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2010年02月28日

宮の森美術館の写真展

先週は勝負の世界の厳しさに浸って疲れたので(笑)、今週は美術館でリハビリしてきました。

最初に向かったのは「芸術の森美術館」で、現在は開館20周年を記念した「芸森の名品」展が開催されています。(~4月18日)

芸森の名品

普段は収蔵庫に入っていて目に触れる機会が少ない作品を、選りすぐって見せてくれます。
記念展だけに、大盤振る舞いして「観覧無料」となっています。

収蔵庫そのものを見せてくれるツアーも、何回かあるようです。


中央区宮の森の北1条宮の沢通に面して、「宮の森ミュージアム・ガーデン」という施設があります。

このガーデン内には結婚式用のチャペルもありますが、札幌宮の森美術館という美術館もあります。

道路に面した側の施設外観
宮の森美術館

展覧会の看板
展覧会案内

現在は、「マイケル・ケンナ写真展 風景に刻まれた記憶 」が開催されています。

彼は30年以上に渡って、世界各地の風景写真を撮影しています。
北海道の風景が好きだそうで、何度も撮影に北海道を訪れており、今回は主に北海道を撮影した写真を展示しています。

写真はモノクロで、特に冬場の写真だと灰色すら少なくて、白と黒だけの組合せになります。
他の美術館でこの写真展の案内を最初に見た時には、とても写真の作品には見えなくて、「これ、実際に撮った写真なの?」という感じで、デザインとして人工的に簡素化して作られた風景のように見えました。

実物の写真を見た感想としては、「よくこの構図を選んだもんだ」とか「よく我慢してこのタイミングを待ったもんだ」という、プロ根性を感じます。

撮影風景を紹介したDVDの中で本人が述べていますが、「写真家の仕事は壁を飾ることではない」そうです。
写真を撮るために旅をして、スポットを探すために歩き回り、構図を考えて色々とトライするのが楽しいとのことで。

「自分の作品には不完全な部分が避けられない。壁を飾るためにデザインする作品ならば、コンピューターで完璧な物を作れば済むだろう。」という主張も頷けます。

作品は風景写真なので、人間を含む動物は全くと言って良いほど写っていません。
ワタシ的にはそういう無機的な写真の方が好みなので、すんなり受け入れられます。

 
会期は、1期が1月15日(金)~3月14日(日)、2期が3月17日(水)~5月30日(日)となっており、1期の入場チケットを持っていれば2期の入場料が割り引かれるようです。

ここの開館時間は11時~19時と、通常の美術館の常識とはちょっと違います。 
休館日は火曜日で、これも美術館や博物館の常識(月曜日)とは違います。

美術館の裏にあるチャペル
チャペル
左側の壁に照明を当てているのは、窓にはめたステンドグラスを外側から照らすためです(多分)。

結婚式が行われる日には駐車場が満車になることもあるようですが、当日は結婚式が行われていたものの駐車スペースが少し残っていました。
式への参列者がロビーを通るので、多少はドヤドヤする時間帯もあるけれど、気になるほどではなかったです。


posted by 雁来 萌 |23:03 | 雑念 | コメント(1) |

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この記事に対するコメント一覧
ギャラリー紹介

Michael Kenna のHPの中に、写真作品のギャラリーがあります。
写真に付けたキャプションが微妙に面白かったりします。

↓北海道シリーズ
http://www.michaelkenna.net/gallery.php?id=22

posted by 萌| 2010-03-01 20:05

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