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2010年12月21日

箏&ウェディング&フルート

何?この取り合わせ・・12月11日に近代美術館で箏の演奏会があり、翌週の18日にはウェディング・ショーとラブフルートの演奏会がありました。

11日は、今年の「A★MUSE★LAND☆TOMORROW」として行われている「2011 カラー・パワー!」展の関連事業であり、同展に出品している作者が制作パフォーマンスを行っている脇で箏が演奏されるという、異種混合競技のような趣でした。

18日は、北海道ドレスメーカー学院による「DOREMEプレゼンツ 純白の輝き ~ウェディング・コレクション」というファッション・ショーがホールで披露され、続いて「クリスマス ラブフルート・コンサート」が行われました。→道新の動画ニュース

こんな・・まるで竜宮城で接待を受けるような享楽を毎週続けて良いものか? とも思いますが、普段は(ドールズのパフォーマンスを除いて)硬い生活をしている人間ほど、良質の芸術文化に触れて脳を柔軟化しなければなりませんから。(異議あり?)

「2011 カラー・パワー!」関係の展示品
占風号
赤い色が持つパワーの象徴として、占冠村で実際に使われていた消防車「占風(せんぷう)号」がホールに展示されていました。

せんぷうと言えば最近、消防車の後部に巨大な送風ファンを備えた特殊車両が走っているのを見たんです。
ここの一番上に載ってる ↓こんなの
http://www.signalos.co.jp/image/sharyou2/jpn_smoke_13.jpg

まさか風を送って火勢を煽るはずは無いし、それとも後ろに風を吹いた反動で前に進む車なのか不可解でしたが、トンネル火災の排煙などに使うそうです。

展覧会場の入口には、民族衣装を着た各国の子供達(の人形)が並んでいます。
世界の子供達
子供服とはいえ、それぞれの民族の特色が出ていて面白いです。

室内の展示は赤と黒をテーマにした作品から始まるので、嬉しいやら恥ずかしいやら。

 
箏の演奏会:ホールに少しずつ観客が集まってきました。
会場と観客
ダム・ダン・ライさんによるドローイング・パフォーマンスと、村川秀聆桜(むらかわ しゅうれいおう)さんによる箏の演奏との共演がありました。

後ろの白い衝立はキャンバスで、これに絵を描いていきます。

箏を調律中・・マイクの付いた周波数カウンター(のようなもの)で調律するんですね。
調律中

衝立の後ろから画家が登場したところ
登場
キャンバスの手前には、絵の具を入れた容器と筆や刷毛(や箒!)を置いてあります。
これ以後の、パフォーマンス中の写真はありません。

 
1週間ご無沙汰して、今度はウェディング・ショーです。
ウェディング・ショー
このイベントは、ドレメ学院のオープンキャンパスを兼ねているらしく、同校を見学した後に美術館へ移動してウェディング・コレクションの発表を見学し、ついでに美術展も鑑賞するという、てんこもりの欲張ったツアーのようです。

こんな感じで客席の目前まで迫って、歌舞伎役者のように見得を切ります。
目前で披露
私の知る限り、こんなイベントは今まで記憶に無かったのも道理で、ここでファンション・ショーを開催するのは初めてだそうです。

ウェディングドレスとはいえど、水色や赤のドレスもあります・・まるでカルメンだぜ。
赤いドレス
来年の戦闘服は、こんなドレスもアリか? ←ナイッ!

あたかも宝塚歌劇のフィナーレか、はたまた大奥の総見か、という雰囲気です。
フィナーレ
モデルも、ドレメ学院の学生達が務めています。

製作者が披露する苦労話を聴きながら、食い入るようにドレスを見つめる観客
秘話を披露
かぶりつきで見たいところですが、前方の列はドレメ関係者用の席でした。

オープンキャンパスのツアーのうち、展覧会の鑑賞に当てている時間がわずか10分間だなんて、館内を走り回れと言ってるようなもんです。

私はこっちに行ったので、喧騒とは無関係でしたが。
ラブフルートの演奏会
(ホールの衝立に記された案内)

小野昭一さんによるラブフルートの演奏会は2階の講堂で開催され、キーボードとパーカッションは木下亜樹子さんが担当していました。

演奏会場のステージ(以降の写真はありません。)
ステージ
ラブフルートは「インディアンフルート」とも呼ばれ、外見だけはどこかで見た覚えがあるものの、音色を聴いたのは初めてでした。
低音のオカリナとか尺八のような感じかな。

左側の譜面スタンドの左脇に、種々の道産木材で作ったフルートを並べてあって、1本ずつ選んで演奏します。
赤い布が掛かっているのがドラム、緑色の布がキーボードで、他に小さいドラムとか鈴など、色々と面白い楽器を使っていました。

知ってる歌やオリジナル曲などが演奏され、鳥の鳴き声に似た音とか風が木の洞に共鳴するような心地良い音色なので、油断して聴いていると睡魔に引き込まれそうです。(実際に眠ってる人が多かった)

ブルーレイバンという工房では、ラブフルートの製作・販売や演奏活動を行っており、ついでに研究機関用の実験模型なども製作するという、異色な組織のようです。

 
両日とも、天気が吹雪模様だった割には賑わっていました。

さらに、札幌市資料館でもクリスマスコンサートや美術展や映画上映や茶会が行われるようです。(12/21~26)→イベント案内
世が世なら、高等裁判所の法廷でコンサートが行われるというシチュエーションなので、 被告 裁判員になったように緊張しながら聴いてみたいとも。


posted by 雁来 萌 |07:32 | 雑念 | コメント(0) |

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