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2008年07月16日

北海道クラブユース選手権(U-15)決勝

7月13日(日)の11時から夕張市の平和運動公園で、日本クラブユース選手権(U-15)の北海道予選を兼ねる、北海道クラブユース選手権(U-15)の決勝が行われました。

前日に行われた準決勝では、コンサ札幌がユニオンを(2-0)で降して決勝に進み、一方、札幌ジュニアはDOHTO Jr.を(2-0)で降して決勝に進んでいます。

そう言えば、昨年の決勝でSSSに惨敗し、全国大会出場を逃してしまった試合が、「いちご白書~」のように鮮やかによみがえります。

札幌ジュニア(白) vs コンサ札幌(赤黒)
試合開始
コンサのスタメンは、GK:伊藤、DF:坂本・永井・松浦・堀米、MF:高木・荒野・深井・神田、FW:小山内・下田 でした。
ベンチの控えには、阿波加・和田・石井・中川・盛本・安居・近藤・前・宮本 の選手達が見えます。
このうち、阿波加・堀米・深井・神田・下田 が2年生です。

円陣を組んでさぁ開始・・と思ったら、
円陣
ゴールネットに綻びがあるとのことで、補修してから始まりました。(ここが夕張であることを再認識)

かなり雲が多く、風があって爽やかでした。雨もポツリと落ちて来ましたが、気になるほどではありません。

立ち上がりは一進一退という感じで、互いに形を保って攻めるし堅実に守るという応酬でした。

16分に右の坂本が攻め上がったチャンスで、後方から打ったシュートは右へ外れて行きました。(入ってるように見えますけど)
右へ外れる

24分に荒野から小山内へスルーが出て、ビッグチャンスになりかけましたが、オフサイドでした。
貴哉オフサイド
この後はしばらく膠着状態が続き、コンサ側ではサイドに開く展開が多かったように思います。

時計が35分になった時にロスタイム2分の掲示があり、右CKを高木が蹴り入れて松浦がヘディングを打ちましたが、こぼれてしまいました。
松浦のヘッド

ロスタイムも終わりかけて、「また前半は(0-0)か」と思い始めた頃に、左CKを得て高木が蹴り入れ、中央で下田(左ポスト)がヘディングで叩き付けると、相手の足に当たってゴール内に飛び込みました。(1-0)
下田のヘッドで先制
選手達が相手のゴールライン近くに駆け寄って喜び合っていたので、そりゃぁ注意を受けます。
1点をリードして、間もなく前半が終了しました。

コンサはパスワークで相手を崩しながら隙を狙いますが、札幌ジュニアはコンサの思い通りにさせずに突破を抑えるという対応で、それはある程度できていたようです。
そのためか、コンサ側に無理なファウルを引き起こし、時々咎められていました。
 

後半の円陣のメンバーを見ると、交代なく始まるんだな・・と思っていたら、再びゴールを補修するのにやや手間取りました。そんなに強いシュートだったかな・・。

後半の立ち上がりから、いきなりガンガン攻め立てましたが、得点には結び付きませんでした。

しかし7分に堀米が左サイドを猛然と駆け上がり、ドリブルで相手を3・4人抜いて深い位置から左足でシュート、直線的に右のサイドネットに刺さりました。(2-0)
悠斗の独り舞台
もう、痛快な突破とシュートで、与えた打撃は大きかっただろうと思います。

札幌ジュニアが気落ちしたせいもあるのか、コンサ側のインターセプトが冴えて、ボールを奪い易くなりました。

12分に、深井に代わって中川が左SHに入りました。途端に中川の突破があり、堀米と中川とのコンビで左サイドを攻め上がるシーンが多くなりました。

16分に小山内が右ライン近くでファウルを受け、このFKを高木が蹴り入れて小山内が中央でヘッド、しかしボールはバーを越えて行きました。
貴哉のヘッドは上へ

20分に下田に代わって近藤が入り、マタドールの登場でクライマックスを迎えます。
直後に高木からのパスを受けた中川(右端)が右寄りを突進し、ゴールライン近くまで侵入してから中央に送ると、GKも誘い出されていたので、近藤は足を合わせるだけで押し込めました。(3-0)
マタドール復帰弾

故障から復帰した近藤の追加点なので、アップ中の控え選手達も加わって大喜びしたため、速やかに戻るよう審判から促されています。
所定の位置へ

25分に中川からパスを受けた高木が突進してCKを得たところで、堀米に代わって和田が左SBに入りました。
この頃には、ほとんどハーフピッチ内で攻撃する展開になりました。
28分には神田に代わって盛本が右SHに入り、荒野がトップ下に上がって高木がボランチに下がりました。

ところが30分にカウンターを受け、4人対4人くらいで足りないかも・・と思った途端に右ライン近くの遠めからシュートを打たれ、バーに当たってゴール内にバウンドしました。(3-1)
幸か不幸か、このシーンの写真は失敗しています。

この後で、坂本に代わって前がFWに入り、小山内が右SBに下がりました。
33分頃からは、コーナー付近でキープすることが多くなったものの、喜び過ぎて時間を使ってしまったせいか、3分ほどあったロスタイムの中ではボールを失ってしまうシーンもありました。

終了時にはベンチからも雄叫びが上がり、選手達は抱き合ったりハイタッチしたりで喜んでいます。
キャプテンの荒野は、ひれ伏すように座り込んでピッチを叩きました。彼は昨年の決勝で先制点を上げながら、試合には敗退してしまった悔しい思いをしています。自身も本調子ではない状態で、キャプテンを務めているのは辛かったに違いありません。


試合後に、全員が整列して表彰式が行われました。
表彰式
主力に故障者が多い状態で、よくここまで闘ってきました。

記念撮影を何種類か撮り、3年生とスタッフとのショットには、
記念撮影
ユースバスの運転手さんも選手達から呼ばれて加わりました。

テントの片付け・・分解するのにも四苦八苦しているんだから、組み立てるなんて到底無理なようです。
パズルだ

ユースバスの後ろのドアが開いていて、バッグが見えました。
必勝祈願
この御守が役に立ったのでしょうか。
全国大会ではベストな状態で活躍して欲しいなぁ・・と考えながら夕張を後にしました。

大会の主催者である北海道クラブユース連盟のページに集合写真が載っていますが、なぜかスコアは間違っています。

LSINのページには戦評も載っています。


posted by 雁来 萌 |07:25 | 闘う若梟 | コメント(2) |

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この記事に対するコメント一覧
Re:北海道クラブユース選手権(U-15)決勝

こんにちは(*^_^*)
あれから一年たったんですね。
ピッチに泣き崩れた姿が忘れられません。
今年は夕張の地で最高の笑顔で終われてよかったわ。
ユースは今週末、浜厚真で飛び跳ねて喜んでほしいと思います。
いつもありがとうございます。これからも宜しくお願いします。

posted by ☆いちご☆| 2008-07-16 13:28

少年老い易く、中年痩せ難し

一年が経つのは早いものですね。
クラセンはいつも劇的な結果で終わるので、見てるだけでも疲れる感じがします。
去年は高円宮杯も落としてしまい、選手達はもとより、スタッフやご家族も苦しかったのではないかと思います。

差し当たってはクラセンの全国大会に頑張ってもらい、カブスリーグと高円宮杯・全道を制覇して三冠王の達成を狙う・・ですかね。
もちろんプリンスリーグも連覇して、穏やかな気持ちで国際ユースを見たいところです。

今後もよろしくお願いします。

posted by 萌| 2008-07-16 23:30

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