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2010年02月21日

トスカチーナ地方の休日

日本の皆さん、こんにちは。
世界の国から、こんにちは。

土・日の休日を利用して、「トスカチーナ」地方を訪れています。

トスカチーナ地方は、何となく北海道(十勝地方)の田園風景に似ています。
大平原
今は全てが雪に埋もれていて、地形や地表の植生がよく分かりませんけど、日本語が不自由なく通じるだけでも有難い国です。


ここに来る途中、「Nissho」という峠で国境を越えました。
かつて峠の頂上付近にあった土産物屋は、山賊の襲来を恐れて麓の町に撤退してしまい、その空き地を利用して国境警備隊が検問を行っていて、「パスポートを見せろ」と言われました。

パスポートの代わりに「ほくせん」のサポーターズカードを見せたら、映画に出てくるナチス兵のような敬礼を受けて見送られました。
世界中に満ち溢れる「ほくせん」様のご威光なのでしょうか、それとも赤黒の配色に条件反射する教育を受けているのでしょうか。

峠道を下る途中の左手にレストランがあり、その店では手持ちの日本円を現地の通貨である「トカチン」に交換するサービスも政府から委託されています。
とかち亭

当日の為替レートは、1円=1.24トカチンでした。
現地のホテルなどでは日本円の紙幣も使えるし、今時はクレジットカードでほとんどの支払いが済みますが、チップなどは現地のコインじゃないと迷惑がられます。

 
この国の名産品はお菓子で、周辺国からは「菓子王国」とさえ呼ばれています。
基幹産業は畑作を始めとする農業と畜産業であり、小麦も大豆もビートも牛乳も鶏卵も果物も豊富に生産されるので、お菓子の原料を全て地産地消しているようなものです。
タルト

地元では、およそ信じられないような安価で菓子類が取引されています。
リヤカーを引いた行商人が鳴らすラッパの音が聞こえると、プリンを買うのに鍋を持って集まったり、ショートケーキを買うのに漬物バケツを抱えてくる始末です。

これらの菓子類は主要な輸出品ともなっており、関税がかからない隣国へ輸送すれば舌が肥えていない市民達が先を争って買い求めるので、莫大な貿易利潤を得られるそうです。
そうやって稼いだ外貨を、「ばんえい競馬」などで散財してしまう国民も多いとか。

現在でこそ豊かな暮らしを享受していますが、凶作が多かった開拓時代の生活は悲惨で、チャーハンにトウキビを混ぜたり、サラダに枝豆を入れたりして飢えを凌いでいたそうです。

今日はこれから、体育館で行われるフットサルの試合を見に行きます。


「トスカチーナ」とは、こんなところです。
トスカチーナ
美味しかった~。


posted by 雁来 萌 |06:25 | 雑念 | コメント(2) |

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この記事に対するコメント一覧
Re:トスカチーナ地方の休日

お久しぶりです。ト(す)カチー(な)地方住民です。
とてもおいしいお菓子の国です。
空から降る雪も、時にビートからの砂糖入りです。
赤飯は札幌のように甘納豆でなく小豆ですが、
甘い地域です。
フットサルは甘くないため、トカチ勢はあっという間に、
残念ながら敗退してます。

posted by かんずりキムチ| 2010-02-22 17:29

お久し振りでした

十勝勢では、1日目に芽室の試合を見ましたけど惜しかったですね。
プログレッソがもう少し上がるかと思ってたら、2日目は別会場になってしまったし。

普段通りの実力を出すのが難しい年代なせいか、意外な結果になった対戦もありましたが、やってみないと分からないところが醍醐味でもあります。

ケーキ類の安さに、改めてショックを受けて帰ってきました。

posted by 萌| 2010-02-22 18:14

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