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2010年12月11日

砂川の偉大な遺産(紀行文)

時期が時期なだけに誤解を受けそうなので、タイトルに注釈を付けました。
読みは「すなぎも」でも「ひなかわ」でもなく「すながわ」です。

前報の用事で砂川へ行った折、昼休みに周辺を散策して社会勉強をしてきました。

 
砂川市の市民憲章の上には「アメニティタウン」と書かれており、これは砂川市のシンボルマークになっています。
市民憲章
「市章」の方は平仮名の「す」を象ったデザインですが。

この遠くまで続く平らな土地は、北海道遺産に選ばれた「北海幹線用水路」の上にあり、周辺は親水公園「流れのプラザ」として整備されています。
流れ流れのプラザ

北海幹線用水路は農業専用の用水路としては日本で最も長く、農林水産省の選定による、日本の農業を支えてきた代表的な用水の「疎水百選」にも選ばれています。
疎水百選の北海幹線用水路
長さ80kmの用水路なんて、よく作ったもんです。途中で国道12号線と並行している部分があって、車窓からも認められます。

今の時期は水量が少ないけれど、用水路とは普通、こんなのが本来の姿でしょう。
今はよどんだ流れなれど

でもこの辺(図の左と中央)だけは地下に暗渠を設けて、地下を流しています。
天井川とはまるで逆
イメージ的には、箱を埋めて水路とし、その上に土を被せて公園にしたとも。

親水公園内の巨大な水車と時計(両方とも止まってた)
水時計?

電気で?汲み揚げた水でこの水車を回してるのかどうか知りませんが、ここから地上にも水を流して、池なども作ってありました。
回る回るよ水車は回る・・のは夏場だけ

足の下を水が流れていると思うと、踏み抜かないか心配になります。
地下水路への入口かも
乾燥地帯に作られる地下水路の「カナート」のようなもの・・だと思えばいいんでしょうけど。


アメダス探訪「美唄」の巻

延長戦があったし表彰式も見なければならないしで、砂川から帰るのが予定よりも遅くなりました。
ただでさえ冬至が近付いて日が短くなった上に、空が曇って薄暗いから場所を見つけられないかと思ったけど、予想した付近に立っていました。
みっけ
ポールのてっぺんが風向風速計、途中の▽形の腕木が日照計、下の方で左に出てるのが温度計です。

周囲は田んぼや畑で、観測条件は良いようです。(交差点に近いことを除けば)

右が雨雪量計、中央が電源と通信機器などです。
危険が危ない
なぜ「きけん」なのかというと、積雪深を測るためにレーザー光を出しているからです。

下向きにレーザー光のパルスを発射して、雪面からの反射光との比較によって距離を求めれば、積雪深が分かります。

薄暗いのが幸いして、地面に置いた基準面のプレートに赤いレーザー光が当たっているのが分かります。
基準面
明るい日中だったら気が付かなかったかも・・人間万事塞翁が馬の耳に念仏です。


posted by 雁来 萌 |20:17 | 蝦夷の細道 | コメント(0) |

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