2008年04月26日
初めて見る干上がった池
先週の金曜日に、札幌芸術の森へ行ってきました。 ここは1年に数回は訪れています。主には美術館や工芸館を見るのがお目当てであり、野外美術館を歩いて回るのは、嫌いじゃないけど滅多にありません。(だから運動不足になるんだ)
駐車場から美術館に向かって歩いているとビックリ、 芸術の森のシンボルの一つとも言える池が、干上がっていました。 何やら、バキュームカーのような作業車も使って、池の水を汲み上げたようです。ここで暮らしていた魚達はどうなったんだろう、と思いを馳せます・・まさか、あのバキュームカーの中に!? 初めて見る池の底はコンクリートじゃなくて、 自然状態の岩の表面がむき出しになっているようです・・と言うか、「土をよけて岩を削って池の土台を作った」という言い方が正しいのでしょう。 考えてみれば、わざわざコンクリートを流して池の底を作るようなことはあり得ませんね、水族館じゃないんだから。 ここに再び水を満たす過程を微速度撮影で記録すれば、インスタレーション的な芸術作品になるのではないかと・・。 美術館の前の池では、マガモが悠々と泳いでいました。 このマガモ達は結構悪食だし、マガモの顔に振舞うので、仲間同士で争いが起こります。人間から見れば仲間同士に見えたとしても、彼らからすれば競争相手なのカモ知れません。 美術館の中庭ニハ、 かつて冒頭の池に浮かべてあった、風を受けて動き回るオブジェが鎮座していました。(許可を得て撮影) この中庭には以前、有名なゲージツカの作品である(何の変哲も無く見える)岩を展示してあったんですが、その岩のレンタル料を払うのが難しいので、作品をお返しすることになりました。 その空白になったスペースを埋めるために、一時的に避難しているオブジェを代わりに据えるというのは、なかなかのトンチと言うか、やりくり上手ですね。 私が最も興味があるのは、工芸館のミュージアムショップ「ベストポケット」で、ここはなるべくお金を持たないで行くようにします。たくさん持ってると、何でも買いたくなっちゃうから。(笑) ところがこの日は、明日から展示替えをするので休館という、とんでもない厄日でした。 美術館の方のショップにも、最近は面白くてたまらない作品が並んでいます。待ち針を刺しておくクッションなのに、なんでフサフサの尻尾が生えてるの? と思いながら、笑いをこらえるのに苦しみます。 のんびりした時間を過ごして駐車場に戻る手前の草地に 柵を回しているのは理由があって、エゾエンゴサクやカタクリが咲いています。 恥ずかしそうに下を向いているカタクリのアップ↓ そのうち、エンレイソウの花も咲いてきます。 この写真を撮ってる傍らを女性が通り過ぎて間もなく、かん高い音がしたので振り向くと、歩道に木の枝が落ちていました。 ちょうど歩いてる人の頭上に落ちてきたら、どうなっていたんでしょう。きっと、万有引力の存在を確信したに違いなく・・。 雪が多かった南区も、もうすぐ春ですねぇ。 どういう風の吹き回しか、駐車場の回数券が、かなりお安くなっています。 以前は5回分の料金で6回利用できる、という程度のセコい真っ当な割引率だったんですが、現在は2回分の料金で6回利用できるほどのお得な料金に設定されています。 1回当たりの駐車料が500円から167円に下がるんですから、破格(3分の1)の割引です。(何度も訪れる人にとっては) ということを園内に入ってから知ったので、そんならそうと入場ゲートで教えてくれれば良かったのに、と思いますよね。 入場ゲートにそういう表示があったのかどうか思い出せませんが、少なくとも目立つ表示は無かったと思います。ゲートの係員から、一見さんだと解釈されたのなら仕方がありませんけど、ちょっと残念です。 確かに、この施設まで公共交通機関(バスのみ)を使って来る人は少ないでしょうから、自家用車で訪れる来場者を増やすためには、駐車料金を安くするのは有効な方策かも知れません。 開業時と違って、駐車場が満車で入れないような事態に、最近はお目にかかっていません。(GWなどの混雑状況は知りませんが)
posted by 雁来 萌 |00:11 | 雑念 | コメント(0) |
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