しながら使えるようにという都合で、小さめのメモ帳を選んでいます。

メモする内容は、天候や鳥の声を始めとして、メンバーやポジションや攻守の経過などで、4色ボールペンを使ってそれぞれの要素を書き分けています。
背番号は普段と違うこともあるので、あまり書きません。

何年やっても一番難しいのは、得点シーンの記録です。
どういうチャンスでどうなって誰が得点したかを記録しますが、例えば、まず最初に遡ってCKを誰が蹴り入れて、誰がヘディングを当てて、こぼれ球を誰が押し込んだか・・という順序で時系列的に思い出そうとすると、肝心の最終的な得点者が誰だったのかという記憶が曖昧になってしまうことがあります。(メモリーの揮発)

そういうマヌケな事態を避けるためには、まず得点者を最初に記録し、その前にヘディングを当てたのが誰だったかを思い出し、その前にCKを蹴り入れたのが誰だったのかを思い出す、という順序で記憶を遡ります。

万一、CKのキッカーが誰だったのかを思い出せなくなっても大勢に影響は無いから、そんな場合には「○○がCKを蹴り入れて~」と書かないで「CKを△△がヘディングして~」などと書き始めれば誤魔化せる訳です。(おぃ)

 
得点シーンはもちろんのこと、途中の要所でも写真を撮りますから、どのシーンで撮影したのかも記録しておかないと、どの写真がどのシーンに対応するのかが分からなくなってしまいます。
極端な場合には、チャンスなのかピンチなのかさえも分からなくなったり・・。

 
このメモ帳をどこかで落としたりして、万が一にもライバルチームの手に渡ってしまったら大変なので(笑)、自分にしか解読できないような略称や記号を使って書いています。

そんな用心が災いして、書いた本人にも解読できないことがたまにあるし(汗)、元々達筆じゃない人間が雨や寒さに凍えた手で書いているんですから、第三者が見たら意味不明な象形文字に違いありません。

 
メモ帳の残りが少なくなったら予備を買っておく訳ですけど、同じデザインの物を揃えていると、2冊持って行った場合にどっちが古くてどっちが新しいのかが咄嗟に分かり難いので、わざと違うデザインのメモ帳を買い足すようにしています。

最近買ったメモ帳はこれですが、(←やっと本題)
ムネオのサイン?
商品名が何と書いてあるのか読めませんでした。

「Mnemosyne」って、ムネモサイン?・・日本語じゃないし英語ではないし、ロシア語でもフランス語でもないし・・。

下に「The ancient Greek goddess of memory」と書いてあるようですが・・古代のギリシャの思い出のネ申??

表紙をめくると説明が書かれていました。
説明
ニーモシネは、ミューズと呼ばれる9人の女神たちの母で、古代ギリシャの「記憶の女神」といわれている そうです。

記憶の神様として思い浮かぶのは古事記の「稗田阿礼」くらいですが、記憶力が衰退してきた身にとって、これは縁起が良さそうなメモ帳です。

明晰どころか銘石になってしまった頭脳でも、CKのキッカーが誰だったのか、何歩助走してから蹴ったのか、手の指はどんな形だったのか、なーんて事まで克明に思い出せそうです。

 
メーカーによる製品紹介のページがありました・・あーっ! た、単語帳もあるっ!(爆)

もうじき、オフィシャルガイドブック(=ユース選手名鑑)が発行される時期だから、記憶の神様の単語帳ならば鬼に金棒、お肌にカネボウですよ。
湯鬼神s
(登別温泉のザ・湯鬼神ズ:2009/11/29@札幌ドーム)


なかなか素晴らしい発想ですね:「Smile for Challenge!」

共感して作っちゃいました。笑
Smile for Challenge


posted by 雁来 萌 |20:52 | 雑念 | コメント(0) |

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