2009年05月12日
プリンスリーグ第3節
5月9日(土)の12時過ぎから浜厚真野原公園サッカー場で、プリンスリーグ北海道2009の第3節となる、登別大谷高校との試合がありました。
目が覚めたのは早い時刻だったので、眠り直すと寝坊する恐れもあるから早めに出発しました。 しばらく晴天が続いていたので、途中で墓地に寄って植木に水をやってから浜厚真に向かえば、下を走ってもちょうど良い時刻に着くだろうと思っていました。 ところが羊が丘通の札幌ドームを過ぎたあたりで突然渋滞し始め、花見遊山の渋滞にしては不自然だと思いながら進むと、「ここから清田区」という交差点で大きな事故があって、片側3車線のうちの1車線だけしか通れない状態になっていました。(なるほど) 墓地は水やりだけで掃除は翌日の予定に回し、遅刻しないように高速に乗ったら、急がなかったのに十分間に合いました。 私の場合の「間に合う」という刻限は、第1試合のキックオフ時刻のことです。(笑) 野原サッカー場には天然芝のピッチが3面ありますが、南端(売店側)のピッチは芝を養生中でした。 天気は薄曇のような晴で日射は暖かいものの、南から吹いてくる風は冷たいです。ピッチに対しては横風になり、若干は駐車場側から追い風になったかも知れません。 ここは新千歳空港から離陸する場合の航空路になっているので、ひっきりなしに上空を飛行機が飛んで行き、たまに機体の影がピッチ上を一瞬に通過したりもしました。 登別大谷(赤) vs コンサU-18(白) コンサのスタメンは、GK:松原、DF:大地・松田・鈴木健・十川、MF:菅原・上原・福永・近藤、FW:工藤光・金子 でした。 控えには、今岡、濱田、葛西、中山、奈良、永井、荒野、西田、榊 が入っているようです。 先発の近藤と、控えの今岡・奈良・永井・荒野・榊は1年生なので、今日は6人と節ごとに1人ずつ増殖しています。 立ち上がりから、何となくパスが流れ気味です。 12分に菅原(右端)が打ったシュートがはじかれて、CKを得ました。 このCKからはコンサのチャンスが続きましたが、クリアされたりシュートが外れたりして得点にはなりません。 登別大谷はコンサボールになった途端に自陣に引き篭もるという、徹底した籠城作戦を取っているので、ボールポゼッションは7割か8割方コンサ側にあってパスを回せます。 しかしながら、登別のPエリア内に密集した守備陣の壁が厚く、簡単に破ることは出来ません。 攻め込めないならば遠くから打つのが常道で、18分に福永(右から2人目)が打ったシュートは惜しくもバーの上をかすめて行きました。 31分に得たCKがキャッチされてカウンターを受け、守備の人数が足りてない状態になりました。フリーだった逆サイドの選手にパスを出されなかったのが幸いし、最終的にはボールを奪うことが出来ましたが、気を緩めると危険が待っています。 34分に鈴木が打ったシュートは、相手選手に当たってからバーを越えたのでCKを得ましたが、 これもカウンターを受けて、十川が何とか止めました。 ビッグチャンスは(捨てるほど)沢山ありながら、前半は結局(0-0)で終わりました。 特に、悲観も焦りもありませんでした。 パスをつないで振り回していれば、そのうち相手も(兵糧が尽きて)疲れてくるだろうし、エアポケットも出来るだろうと思われますから。 後半に向けてコンサに交代は無く、登別のキックオフで始まります ・・が、登別の選手はセンターサークルにしかいなくて、後ろから押し上げて攻撃するという気が無いらしく、キックオフシュートでも狙っているのでしょうか。 コンサと対戦する相手は、失点した後に反撃を試みるチームもあるし、無理に勝負をしないで失点を最小限に留めようとするチームもあります。 仮に最小限で済むのならばそういう作戦もアリかと思いますが、どっちかというと捨て身で攻めてくる方が扱い難いと思います。 4分にコンサのFKを工藤が蹴ったところ、相手に当たって距離不足のイエローカードが登別に出ました。 8分に工藤からのパスを受けた金子が右寄りから切り込み、シュートがはじかれてCKを得ました。 