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2008年11月07日

Thank you 3days

11月1日(土)から3日(月・祝)までの3日間、「札幌芸術の森」で「Thank you 3days」という催しがありました。

具体的には、芸術の秋を堪能するために駐車場が無料になるとか、野外美術館が無料開放されるとか、佐藤忠良記念子どもアトリエが無料になるとか、芸術の森美術館の観覧料が割引されるとか・・ですが、自分に関係するメリットは、駐車場の回数券1回分(167円)が無料になった程度です。

催しを案内するパンフレット
パンフレット


元々、この特典を目当てにして訪れた訳ではなくて、釧路での新人大会が予定より1日早く終わってしまったため、行きたいけど諦めていた展覧会を見に行けるようになったのです。(嬉しいんだか悲しいんだか)

池に架かる石橋←叩きたくなる性格
泳いでくぐれます

芸術の森美術館では、11月16日まで「國松明日香(くにまつあすか)展」が開催されています。また同時期にサブ展示室で、「國松登展」も開催されています。

観覧者の中には、ご両人が兄弟だと勘違いしてた方もいましたけど、登さんは絵画、明日香さんは彫刻の作品が多い、父子の芸術家です。
明日香さんは女性だと思い込まれることもあるようですが、鉄板を切って曲げて溶接した作品が、厚別公園や札幌ドームを始め市内・外のあちこちに展示されています。→個人HP(円盤をぶつけると音が出ます)

それらの「茶色くて重たい彫刻」というイメージしか持ってなかったんですが、最近の作品は、柱になる四角い鉄棒と、弧状の細い鉄棒と、丸っこいステンレス板とを繋ぎ合わせたモニュメントが多くて、新しい発見でした。
彩色も、白と黒(あるいは光と影)という自分にフィットする組合せで、テーマとしては、風・水・光を表現しているようです。

遠くからは、モニュメント全体が細い鉄棒で連結されているように見えますが、近付いてよく見ると、何個かのブロックに分かれていることが分かります。(触ってませんよ)

さらに、自分の性格としては、接近しているパーツは固定してしまいたいんですけど、それぞれのパーツは端っこで固定されているだけで、途中の部分は宙に浮いている状態でした。(何となく不安・笑)
その状態を確認するために、壁に顔を押し当てて横から確かめる怪しい観覧者が私です。

美術館を出る頃に雨が結構な強さで降ってきたので、やむなくミュージアムショップで400円のビニール傘を買いましたが、隣の施設に移動してクラフト展を見てるうちに上がってしまいました。
雨粒が落ちる池

雨上がりのせいもあって、紅葉が進む園内は絵葉書のような景色ですが、はるか後方には雪雲が流れていて・・もうすぐお正月です。
ガラス工芸館
 

かつて明日香さんは、胆振の飛生(とびう:白老と登別の間の山間部)で小学校の廃校舎に住みながらアトリエとしても使っていて、お世話になったことがあります。(何の世話だ・笑)
その頃は、かつての職員室にはストーブが置いてあって、物置のような部屋では理科の教材が埃を被ったまま残っていました。


posted by 雁来 萌 |20:13 | 雑念 | コメント(0) |

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