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2008年09月22日

高円宮杯(U-15)全道・準決勝

9月20日(土)に札幌アミューズメントパークの人工芝で、高円宮杯(U-15)・北海道大会の準決勝2試合が行われました。

3回戦までの中標津会場で勝ち上がったのは、SSSジュニアユースとコンサドーレ旭川U-15、芦別会場で勝ち上がったのは、コンサドーレ札幌U-15ユニオンジュニアユース、となりました。
この4チームで、北海道大会の優勝と全日本ユース選手権への出場権(2チーム)を争います。
試合時間は40分の前後半です。


【準決勝・第一試合】
晴天弱風の下、第一試合が10時から始まりました。
旭川U-15(赤黒) vs SSS(青黄)
試合開始
旭川のスタメンは、GK:今岡、DF:田中・伊藤・成田・河原、MF:玉田・岸本・阿羅・中澤・山下、FW:武井 という、4-5-1になってるように見えます。
控えには、武島・吉本・後藤・細岡・森木・高木・小手川・澤田 が入っているように見えます。

SSSでは、札幌U-12出身の中西健太くんがGK、板垣翔太くんがFWに出場しています。

昨年の決勝ではロスタイムに決勝点を上げてSSSに勝ち、全日本大会への出場を機に旭川地区後援会が作成したらしい横断幕は立派です。
旭川後援会

開始前の円陣
円陣

立ち上がりのしばらくは、互いに深追いせずに様子を見ていましたが、チャンスはSSSに多く、サイドからのクロスやFKを打たれました。
9分には、SSSの右CKをパンチングで逃れました。
パンチで逃れる

旭川も、10分には阿羅と武井とで左サイドを攻め上がって得たCKがありましたが、クリアされました。
なだれ込む

足元に出す速いパスやフィードの精度はSSSの方に分があるように見えるし、空中戦もほとんど旭川が競り負けていました。

23分に玉田が接触プレイで痛みましたがプレイは続けられ、阿羅のシュートが外れた時点で相手にイエローカードが出されました。玉田はピッチ外で手当てを受けます。
玉田痛む
さりげなくスポンサー様(進藤病院)の宣伝もせねば。(笑)
前半は得失点なく終わり(0-0)、SSSに3枚のイエローカードが出ました。
 

交代なく後半が始まりました。
従来のSSSのプレイスタイル(のイメージ)に反し、カウンターからの速攻が影を潜めているように感じます。

SSSのFWの片方は、小柄な板垣くんです。
板垣翔太

20分に、岸本に代わって吉本が同じ位置に入りました。

次第にSSSの馬力が無くなってきたように感じられ、旭川がパスを繋いで攻め込むチャンスも出てきて、山下のオシャレなパスや、阿羅との連携で持ち上がる場面が多くなりました。

22分にはゴール前での混戦になるチャンスがありましたが、惜しくも押し込めません。
外れる

25分に得た右CKを中澤が蹴り入れ、左からのヘディングはこぼれたものの、右寄りから武井(倒れてる)が詰めて遂に押し込みました。(1-0)
武井の先制点
後半も半分を過ぎてから先制点を奪い、俄然、勢いが付いてきました。

決定力は伴わないながらも波状攻撃となり、35分には阿羅(フレーム外?)が右寄りからシュートを打つと、左ポストに当たってからゴール内に転がり込みました。(2-0)
阿羅の追加点

39分に攻め込まれたピンチはオフサイドで救われ、ここで武井に代わって澤田がFWに入りました。

負傷の手当てもあったので、2分ほど時間を取ってから終了の笛が鳴りました。
全国出場ケテーイ
SSSのGK中西くんはショックでしばらく座り込んでしまい、挨拶の列に合流するのが遅れました。

旭川の選手達がスタッフと共にギャラリーへ挨拶しに来ると、「君たちは」の掛け声に続いて「最高だ~っ!」と唱和が起こりました。
君たちは・・最高だー!!


【準決勝・第二試合】
わずかに雲があるものの、晴天の中で12時半から第二試合が始まりました。
ユニオン(白) vs 札幌U-15(赤黒)
試合開始
札幌のスタメンは、GK:伊藤、DF:坂本・松浦・永井・堀米、MF:高木・荒野・中川・神田、FW:下田・近藤 でした。
控えには、花田・和田・石井・菊地・小山内・安居・深井・中原・前 が入っているように見えます。

ユニオンでは、札幌U-12出身の生田翔くんがMFに出場しています。

札幌の円陣は、立ったままで手拍子を取りながら「赤黒の勇者」を歌いました。
赤黒の勇者

ボールポゼッションは圧倒的にコンサが多く、ボールを回しながらチャンスを窺っています。
しかしながら、チャンスは多いながら惜しくも外れるシーンの繰り返しで、じれったい展開が続きます。焦らずに繰り返していれば、いずれ結果は付いてくると思われましたけども。

21分に中川(右)が相手ボールを奪ってドリブル突破・・しかけたところで不意にミドルシュートを打ち、これがGKの手をすり抜けてゴール右上隅に吸い込まれました。(1-0)
中川の先制点
この場面でこんなシュートを打とうとするアイディアは、さすがに中川くんです。ユニオンの選手との当たりでは体格面で不利に見えますが、倒されずに競り勝つフィジカルの強さも備わっています。

33分に、高木の右クロスに近藤が競るも、生かせません。
近藤競る
もう一方のFWである下田が強引に突進する姿にも得点の臭いはしますが、前半は1点だけで終わりました。

ユニオンの生田くんは、コンサU-12時代には板垣くんと共に「チビッ子コンビ」という感じでした。
生田翔
 

交代なく後半が始まりました。
8分に、高木に代わって小山内が同じ位置に入りました。

12分に小山内が右をえぐってクロスを入れると、中央で近藤が合わせ空振りし、流れたボールを左寄りから神田(左端)がシュート、ゴール右隅に刺さりました。(2-0)
神田の追加点

16分の左クロスに小山内が飛び込んでGKと接触し、ファウルを取られました。
貴哉負傷
しかし小山内の方が顔面を打って鼻血を出してしまい、治療のために一旦アウトしました。

25分に、中川に代わって前が入りました。
32分には神田に代わって和田がDFに入り、堀米がボランチに上がりました。
さらに37分には下田に代わって中原が左SHに入り、前がFWに上がりました。

この試合も負傷の手当てがあったため、手元の時計が2分ほど過ぎて小山内の右クロスが左へ外れたところで終了になりました。
試合終了


この結果、旭川U-15と札幌U-15とが21日の決勝を闘うことになり、兄弟チームが揃って全日本選手権へ出場することになりました。
旭川U-15は昨年に続いて2回目の出場、札幌U-15は2004年以来4年ぶりの出場になります。
過去には札幌U-15の準優勝が最高の成績でしたから、歴史を塗り替えるような好成績を期待せずにはいられません。

私服で冷やかし観戦に来ていたU-12の選手達
U-12の選手達
ルーニーときたもんだ・・君たちも頑張ってくれよ。


posted by 雁来 萌 |23:16 | 闘う若梟 | コメント(0) |

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