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2008年02月26日

80%オフのバーゲン

先月に某デパートで気に入った帽子を見つけたんですが、値段が7千いくらかだったので、「そこまでして買うほどの物でもなかろう」と考えて帰って来ました。

でもやっぱり欲しいなぁ・・と考える日が続いて、様子を見に行くことにしました。既に売れてしまってるかも知れないけれど、それなら諦めも付くだろうし・・という発想もありました。

ところがまだ売れ残っていて、値札を改めて確かめると、正価のタグの他に「¥2100」という札が付いてました。細かい計算はその場で出来ませんが、70%オフ以下の値段なので、迷うことなく買い求めました。(←また余計な散財)


本題はそんなことではなくて(笑)、2月11日(月・祝)に、札幌コンベンションセンターで「サポーターズ集会」なる催しがありました。
減・増資に関するHFCによる説明の中で、減資のお願いをして回った先での反応について紹介されていました。

以前から出資してた会社は今後の出資額が「80%オフ」になり、簿価が20%に減る。一方、これから出資する会社は出資額がそのまま生きるから、「後から出資した方が得だよね?」という反応があったそうです。
そうは言いながらも、その会社は減資を了承して頂いた、という話だったと記憶しています。

その「後から出資した方が得」という発想は、数の計算としては正しいでしょうけど、「より大きいよね?」と言っているように聞こえました。数字の比較だけなら、子供でも出来ますから。

会場のコンベンションセンターの中庭(2008.2.11)
モノトーンな造形
カラー撮影なのに、モノクロ写真のように見えます。


ワタシ、吹雪の日に風上に向かって歩くのが好きなんです。オカシイかも知れませんけど。
吹雪の日には、前の人の背中に隠れて後ろから付いて歩いた方が楽に決まってますよ。
雪が積もった道を歩く時は、人が付けた足跡を辿って歩いた方が楽に決まってますよ。
だけど、それで楽しいんでしょうかね。


目の前に原始林があったとしたら、その向こうに何があるのか、自分が最初に知りたいと思うんですよ。
旅の楽しみって、知らない土地に行って自分が知らない物(事)を発見することが旅の楽しみなはずで、向こうに何があるのか皆に知れわたってから、人が付けた道を歩いて行って、「あぁ、やっぱりあった。」と納得するのって嬉しいでしょうかね。

道が無い所に分け入って、最初に藪を切り開きながら進んだ人がいるからこそ、次に来た人が少し楽に通れるし、その次に来た人はもっと楽に歩けるのであって、後から来た方が楽に通れるに決まってますよ。
今じゃ車に乗ってアッという間に峠を越えられるのは、ヤブカに刺されながら大木を切り倒して熊笹を切り払った人達がいるからだ、ってことを忘れてはいけないですよね。

本願寺道路と呼ばれた230号線・中山峠のバス停
中山峠
昭和31年頃の写真と思われ、後ろに道南バスのバス停が立っています。こんな山小屋のようなトイレしか無かっただなんて・・。


毒キノコを食べて死んだ人がいるからこそ、そのキノコに毒があることが分かるのだし、新薬の治験に協力した人がいたり、自分の身内を使って種痘を試した人がいるからこそ、多くの人が助かっているのに違いなくて・・納豆を食べようと最初に考えた人なんて、信じられない命知らずですよね。

電気製品でも、今まで無かった得体の知れない代物って面白いですよね。
一体、何に使うのか分からない(説明されてない)けど、何に使うのか、どんな使い方をするのかを発見するのは自分次第、というモノってワクワクします。(大抵の場合は、役にも立たない飾りや燃えないゴミになってしまうんですけど・笑)

改良されて後からリリースされた新製品の方が機能がたくさん詰まってて、便利で割安になるのはアタリマエですけども、改良されるのを待ってから(割安な)新製品を買っても、なぜか得した気分にはなれないんです、ワタシの場合。

大雪の日って、雪が降ってる最中にも雪かきをしなければならないのに、雪が降り終わるのを待ってたら埋もれてしまいます。
他人が全てお膳立てしてくれるのを待ってから、おもむろに腰を上げる・・そんな人は北海道にいても役に立たないんじゃないかと思ってしまいます。

だから、安売りの帽子を買って喜んでいてはいけない・・のかも。


posted by 雁来 萌 |07:51 | 雑念 | コメント(0) |

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