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2009年12月26日

オフィシャルブログの公告効果

オフィシャルブログを開くと、トップページなどに色々な公告が掲載されていますが、これがどの程度の人数に見られているのだろうかと考えて、それらの公告効果を推測してみました。

そんなことはブログの事務局が調べれば分かることですが、それを(無謀にも)第三者が大まかに推測してみよう、という企みです。

【使用する資料】:

  • 週間アクセスランキング(←またか!)
  • サイト別の更新日時

 
【解析の手法】:

  1. 毎週の週間アクセスランキングから、アクセス数の平均値を順位別に求める。
  2. 順位別の平均アクセス数から、その回帰式を求める。
  3. アクセスランキングに入っていない下位サイトまで、その回帰式を適用できると仮定する。
  4. 適切な順位までのアクセス数を集計する。

 
まず、過去の順位別のアクセス数の平均値(赤丸:2009.12.15現在)をグラフ表示すると、下記のようになります。
平均的なアクセス数の系列
このデータ列にフィットする回帰式(青破線)は、
  = 19459・^-0.464 ( の -0.464乗)となっています。

この平均的なアクセス数を下位のサイトまで合計(積分)すれば、全サイトでの総アクセス数が求まるはずです。
ただしここで、何位のサイトまでを積分すれば良いのか、という問題が生じます。

その根拠に使うのが、更新日時を羅列したグラフ(下記)です。
更新日時の系列
横軸は、更新日時が最も新しいサイト( =1)から、最も古いサイト(右端)までを並べて、更新日時を縦軸に取ったものです。

データの取得日は2009年12月17日で、全部で1382ヶ所のサイトがありました。(既に閉鎖されているサイトも含む)
最も古いサイトの更新日時は2005年11月4日の18:10で、それ以来、更新していないという意味です。

このグラフの元データから、24時間以内に更新されたサイトが93ヶ所あり、1週間以内だと184ヶ所、1ヶ月以内だと313ヶ所、1年以内だと614ヶ所、・・であることが分かりました。

 
ここで、「ある期間内に更新されたサイトは、その期間内に1度閲覧される」と仮定します。そういう法則は無いけれど、大まかにその程度の閲覧間隔であろうと見なします。

そして、ブログに表示される公告の契約期間が仮に1年間だとすると、1年以内に更新されたサイトのアクセス数を合計すれば、1年間に公告が閲覧された回数を推定することが出来る・・と見なす論法です。

 
さて、 = a・^b の不定積分は、
 a/(b+1)・^(b+1) となります。

これを、 = 1(位)からR(位)まで積分すれば良いので、
 19459/0.536・(R^0.536-1) となり、R= 614 を代入して、
 閲覧回数= 1,097,107 が求まります。

これは1週間のアクセス数を基に算出された値なので、1年間の週数(52)を単純に掛ければ1年間の閲覧回数が求まり、最終的に

 5705万回 閲覧されたことになります。(日本の人口の半分に相当)

 
一応、解は求まりましたが、この数字は個々のサイトの閲覧回数を集計しただけであって、オフィシャルブログのトップページの閲覧回数とは別物であり、掲載されている公告が違うのだから別々に扱わねばなりません。

トップページの閲覧回数を推定する合理的な推定手段を思い付かないので、例えば「トップページを見てから他のサイトを1ヶ所だけ見る」と仮定するならば、トップページの閲覧回数は同数の5705万回になるはずです。

もし「他のサイトを5ヶ所見る」と仮定するならば0.2倍になるので、大まかに0.1倍程度~1倍の範囲じゃないかと思われます。
(トップページを見たけど面白そうな記事が無いからやめた、という場合もあるでしょうけど。)

さらに、オフィシャルブログのトップページと、サポーターズブログと、個々のサイトとに分けて考えると・・面倒なのでやめます。

 
※仮に、2年分(R= 842)、または3年分(R= 1044)の閲覧回数を求めようとすると、それぞれ1年分の約2.5倍、または約4倍の回数になりました。


posted by 雁来 萌 |21:24 | ブログシステム | コメント(0) |

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