2009年05月17日
開道140年の開拓記念館
5月6日の振替休日に、野幌の開拓記念館に行きました。 今回のお目当ては、「アイヌのよそおい」というテーマ展です。冬期間の活動が制限される民族は手間をかける時間があるので、手工芸品にかける作業の密度は想像を絶します。 このテーマ展は無料でしたが、元々ここの振興会(友の会)の会員になっているので、常設展も特別展も全て無料で観覧できます。 開拓の村もたまには行きますが、人為的に手が加わって改変された物体は好きになれません。壊れててもいいから、ありのままを見せて欲しいです。
駐車場の横では、桜がほぼ満開になっていました。 ゴールデンウィークですから、陽が当たる開拓の村を散策したい家族連れが多いのは当然でしょうけど、薄暗い部屋が好きな私は(人目を避けるように・笑)開拓記念館の方へ向かいます。 百年橋から見る百年記念塔・・春だぁ。 左寄りの白い木はコブシで、見事に密集して咲いています。右端もコブシなのに、まばらで寂しいです。 記念館へ通じる歩道の周辺でも桜が咲いていて、 散歩する人やボール遊びをしている家族がいました。 館の正面には鳥と思われるモニュメントがあり、 これは「羽ばたき」という作品だそうで、 「ここで手を叩くと、鳥の羽ばたきを思わせる音が聞こえる」という説明が書かれていました。 日光東照宮の「鳴き龍」と同じカラクリであることは見当が付きますが、一応、製作者に敬意を払って叩いてみると、両翼の塀に反射して「こだま」が聞こえる仕組みを確認できました。 羽ばたきに聞こえ・・るほどの想像力はありませんでしたが。 開拓記念館の目玉は、収蔵室にある所蔵品を見学できることと、売店には北海道関係の図書が豊富にあって、中心部の大規模書店より頼りになることです。 (前回の「豊富」の読みは「とよとみ」、今回は「ほうふ」が正しい) 帰りに再び記念塔を見ると、何やら怪しい飛行物体が接近しています。 すわっ、札幌でも同時多発テロか?! 百年記念塔は、1968年の「開道100年」を記念して1970年に建設され、高さは100mあります。 40年間の風雪に耐えたものの、現在はかなり老巧化しています。 あと60年経った開道200年には、高さ200mの塔として改築されるかも知れません。 (自分が生きていない先の話だから、無責任に言えるさ) 札幌市の報道発表資料(PDF)によると、札幌市の人口が190万人を越えたそうですが、人口増加は鈍り、高齢化が進行しているらしいです。 これからは、年寄り同士で介護し合う時代・・かも。
posted by 雁来 萌 |19:08 | 雑念 | コメント(0) |
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