この右CKはヘディングでクリアされましたが、続く右クロスに工藤が飛び込んでヘディング、再びCKになりました。 9分になって菅原が蹴り入れたCKをニアの工藤が頭で流し、GKも反応できずにファー側に入って、やっと先取点になりました。(1-0) 工藤は前半にも同様なヘディングを試みており、その時はGKにキャッチされています。 チームメイトが駆け寄って工藤を祝福します。 14分に鈴木あたりが打ったシュートをGKが際どくはじき、 相手のGKは大変です。 18分に左からクロスが入り、ゴール前で工藤がバイシクルシュートを試みましたが、コースが変わって空振りしたのが幸いか、 ファーにいた菅原に届いて「いただき!」というシュートを打ちましたが、GKが脛あたりではじき返しました。 これがゴール前に転がり、近藤(左から2人目)が拾ってゴール中央に打ち込みました。(2-0) 肝心の得点シーンの写真が無いんです・・済みません。 20分頃、大地に代わって奈良が右SBに入り、近藤に代わって荒野が左SHに入りました。 ほとんど攻め放題の様相になってきて、シュートは打つのに惜しくも外れてしまいますが、見物人は笑っていられる余裕があります。 登別のクリアは、力なく転がってタッチラインへ出る程度でした。 26分頃の奈良のオーバーラップ 奈良はプリンスリーグのデビュー戦となり、「奈良、出ろ!」とか「奈良、戻れ!」とか言われながら忙しく走り回っていました。 27分に、金子に代わって榊がFWに入りました。榊は自分で突っ込んで行くし、他の選手が打ったシュートにもちゃんと詰めていました。 30分に榊に向けてフィードしたボールは、やや長過ぎてGKが「フェアキャッチ」かと諦めたら、 榊のスピードに焦ったのか、Pエリアから出てしまいました。 ハンドのファウルになり、GKにはイエローカードが出されました。 これで得たPアーク内でのFKはちょっとトリッキーな打ち方で狙いましたが、ゴールの左へ転がって外れました。 35分に、福永に代わって西田がボランチに入りました。 37分に松田が前線へフィードし、工藤が打ったシュートは大会横断幕を狙ったように飛んで行きました。 ここで、十川に代わって葛西が左SBに入りました。 40分に、工藤と榊とが並んでいた前線にボールを出し、オフサイドにはならずに工藤が拾って左からクロス、上原が打ったシュートでCKを得ました。 菅原が右CKを蹴り入れると、ニアの工藤が1点目と同じようなヘディングで流し込みました。(3-0) これで3回目・・工藤はこのプレイに目覚めたのでしょうか。 43分に榊へボールが出てPエリア内まで突進し、GKもかわしてシュート・・の前にGKが足を払ったようです。 得点機会をファウルで阻止したので、GKにレッドカードが出されました。 GKが交代して6番の選手がアウトし、工藤がPKを蹴ります。 落ち着いて右隅へ転がし(4-0)、工藤はハットトリックになりました。 GKの交代などで時間を使ったためか、手元の時計は48分になっていましたが、右CKで今度はファーから奈良(かがんでいる)がヘディングし、(5-0)となったところで終了の笛が鳴りました。 観客席へ挨拶に向かいます。 工藤は地元だから活躍してと言ったらハットトリックを記録しましたから、次は誰を持ち上げようか・・。 菅原は残念ながら無得点でしたが、4アシストがカウントされると思います。チームとしては、流れの中で点を取れなかったことが気になるかも。
第3節を終わった段階で、3勝したのは1位のコンサと2位の札幌第一、2勝が3位の室蘭大谷、4位の北海、5位の登別大谷 と続いています。 昨年は念願の全勝優勝を果たしたものの、ほとんどのチームに1点ずつ献上するというサービスをしてしまったので、今年の目標は無失点優勝ですかね。(目標は高く、バーゲンは安く) 次の第4節はしばらく間を置いて6月7日(日)に行われ、会場は室蘭入江運動公園で14時10分から札幌新陽高校と対戦します。
posted by 雁来 萌 |07:44 | 闘う若梟 | コメント(0) |
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