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2007年09月21日

蕎麦と雪と絵本の旅

先週末に士別へ行った折、ホテル「道の駅」で寝てると(騒音や寒さで)朝早く目が覚めるので、17日の早朝に幌加内方面へ散策に行ってきました。

朝霧
途中で見た、霧がかかる山林と畑地の風景
近くの路上には、トンビ1羽とキタキツネ1匹が横たわっていました。酔って寝込んでいた訳じゃないだろうと思いますけど。
エゾリスが横切ったりもして・・この辺は横断歩道が無いので止むを得ません。

道の駅「森と湖の里ほろかない」のすぐ手前に、
石碑
何やら怪しい看板と石碑が立っていたので、堀 淳一先生になった気分で調査しました。こういう手作りの怪しい看板は大好きです。

説明看板
旧深名線の「第三雨竜川鉄橋」を建設する工事で犠牲者が出たことと、深名線が廃止になって鉄橋も撤去されるのが惜しくて保存されることになったこと、などが書かれていました。
詳しく知りたい方は↓拡大画像(420KB)を読んで下さい。
http://www.consadole.net/account/kariki/images/20070921-13.jpg

鉄橋
保存運動の甲斐あって鉄橋は残されましたが、レールはありません。堀先生が向こうから歩いて来るような錯覚を感じます。

遠景
道路脇の斜面の上から眺めると・・良い感じの霧に包まれて、廃虚に相応しい雰囲気です。

幌加内町は、(非公式に)日本一寒い町であり、蕎麦の栽培面積が日本一広いし、日本最大の人造湖(朱鞠内湖)がある町です・・自慢していいのかどうか迷う話ばかりですけど。(蕎麦は嫌いだし)

道の駅の物産館は8時に開館するので仮眠しながら待っていましたが、懸念した通りに(蕎麦関連の商品以外は)何もありませんでした。
物産館屋根
物産館の屋根には、雪結晶を思わせる六角形の模様が軽く?あしらわれています。

入口扉
何となくクリスタル:物産館の扉にも雪結晶のオブジェが付いています。内側の扉では、巨大な蛾が羽を休めていました。

街灯は誘蛾灯
幌加内町の街灯にも、雪結晶が使われています。
ここにも蛾が止まってるし。

「せいわ温泉ルオント」という温泉施設はすぐ隣にあって、
姓は温泉、名はルオント
壁や柱に雪結晶が描かれています。
雪結晶
しかし、ここの売店が開くのは10時で、それまで待っていては試合に遅れてしまうので諦めました。

士別へ戻る途中の郊外にトヨタのテストコースがあって、「士別試験場」と言うらしいです。
高い柵で囲まれた構内は撮影禁止なので写真はありませんが、昔、道路脇に雪が積もっていた時期に雪の上を歩いて小高い丘まで登り、写真を撮ったことがあります。(撮影禁止って知らなかったから)

士別市の隣の剣淵町は「絵本の里」であり、今度の週末でオープン一周年を迎える道の駅の名前も「絵本の里けんぶち」となっています。

「絵本の館」の入口にあるモニュメント
恐竜の卵
この施設のテーマは「たまご」のようです。建物の形も卵形だし、卵形をした部屋もあるし、その部屋の中に「木の砂場」があって、卵形をした木の玉砂利が10万個も入った平たい桶の中で、木の玉をかき回したり滑り台から滑り込んだり出来ます。
昔、この「絵本の館」が旧役場庁舎を利用していた頃にも訪れたことがあります。その建物のドールハウスのような雰囲気も捨て難かったんですが、宇宙船や潜水艦のようなカラクリっぽい現在の建物も良い味を出しています。

屯田兵屋
以前にも訪れたことがある屯田兵屋は修復・復元された建物であり、板壁は現代の材料を使って古臭い色に塗装されています。
明治の建築であるはずなのに、最近訪れた「明日萌駅」(昭和初期という設定)よりも新しく見えるのは、著しい違和感を生じさせます。(屯田兵の末裔の感想)

この辺の地域にはスキー場が多く、
  ・ぴっぷ(北嶺)スキー場
  ・和寒東山スキー場
  ・剣淵びばからすスキー場
  ・名寄ピヤシリスキー場
と、それぞれの町毎にスキー場があって、昔は週末に2泊3日とかして5・6ヶ所のスキー場を武者修行して回ったもんです。
スキー場の駐車場で車中泊するのは結構寒く(冬だから当然)、それに比べたら最近の道の駅には売店や温泉まで揃っていて、極楽浄土か竜宮城か、と思うほどの快適(怠惰)な時間を過ごせます。


posted by 雁来 萌 |23:18 | 蝦夷の細道 | コメント(0) |

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